反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
カレンダー

タグ:観戦記 ( 1492 ) タグの人気記事

Krush.92の感想

 ラスト3試合がスカッとするKO決着。いい興行だった。

大和哲也〇-×ツイ・ジェンホイ(2R KO)
 序盤から大和がロー。ツイのパンチが大和の顔面に入る場面もあったが、1R終盤には大和の左右のフックがツイを捉える。
 2Rも大和が奥足へのローをヒット。ツイもパンチを打ち返していくが、次第にローをもらい足が流れるようになる。最後は大和の左ボディをもらったツイが悶絶するようにダウンしフィニッシュ。野杁返上後のK-1スーパーライト級戦線は大和が軸になってくるか。

野杁正明〇-×ヤン・ハオドン(1R KO)
 開始早々、野杁のスピードのある左ジャブが次々とヤンの顔面にヒット。そこからロー、ボディ、アッパーと高速のコンビネーションを繰り出していくと、最後は左右のコンビネーションから左ハイ一閃!階級を上げて逆に凄みを増した感じすらする。こりゃK-1ウェルター級を制圧する日も近そう。

KANA〇-×リュウ・シーベイ(2R KO)
 KANAがガンガン距離を詰めながら左右のパンチとロー、ミドルを連打。ちょっと力み過ぎている感じもあったが、とにかく尋常でないKANAの圧力にシーベイは下がらせられる一方で、1R2分過ぎにボディをもらい膝に手をつきながらダウン。この後もKANAの勢いは止まらず、2Rに左ミドルを打ち込んだところでシーベイが悶絶ダウン。やや荒っぽい印象もあったのでこの戦い方はリスクも高そうだが、KANAがKO続きの大会のメインという重責にきっちりと応えてみせた。

[PR]
by nugueira | 2018-08-18 22:07 | Krush | Comments(0)

RIZIN.12の感想

 Gyaoで主だったカードを見た感想。

日沖発×-〇朝倉未来(1R KO)
 日沖前蹴り。朝倉は飛び込みながらのパンチを出していく。日沖がタックルにいくがテイクダウンは取れない。さらに反り投げにいくが、つぶされてしまい日沖が下に。日沖がサブミッションを狙っていくが朝倉が立ち上がる。スタンドに戻り、思い切り左右のパンチを振るう朝倉。日沖が頭を下げたところに左ハイがクリーンヒット!すぐさま朝倉がパウンドに行きストップ!
 最近の日沖の戦績からしてあり得る結果だとは思っていたが、実際に目の当たりにするとやっぱり衝撃。朝倉兄弟は勢いあるなあ。

元谷友貴〇-×祖根寿麻(2R 裸絞め)
 祖根がパンチ連打からリフトアップしテイクダウン。しかし元谷はすぐさまギロチンへ。元谷が立ち上がると祖根がタックルに行くが、元谷はまたもギロチンで迎撃。スタンドに戻ると打撃の回転力では祖根がやや優勢か。
 2R、祖根がパンチからロー。更にタックルに行くが、元谷はギロチンで対応。下になる元谷だがしつこい仕掛けを続け、体を入れ替えると逆にコーナーへ押し込む。スタンドに戻った後、元谷がシングルレッグ。逃げようとした祖根のバックを取ると、一気にチョークで締め上げ一本。元谷はシュートボクセで修行した割に打撃ではやや後手を取ったが、際の動きの速さで上回った。

矢地祐介×-〇ルイス・グスタボ(2R KO)
 開始からガンガン前に出てパンチを振るっていくグスタボ。さらにタックルからテイクダウンを奪いパウンドを入れる。矢地は時折パンチやヒザは入るものの、後手に回ってしまっている。
 2R早々、矢地がタックルからテイクダウン。しかしグスタボは立ち上がると跳びヒザからのパンチ連打。カットで流血した矢地にドクターチェックが入った後、グスタボが再びパンチで攻勢。最後は矢地がパンチを振り回したところに右フックを合わせ、矢地がうつぶせにダウン。初来日のグスタボが衝撃のKO勝利。
 矢地はこれまでの貯金が一気にチャラにされかねない敗戦。ってそもそもそれほどの貯金もないのかもしれないが。グスタボはスクランブル出場だったが、「活きのいい外国人」の典型例のような戦いぶりを見せてくれた。やっぱりピークを過ぎた元UFCファイターよりはこういう若手を引っ張ってきた方が面白くなるか。

[PR]
by nugueira | 2018-08-15 23:45 | RIZIN | Comments(2)

G1 CLIMAX(優勝決定戦)

 2018年の夏男決定戦、棚橋弘至vs飯伏幸太を新日本プロレスワールドで観戦。棚橋のセコンドに柴田が着いたのにはやられた…。これもう、棚橋が負けるわけにいかない流れでしょう。

 試合の方は飯伏の人でなしドライバーやエプロンでのフットスタンプに始まり、棚橋の場外ハイフライフロー、飯伏の三角跳びラ・ケブラーダと互いの大技を出し合う。とはいえエグい技を出していくのは主に飯伏で、昨日の飯伏vsケニーのような危険度をこれでもかと競うような展開にはならない。もっとも棚橋にそういう試合を求めている人は基本的にいないはずで、どっちの試合が上か下かという話ではないのだが。
 この後も飯伏の攻勢は続き、ロープ越しのぶっこ抜きジャーマン、スワンダイブ式ケブラーダ、膝から落ちるその場跳びムーンサルト…と大技を次々に繰り出していくが、それを耐え抜き続ける棚橋。20分過ぎからはお互いの気持ちを確かめ合うような打撃戦が延々と繰り広げられる。飯伏のカミゴェを切り返し続けた棚橋はスリングブレイドやツイスト&シャウトで流れを引き戻すと、そこから一気にハイフライフロー3連発で3カウント!3年ぶり3度目となる棚橋の優勝で今年のG1の幕が下りた。

 開幕戦では鈴木みのるに勝利を収めたものの、コンディションの悪さが目立った棚橋。そこから終盤戦に向けてギアを上げていき、オカダ戦、飯伏戦につなげていったのはお見事。それでも今回は、飯伏が勝って新しい歴史が刻まれる瞬間を見たかったなあ。9月公開の主演映画のプロモーションが見え隠れしてしまうのも、今回の棚橋の優勝に素直に乗れない一因。「面倒くさいプロレスファンの発言」の典型例であることは自覚していますが。
 棚橋にとってケニー戦が積み残しの宿題になっているのは確かだが、ドームのメインイベントでケニー相手に、観客の期待値をクリアするパフォーマンスを見せられるだろうか。10月の両国でオカダが権利証を奪取、というのが頭に浮かんだシナリオなのだが、はてさてどうなるか。

[PR]
by nugueira | 2018-08-12 23:14 | 新日本プロレス | Comments(0)

G1 CLIMAX(武道館二日目)

 Bブロック最終戦を息子と一緒に会場観戦。武道館は本当に久しぶりだったが、最上段まで空席なしの正真正銘超満員は壮観。一時期のNOAHでもこの光景はそうそう見れらなかったのでは。空調の効きがイマイチで観戦コンディション的には辛かったけど。

 前座では本間朋晃が6人タッグに出場。前半はつかまったものの、こけしでCHAOS勢をなぎ倒すと最後は真壁のキングコングニーでフィニッシュ。試合後は本間の目にも、見ているこっちの目にも涙が。

 Bブロック公式戦、まずは矢野通vsタマ・トンガ。バレットクラブOGが乱入した場合は罰金&出場停止3ヵ月、という異例の予告がされている中でのスタートだったが、案の定ファレとタンガ・ロアが花道に姿を見せる。しかしそこにメイ社長が登場しファレたちを排除!さすが敏腕経営者、プロレス会社の企業文化を理解するのも早い。(この後、「バレットクラブOGは無事武道館を後にしました」という場内放送のオマケつき。)

 結果的にこの日の裏メインとなったのが石井vs SANADA。石井がスカルエンド、SANADAがスライディングラリアットと互いの技を出し合うと、SANADAの再三のサウンディングボディプレスを回避した石井がなんとシャイニングウィザード!最後は石井が垂直落下ブレーンバスターでフィニッシュしたが、SANADAはもっとシングルプレイヤーとして評価されるべきだなあ。

 セミは勝ち点12の内藤と勝ち点10のザック・セイバーJrが激突。ザックの関節技に苦しめられつつも内藤が首攻めでペースを奪い返すが、最後はザックがデスティーノを切り返しザックドライバー!内藤はザックにリベンジしないことにはドームを迎えられない雰囲気になってきた。

 そしてメインのケニー・オメガvs飯伏幸太は、期待通り6年間の空白を埋めるかのような大技の応酬。これはもう、多少なりとも関心があるなら四の五の言わずに新日本プロレスワールドと契約して見返した方がいい。
 序盤にエプロンでの人でなしドライバーが出た時点で場内は異様なボルテージ。5分経過のアナウンスが流れた時点で「まだ5分しか経ってないの!?」と驚いてしまった。中盤に飯伏がカミゴェを入れるが、3カウントは取れず。Vトリガーで一気に流れを変えられるオメガがペースを握るが、20分過ぎに飯伏がコーナー最上段からのフットスタンプ!さらに雪崩式タイガードライバーからのカミゴェで3カウント!
 これにより飯伏が逆転でBブロック首位となり、優勝決定戦で棚橋と激突。ここまで来たら飯伏に勝ってほしいが、主演映画のプロモーションも考え合わせると流れは棚橋かなあ…。

[PR]
by nugueira | 2018-08-11 23:34 | 新日本プロレス | Comments(0)

G1 CLIMAX(武道館初日)

 Aブロック最終戦は新日本プロレスワールドで視聴。昔(2000年代前半)は仕事早退して金曜の両国に行ったこともあったが、便利な時代になったよなあ。

 勝ち点はともかく猛威を振るうバレットクラブOGだが、ここに来てタマ・トンガのSNS上での不適切発言など急に不穏な情勢に。団体HPに「今度乱入したら出場停止・罰金」という告知が出るのを初めて見たが、舞台裏で相当ゴタゴタしているんだろうか。明日はいつもと違う意味でハラハラしそう。

 展開如何ではブロック首位の可能性を残していたジェイ・ホワイトは、反則攻撃でペースを握りつつも最後はイス攻撃にカウンターのEVILを食らい敗退。とはいえ今回のG1でキャラクターを確立させたのは間違いない。場外放り投げバックドロップは相変わらず危ないだけでカタルシスがないから、好きになれないけど。

 というわけでメインの棚橋vsオカダがそのままAブロック首位の座を懸けた一戦に。オカダが早々にドラゴンスクリューを繰り出すが、棚橋もオカダのヒザを攻め、場外ハイフライフロー。最近は棚橋のこの技を見ると、命を削っている瞬間を突き付けられているようで切ない気分になってしまう。
 試合時間20分を過ぎても決着は見えてこない。棚橋はテキサスクローバーホールドでオカダを絞り上げると、そこからスタイルズクラッシュ!コーナーからのハイフライフローに行くが、ここはオカダがかわす。残り時間が少なくなる中、終盤はレインメーカーを狙うオカダを棚橋が張り手やスモールパッケージで切り返し続ける展開に。オカダが回転式レインメーカーは決めるものの、棚橋は正調レインメーカーは許さず、終了間際にハイフライフロー。オカダに返されたところでゴングがなり、時間切れドロー。勝ち点2差を維持した棚橋が3年ぶりの決勝進出へ。

 今回のG1はオカダ優勝以外の結末は想像していなかったし、開幕2連敗の時点でお膳立ては整った、と思ったのだが…。やっぱりG1は一筋縄ではいかない。今の棚橋がG1決勝に求められるパフォーマンスを見せられるのか、という点については不安しかないんだけど、実際問題として開幕当初より今日の方が動きが良かった。この辺はエースの意地を見せられちゃったなあ。
 明日のBブロック最終戦は会場観戦。これはもう飯伏の逆転通過しかないだろう…と思うのだが、今日の結果を見てしまうと自信が持てなくなってくる。

[PR]
by nugueira | 2018-08-10 23:42 | 新日本プロレス | Comments(0)

PANCRASE 298の感想

ヴィヴィアニ・アロージョ〇-×藤野恵美(3R TKO)
 ステップインからパンチを出すアロージョ。藤野もパンチを返すが、アロージョの右が次々にヒット。スタンドでペースを握ったアロージョは残り1分のところで高速タックルからテイクダウン。パウンドで削った後にバックを奪うが、ここは藤野が凌ぐ。
 2Rもアロージョの右が次々と藤野の顔面を捉える。藤野は顔の腫れがひどくなり、2度にわたりドクターチェック。残り1分でアロージョはまたもタックルからテイクダウンを奪い、あっさりマウントを取るとパウンド連打。終了間際には腕十字を狙うがすっぽ抜ける。結局3R開始早々に3度目のドクターチェックが入り、ここでストップ。藤野は試合前の心意気は良かったが、アロージョとの実力差は明らかだったか。

[PR]
by nugueira | 2018-08-07 23:25 | パンクラス | Comments(0)

Krush.91の感想

中澤純×-○篠原悠人(判定)
 1R、中澤の右がヒット。中澤は前に出ながらパンチとロー。終盤は近い間合いで両者のパンチが交錯する。2Rも中澤がプレッシャーをかけ続けローを連打。篠原はバランスを崩す場面もあるが、終盤にはワンツーをヒットさせる。
 3R、篠原が左のダブルを入れ、さらに前蹴りとテンカオ。しかし中澤はなおも前に出てしつこくローを入れ、篠原の足が流れ始める。篠原のパンチが中澤を捉えるものの、中澤もきっちりローを返していく展開で試合終了。
 全体として中澤がペースを握っているように見えたが、判定は30-29のスプリットで篠原。1・2Rがイーブンで3Rが篠原ということか?中澤のローと篠原のパンチのどちらを評価するかで割れたのかもしれないが、これは中澤も負けた気がしないだろうなあ。タイトルマッチに関しては5R制にしてはどうかと思うが、それだとKrushの持ち味が薄れちゃうか。

塚越仁志×-○木村“フィリップ”ミノル(1R KO)
 開始から前に出る塚越がボディストレートから飛び込んでの連打。しかし木村も落ち着いて左右のフックで応戦すると、塚越が踏み込んできたところに左を合わせダウンを奪う。木村はすぐさまコンパクトな左ショートフックで2度目のダウンを取ると、最後はラッシュでなぎ倒しKO。
 木村はムキになって打ち合うかつての悪い癖は鳴りを潜め、終始冷静に戦えていた印象。対する塚越は攻めていたというより攻めさせられていたという感じで、今回は徹頭徹尾木村の試合だった。こうなると同門の久保とのタイトルマッチがいよいよ現実味を帯びてくるか。

[PR]
by nugueira | 2018-08-05 23:41 | Krush | Comments(2)

UFC on FOXの感想

ヨアンナ・イエンジェイチック〇-×ティーシャ・トーレス(判定)
 1R、ヨアンナがジャブ。トーレスが組み付くが、ヨアンナは体を入れ替えて押し込みながらヒザ。テイクダウンを許さない。
 2Rもヨアンナがパンチからミドル。トーレスのタックル切る。終盤はトーレスがパンチ連打で攻勢。トーレスは打撃戦の方がチャンスがあるか。
 3R、ヨアンナがローからパンチ。トーレスのローに合わせ顔面を捉える。終盤にト-レスがシングルレッグから尻餅をつかせるが、すぐさま立ち上がったヨアンナは組んでボディへヒザ。判定は三者フルマークでヨアンナ。安定した勝ちぶりだが、ナマユナスとの相性の悪さは解消できなさそう。

ジョゼ・アルド〇-×ジェレミー・スティーブンス(1R KO)
 スタンドでの距離の測り合いからスタート。スティーブンスのパンチにアルドもローを返す。スティーブンスのパンチをもらったアルドが後退し、ケージ際で追撃を食らうが、逆にパンチを打ち返しスティーブンスを下がらせる。パンチの打ち合いとなり、アルドも被弾。しかしアルドの左ボディをもらったスティーブンスがうずくまるようにダウン!アルドがパウンドを入れ続けフィニッシュ!
 危なっかしい場面もあったものの、アルドのKO勝ちを見ることができるとは!五味のKO勝ちといい、この日は格闘技の神様がファンに相当な大盤振る舞いをしてくれた。

エディ・アルバレス×-〇ダスティン・ポイエー(2R KO)
 アルバレスが飛び込んでのボディ、さらにミドル。1R後半にはパンチの連打が交錯するが、アルバレスのボディがよく打てている印象。
 2R、ハイキックでバランスを崩したポイエーにアルバレスがギロチンをトライ。アルバレスはダブルレッグに行くが、今度はポイエーがギロチン。ヒヤリとしたがこれを脱したアルバレスは再びダブルレッグからテイクダウン。バックに回るとチョークを狙っていく。ポイエーに凌がれるが、ケージによりかかったポイエーにアルバレスがマウントの体勢。しかし反則の打ち下ろしのヒジを肩に打ってしまいブレイク。スタンドに戻るとポイエーがテンカオから左右のパンチ。効かされたアルバレスをケージ際に詰めるとラッシュ!ガードを固めるだけになったアルバレスが崩れ落ちたところでレフェリー止めた!
 前回に続きアルバレスがいい場面を作りながら反則行為でだいなしに。今回は本当に痛かったが、これはもうフォローのしようがないなあ。

[PR]
by nugueira | 2018-07-31 23:31 | UFC | Comments(0)

RIZIN.11の感想

五味隆典〇-×メルヴィン・ギラード(1R KO)
 序盤からガードもへったくれもなくお互いのパンチが当たりまくる乱打戦。体重超過のギラードの方がこの展開は優位かと思ったが、最後は五味がロープ際に詰めてからの連打でフィニッシュ。五味の勝つ姿、それもKOを見れる日がまた来ようとは。レベル的には元UFCファイター同士とは思えない大味ファイトだったが、これはもう会場で見ていた人たちの完全勝利ですよ。

石岡沙織×-○山本美憂(判定)
 いきなり山本の左が入り石岡がダウン。この後は山本がテイクダウンからパウンドで攻め、石岡のサブミッションをギリギリながらも凌ぎ続ける展開が続き、スプリット判定で山本が勝利。この展開で石岡に1票入ったのは驚き。
 山本は試合間隔が空いたのもよかったのか、スタンドの打撃にせよテイクダウン後の攻めにせよ、全局面でスキルを上げていた印象。関節技のディフェンスが相変わらず危なっかしいものの、40代でも向上し続ける姿には頭が下がる。ってアーセンは何やってるんだ?

浅倉カンナ〇-×RENA(判定)
 RENAの蝶野風の入場にはやられた。本人のアイデアかどうかは分からんが、こういうキャラチェンジをさっとやってのける辺り、この子は本当によくできてる。
 試合は浅倉のしつこいタックルを凌ぎきれなかったRENAが、終始グラウンドでの戦いを強いられ連敗。思い切りのいい打撃が見られなかったRENAに対して浅倉は「タックルにいけばどうにかなる」という自身が感じられ、やはりショートスパンでの再戦は浅倉に有利に働いたか。
 RENAは試合後の会見で休養を宣言。シチュエーションは完全には一致しないものの、ロンダのMMA引退の場面とどうしてもダブってしまう。この3年弱の間にRENAが築き上げてきたものには間違いなく価値があるし、だからこそこの連敗に揺らぐ必要はないと思うのだが…これはもう本人が決める世界か。

堀口恭司〇-×扇久保博正(判定)
 扇久保のキャッチフレーズがなぜか「日本軽量級最後の砦」。もはや堀口は別枠か。堀口が全局面で優位に立ち、危なげなく完勝。ここ5試合ほどの勝ち方が凄すぎたので、フィニッシュできなかったことに不満を感じてしまうが、ここは扇久保を褒めるべきか。

 大会全体の総括。解説のルミナが「MMAの試合をしている」という表現を繰り返し使っていたのが印象的で、RIZINでMMAデビューした選手も戦歴を重ね、気づけばMMAイベントとしての体をなしてきている。もっともこの「多少こなれてきたが世界最高峰ではないMMA」が地上波コンテンツとして魅力を備えているかというと難しいところなのだが。
 あと、メイン前の1時間休憩はやはり論外。会場観戦していた知人は結局帰宅し、メインは自宅のテレビで観戦したらしい。安室とのバッティングを避けたい思惑があったんだろうけど、ライブ観戦組に負担が押し付けられるのはイベント運営として間違ってますよ。

[PR]
by nugueira | 2018-07-30 23:28 | RIZIN | Comments(4)

伊藤vsディアス

 UFCの感想から書こうかと思ったが、WBO世界スーパーフェザー級王座決定戦、伊藤雅雪vsクリストファー・ディアスが凄かったのでそちらから。

 並ぶと体格では伊藤が上回っている。1Rは伊藤が開始から距離を詰めていき積極的にパンチ。伊藤がボディを入れ、ディアスのパンチはスウェーでかわしていく。
 2Rに入るとディアスが回転を上げてくる。空振りのパンチも迫力満点だが、伊藤は打ち下ろしの右から、ラウンド終盤には左右の連打をまとめる。3Rは手数でディアスに押されるが、それでも伊藤はしつこくボディ、さらに打ち下ろしからの連打を入れていく。
 4Rも積極的に攻めるディアス。しかし伊藤は自ら距離を詰めると、右ショートからの連打でダウンを奪う!後半勝負かと思われた伊藤が前半戦でダウンを奪うまさかの展開。
 劣勢のディアスは、5Rも左右のパンチを強振。伊藤はダウンを奪って浮足立ったか、被弾も増えてきた。ここは丁寧にいきたい。6Rもギアを上げるディアス。しかし伊藤は接近してのボディとアッパーに活路を見出していく。
 7R、伊藤はまたも接近してのアッパー。さらに右ショートからの連打!打ち合いで押し負けることなく、ペースを握っていく。8R、伊藤はロープ際に詰めて連打。ディアスは時おり大きい左右のパンチを振るうものの、動きが落ちてきた。
 9R、後がないディアスがギアを上げ左右の連打。伊藤はパンチをもらいバランスを崩す場面もあるが、終盤に連打を返す。続く10Rもディアスの右がヒットし、そこからさらに左右の連打。終盤に入りディアスが追い上げてきた。
 11R、目の上が腫れて視界の悪いディアスに伊東の右がヒット。先手を取っていいペースで戦うが、終了間際にディアスの左が入り伊藤が腰を落とす。ポイントを持っていかれたか。それでも12Rは伊藤が先手を取って連打で攻める。ディアスに目立つ有効打を許さず試合終了。

 俺採点は115-112で伊藤。ただ微妙なラウンドも多かったし実質アウェーの状況を考えると油断できないか…とハラハラしたが、ジャッジは三者とも伊藤支持。アメリカで価値ある王座奪取に成功。
 もう海外での王座奪取や防衛にいちいち騒ぐ時代は終わりにしようや…と思いつつ、プロモーターいち推しのホープを破っての戴冠は本当に大きい。これまで伊藤の試合は見ていないのだが、解説陣の発言を聞いているとこれまでとは違う戦い方で試合を組み立てていた様子。体格面で優位だったこともプラスに作用したと思うが、一発があるディアス相手に序盤から接近戦を挑み先手を取り続けたのはお見事、の一言。ボディやショートアッパーなどパンチの種類も多彩で、フロックでも何でもなく伊藤が勝つべき戦い方をやりきった、という印象。
 かつて内山や粟生、三浦がベルトを巻いたスーパーフェザー級に、久しぶりの日本人王者が誕生。先達が実現できなかった他団体王者との統一戦にはたどり着けるか?今後の展開が楽しみなチャンピオンが出てきた。

[PR]
by nugueira | 2018-07-29 20:59 | ボクシング | Comments(0)