反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

UFC on FOXの予想

 今日のUFC223は宣言通りスルー。というわけで来週15日の on FOX の予想を。1週間前に予想なんかしちゃうと当日どうなっているのか分からないのだが。

ディエゴ・リマ×-○岡見勇信
 岡見のUFC復帰2戦目は、同じく返り咲き組のリマが相手。前回のOSP戦は星勘定に含めるのも可哀想な試合だったので、今回が仕切り直しという感じ。戦績的にも勝てない相手ではないはずなので、ここから反撃の狼煙を上げてほしい。

ウィルソン・ヘイス○-×ジョン・モラガ
 DJとセジュードに敗れ連敗中のヘイス。とはいえ2戦とも相手が悪かったのも確かなので、この辺りで下げ止まるかなと予想。

カーロス・コンディット×-○アレックス・オリヴェイラ
 先週になってマット・ブラウンが出場不可になり、オリヴェイラが代役で出場することに。この緊急オファーでどこまでコンディションが作れるのか相当不安だが、一方でコンディットも3年近く勝ち星から遠ざかっている選手。見ようによってはブラウンよりも厳しい相手になっちゃったかも。

ダスティン・ポイエー○-×ジャスティン・ゲイジー
 昨年アルバレスと年間ベストバウト級の殴り合いをやってのけたゲイジー、今回はポイエーと対戦。両者のスタイル的にバチバチの殴り合いになりそうで、そうなると最後までタフネスさを発揮できるのがどちらか、という根性比べになるか。ただゲイジーは前回あの負け方をしたので、さすがに打たれ弱くなっていておかしくない。常識的に考えてポイエーかなあ。この常識論を打ち破ってしまうのがゲイジーという選手ではあるんだけど。

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# by nugueira | 2018-04-08 23:11 | UFC | Comments(0)

UFC223の予想

 DAZN中継終了、マクレガーのバス襲撃事件とトラブル続きの今大会(前者は日本のファンしか関係ないけど)。更にはメインに出場予定のホロウェイが減量が間に合わず出場ストップ、代替選手は二転三転の末アイアキンタに。昨日は「UFCの最も長い一日」だったな。

ジョー・ローゾン○-×クリス・グリッツマッカー
 勝ち負けを繰り返しつつ2連敗中のローゾン。ここは何とか踏みとどまりたい。

ヘナート・モイカノ○-×カルヴィン・カッター
 去年はジェレミー・スティーブンスにも勝利しているモイカノ。激戦区フェザー級でさらに存在感を増せるか。

ローズ・ナマユナス×-○ヨアンナ・イエンジェイチェック
 諸々の騒動に呑みこまれた感はあるが、注目の女子ストロー級王座を巡るダイレクトリマッチ。
 絶対王者だったヨアンナが1ラウンドKO負けを喫した前回の対戦は、昨年のUFCにおける最大の番狂わせ。あれだけ打撃戦で相手を圧倒し続けてきたヨアンナがなぜナマユナスには打ち負けたのか、というのは正直よく分からないのだが、序盤で一発をもらわなければヨアンナがペースを握れるのでは。リベンジでベルト奪還と予想。

ハビド・ヌルマゴメドフ○-×アル・アイアキンタ
 今回の試合はもともと「ヌルマゴが怪我・計量オーバーしないか?」というのが不安要素だったはずが、ファーガソンをはじめ対戦相手候補4人が次々と試合不能に。ヌルマゴは凄い特殊能力持ってるな。
 アイアキンタが体重超過のためヌルマゴが勝った場合のみタイトル獲得、というもはや盛り上がりようのないシチュエーションなのだが、とりあえずヌルマゴにきっちり勝ってもらいライト級正常化の第一歩を踏み出してもらいたい。

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# by nugueira | 2018-04-07 13:53 | UFC | Comments(4)
 UFC223の会場で、コナー・マクレガーが取り巻きとともに選手の乗っているバスを襲撃。騒ぎに荷担したロボフを含め3試合がキャンセルされ、マクレガーは逮捕されることに。
 想像の範疇を遥かに超える事件で、第一報を見た時は理解が追いつかずただ唖然とするしかなかった。MMAで最も知名度が高い選手がこのような事件を起こすことで、競技自体への信頼度も大きく損なわれる。負傷した選手、数試合を失ったこの興業というレベルにとどまらず、今回の騒動がMMAに与えるダメージは計り知れない。

 メイウェザー戦で基本給だけでも30億円以上のファイトマネーを手にしたマクレガーにとって、その10分の1も稼げないUFCに戻るモチベーションはないだろう、というのは予想できた展開。ダナが繰り返していた「年内に試合をする」発言には現実味が感じられず、このままフェードアウトするのだろう…と思っていたのだが、事態はそれどころではない最悪の結末を迎えてしまった。

 振り返れば、マクレガーはUFCの従来の価値体系をぶち壊すことで存在感を大きくし続けてきた。勝ち続けることで徐々に上位ランカーとの対戦が組まれ、その先にタイトルマッチが待っている、という王者を頂点にした厳格なピラミッド構造が敷かれていたUFCにあって、トラッシュトークとファンの絶大な支持を武器に飛び級を続けるマクレガーは旧来のファンからすると異質な存在だった。
 だがそんな「良識派」のファンすら、結果を出し続けるマクレガーを認めざるを得なくなってくる。絶対王者アルドを秒殺KO、アルバレスをボクシング技術で圧倒し同時2階級制覇。更にはボクシングの無敗王者メイウェザーを引きずり出してのボクシングマッチ、という漫画の世界でしか起こりえなかったようなドリームマッチを実現させてしまう。その過程でファイトマネーも急上昇し、MMAのビジネス規模を新たな次元へと引き上げていった。

 だがマクレガーの存在は弊害も大きく、他階級でも高額ファイトマネーを狙うビッグマッチ路線を意識する選手が増え、「世界の頂点」というUFCの根幹である価値観が徐々に揺らいでくる。当のマクレガーはUFCでは1年半近く試合をすることがなくライト級戦線を停滞させ続け(これは王座剥奪の判断を下さなかった団体側の責任もあるが)、そして今回の事件へ。
 アルド戦、アルバレス戦のマクレガーは好き嫌いを超越して、観る者の度胆を抜く素晴らしい選手だった。金銭的に満ち足りた彼が、もう戦う意欲を見いだせなくなったことも理解できる。だが、行き場をなくした衝動をケージ外で他人にぶつけることは許されず、弁解のしようもない。
 常識をぶち壊すことで巨額のマネーを生み出してきた秩序破壊者は、最後にバスとともに自らのキャリアと栄光も破壊してしまった。

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# by nugueira | 2018-04-06 23:08 | UFC | Comments(0)
 DAZNのUFCナンバーシリーズ中継終了が正式に発表。ファイトパスを契約している身としては日本語中継が聴けるという以外にさしたるメリットもないので、これに伴いDAZNを解約しました。ボクシング中継もやっているけど、正直これを追いかけるほどの時間の余裕もなかったので。

 WOWOW中継終了後の救世主となってくれたDAZNだが、結局2年足らずでナンバーシリーズから撤退。画質の悪さ・中継トラブルに加え細かい操作性の悪さ(「30秒送り」がないのでインターバルを飛ばせないなど)もあり、正直見ていてフラストレーションの溜まることが多かったが、悪い印象を挽回できないまま御縁を切ることとなってしまった。前にも書いたが、契約者数が順調に伸びているDAZNにとってMMAはコスパの悪いソフトでしかなかったんだろうなあ。

 前回のWOWOW終了直後のようにニコ動が拾うという話も聞こえてこず、結局8日のUFC223は日本で見るにはネットPPVしか方法がないことが確定した。値段は2~3000円のようだが、とりあえず今回はパス。DAZN終了直後にUFCに儲けさせるのは腹が立つので、仮にファーガソンの欠場がなくとも購入は見送っていたと思う。若干強がりが入っていますが。
 じゃあ今後はカードが良ければ購入するかというと、うーん…と悩んでしまう。これまた前に書いたとおり最近のUFCは魅力に欠けていて、ナンバーシリーズですらカード編成の薄い大会が常態化しているので、これを機に距離を置いてしまいそう。同じようなスタンスの人は多いのではないかと思っており、今回の放送打ち切りで細々と灯っていた国内のUFC熱が一気に冷え込んでもおかしくないなあ。

 今後の展望に関して言えば、WOWOW中継が2007年に一旦打ち切られてから1年半後に再開したように、「やっぱ日本じゃネットPPV売れないわ」と判断したUFCがほどほどの価格でDAZNと再契約…という希望的観測もできなくはない。一方で「そもそも日本が市場として認識されなくなる」可能性もあるわけで、どう転ぶにせよ今回の「DAZNショック」は長く尾を引くことになりそう。

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# by nugueira | 2018-04-05 23:30 | UFC | Comments(2)

ポベトキンvsプライス

 ジョシュアの前座で組まれていたWBAインターコンチネンタル・WBOインターナショナルヘビー級タイトルマッチ、アレクサンデル・ポベトキンvsデビッド・プライスの感想を。

 上背で勝るのはプライスだが、ポベトキンは開始から懐に潜り込むと、ボディ連打からオーバーハンド気味のフックを入れ先手を取る。2Rもポベトキンがガードの横から回り込むように左右のフック。打ちおろしのパンチを返すプライスだが、後手に回る場面が多い。
 3R、引き続き懐に入ってフックを入れるポベトキン。プライスのパンチも顔面を捉えるが、ラウンド中盤にポベトキンの左フックがクリーンヒット!仰向けにダウンしたプライスは立ち上がるが、ポベトキンはなおも攻勢を仕掛ける。しかし終盤に、今度はプライスの右フックがカウンターでヒット!コーナーまで吹き飛ばされたポベトキンに、レフェリーはスタンディングダウンを宣告!
 にわかに試合の行方が分からなくなってくるが、4Rは持ち直したポベトキンが再びボディからフック。しかしプライスのパンチを警戒してか、前のラウンドほど思い切りがなくなってきたか。しかし続く5R、ポベトキンの頭を下げてからの右フックがヒット!棒立ちになったプライスに今度は左フック!倒れたプライスはそのまま起き上がれず、ポベトキンがシーソーゲームをKOで制し防衛に成功。終わってみればポベトキンが元世界王者の貫録を見せたが、3Rの攻防がとにかく面白すぎた。

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# by nugueira | 2018-04-03 23:25 | ボクシング | Comments(0)

SAKURA GENESIS

 昨日は息子(この春から小2)と新日本プロレスを会場観戦。今大会は休憩時間なしだったが、春休み中ということもあり子供の姿も多かったので、いい配慮ができていたと思う。序盤の試合が巻き進行だったので長時間観戦の疲労感もさほどなかったし。

 メインのオカダ・カズチカvsザック・セイバーJrは「ザックのスタイルが大会場に映えるのかなあ」という不安があり、実際序盤こそ地味な展開が続いている印象だったが、試合が進むにつれそんな懸念は払しょく。オカダのドロップキックやジャンピングエルボーをザックが関節技に捕えていくにつれ、「オカダが大技を出すほどサブミッション地獄につかまっていく」という分かりやすい構図が出来上がっていき、場内がそれにグイグイと引き込まれていった。
 「いつ何時どこからでも関節を極める」というザックの戦い方はNJCで散々見せられてきたわけだが、それが分かっていてもこの試合はサプライズの連続。正調レインメーカーやツームストンを関節技で切り返し続ける攻防はスリル満点で、最後の最後までハラハラさせられた。打撃は大半がかち上げエルボー、投げ技なし、跳躍技なしで満員の両国を熱狂させるんだから、オカダとザックはつくづく凄い。TAKAみちのくのマイクもさすが元WWE、というべきクオリティだった。

 棚橋に並ぶV11を達成したオカダは、新記録が懸かる次戦でその棚橋との対戦が決定。棚橋にとってはこれが最後のIWGP挑戦となってもおかしくないはずだが…。

 セミのゴールデン・ラヴァーズvsCody組は、やや冗長な攻防の末に丸め込み決着という若干期待外れの展開。この後にシングルでの対戦を控えているから、前哨戦としてはこんなものなのかなあ。Codyのリズムがまだ新日本と若干噛み合っていないのか、という感じもしたけど。

 セミ以上に満足度が高かったのが、オスプレイvsマーティ・スカルのIWGPジュニア戦。互いに相手の動きを読み切り続ける序盤の攻防に始まり、両者の持ち味を出し切った試合攻勢はそれだけで十分見応えがあったが、エプロンでの断崖式スパニッシュフライを繰り出した辺りからさらに一段階上のテンションへ突入。この直後のシューティングスターでフィニッシュしても何らおかしくなかったが、ここからスカルが更に反撃。
 どこで終わるのか?どうやったら終わるのか?と観客を困惑すらさせる攻防の末、顔を血まみれにしたオスプレイが最後はカウンターのオスカッターでフィニッシュ。新日ジュニアでここまでの試合を見たのは、KUSHIDA対オライリーのBOSJ決勝以来かも。次期挑戦者はKUSHIDAに決まったが、KUSHIDAはこれ以上の試合を提示できるのか!?

 観戦を終えた息子も大満足だったようで、次はG1観戦を約束させられた。今年のG1は武道館だけでなく、開幕戦の大田区も行ってみようかな。

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# by nugueira | 2018-04-02 23:33 | 新日本プロレス | Comments(0)

ジョシュアvsパーカー

 世界ヘビー級3団体王座統一戦、アンソニー・ジョシュアvsジョセフ・パーカーを視聴。

 1Rからじわじわと圧力をかけつつジャブを繰り出すジョシュア。2Rはパーカーが手数を増やすが、ジョシュアが右ボディをヒット。3Rも圧力をかけるジョシュアに、パーカーはなかなか自分の距離を作れない。
 4R、ジョシュアがカウンター気味の左をコンパクトにヒット。パーカーはロープ際へ下がる。5Rもジョシュアの左がヒット。打つ手がなくなってきた感じもあるパーカーだが、それでもワンツーを打ち込んでジョシュアを一旦下がらせる。6R、パーカーが前に出ながら左右のフックを振るうが、ジョシュアも踏み込んでのワンツーをヒット。
 後半戦に入ってもジョシュアが距離をコントロールし、着実に有効打を入れていく。劣勢が続くパーカーだがそれでも決定打は許さず、気づけば試合は終盤戦へ。結局ジョシュアは終始ペースは握り続けるものの、粘るパーカーを崩しきれず12Rが終了。とはいえジョシュアの優勢は明らかで、8~10ポイントの大差をつけ3団体統一に成功。

 ジョシュアはデビュー以来全勝全KOのパーフェクトレコードが途絶えたわけだが、まあいつかこういう日は来るはずで、それがたまたま今日だったのかな、という感じ。もともと狙ってKOを取るというよりは着実に試合を組み立てた結果KOにつながるというタイプなので、そこまでガッカリ感はない。
 と言いつつも、この試合を「4団体統一王座決定トーナメントの準決勝第2試合」と捉えると、ジョシュアに快勝してもらい統一戦に向け盛り上げてほしかったのは確か。ジョシュアvsワイルダーは「未だに底を見せないジョシュアと、毎回底を見せそうになってからが強いワイルダーの激突」という構図で見ていたのだが、今回の結果を受けて「ワイルダーに勝機あり」と考える人も増えるのでは。ジョシュアが長丁場になってもポイントアウトする可能性が高まった、とも取れるのだけど。

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# by nugueira | 2018-04-01 23:20 | ボクシング | Comments(2)
 ここ数日、DAZNがUFC中継を終了するのではないかという話がSNS上を駆け巡っている。正確に言うと配信スケジュールに15日のUFNは入っているのだが、その前週のUFC223の表示はなし。ナンバーシリーズの中継はもうやらないということ?

 DAZNからの正式発表がないのだが、これが本当だとすると2年前のWOWOW放送終了に続く衝撃。これはもう、日本でMMAの有料配信がビジネスとして成立する目はなくなった、ということになっちゃうんだろうなあ。

 一方で、ここ1年強のUFCが目に見えてつまらなくなっていることも、残念ながら紛れもない事実。ナンバーシリーズ中継がなくなったらDAZNは解約するけど、じゃあ代わりにネットPPVを5000円で購入するかというと微妙。正直、今のUFCに月イチペースでこの額を投入する価値は見いだせない。
 コアなMMAファンがこういう状況ではUFCがキラーコンテンツとなっていないのは自明の話で、Jリーグとプロ野球で契約100万件を突破したDAZNにとって、UFCはコスパの悪いソフトでしかないんだろうなあ…というのはなんとなく想像がつく。

 DAZN中継が本当に終了したら(というか終了するならするで早いところ発表してほしいのだが)、ファイトパスだけ継続して、ナンバーシリーズは本当に見たいものだけ年2~3大会だけネットPPVで購入、という流れになりそう。1回目のWOWOW中継終了時がそうだったけど、UFCとの距離感が一気に変わってくるな…。

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# by nugueira | 2018-03-30 23:59 | UFC | Comments(3)
 エキサイトマッチの感想。まずIBF世界フライ級タイトルマッチ、ドニー・ニエテスvsファン・カルロス・レベコ。
 
 距離の測り合い。レベコがボディを入れるとニエテスも上下のコンビネーションを返し、ラウンド終盤には両者手数が増えパンチが交錯。
 2Rはレベコが飛び込んでのボディ。両者ハンドスピードのあるパンチを繰り出すが、ブロッキングとダッキングで有効打を許さない。3Rに入るとニエテスがジャブから右ショート、さらにボディ。強いパンチを増やしてきた。
 4Rはレベコが手数を増やすが、ニエテス落ち着いて対処。レベコのガードの空いているところにパンチを入れる。5Rもニエテスのジャブが着実にヒット。レベコのスピードに慣れてきたか、打ち終わりを狙っていく。
 6R、ニエテスは相打ち気味の左フックを入れると、そこからワンツー、アッパーをヒット。強い有効打を増やしてくる。さらに終了間際に右を入れ、コーナーへ戻るレベコは足元がふらついている。続く7R、ニエテスは右を入れるとボディ連打から顔面へフックを叩き込み、レベコを吹き飛ばすようにダウンさせる。なんとか立ち上がるレベコだが陣営がストップし、ニエテスが快勝で初防衛。

 続いてWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ、シーサケット・ソールンビサイvsファン・フランシスコ・エストラーダ。
 細かい出入りを繰り返すエストラーダに対し、どっしり構えたシーサケットは距離が詰まると強いパンチ。シーサケットが右を入れるが、エストラーダも右を入れ返す。
 2R、シーサケットは前に出ながらパンチを強振。エストラーダは下がる場面もあるものの、きっちり打ち返す。突っ込んだところにパンチをもらったシーサケットが膝をつくが、これはスリップの判定。だがエストラーダはすぐさま顔面へストレートを入れる。3Rも構わず前へ出続けるシーサケットだが、エストラーダが下がりながら着実に有効打を入れる。
 4R、頭から飛び込むようにしながらボディを入れるシーサケット。エストラーダはボディが効いたのか嫌がりだした。5Rもシーサケットは飛び込んでの右、さらにそこから返しの左。連打は出ないが、強いパンチがエストラーダを捉え始める。カウンターを狙いたいエストラーダだが、完全に受けに回ってしまい6R以降はパンチをもらう場面が目立つ。
 流れがシーサケットに傾いてきたか…と思った8R、シーサケットが飛び込んできたところにエストラーダのワンツー。シーサケットの踏み込みのタイミングをつかんできたか、再びペースを取り戻す。それでもシーサケットは前に出続けエストラーダの顔面へワンツーを入れ、一進一退の攻防に。
 9R、エストラーダが左に回り込みながらシーサケットの顔面へワンツー。シーサケットも手数は出すが有効打につながらない。10Rもエストラーダが距離をキープしつつ着実にヒットを重ね、シーサケットは前に出れなくなってきた。
 11Rもシーサケットの突進を落ち着いて捌いたエストラーダは、最終ラウンドは自ら前に出て足を止めての打ち合い。シーサケットにとっては自分の土俵のはずだが、疲れのせいか手数が出ず、後手に回ってしまい試合終了。
 ジャッジ泣かせの好勝負だったが、ドロー1名、115-113、117-111でシーサケットが防衛。個人的採点はドロー。判断に悩むラウンドが多かったとはいえ、エストラーダが3つしか取っていないというジャッジはひどいなあ。まあプレッシャーと積極性を評価するか、下がりながらの有効打を評価するか、というボクシングにとって永遠の課題が今回も繰り返されたわけだが。難敵を下したシーサケットは安定政権も見えてきたか。

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# by nugueira | 2018-03-28 22:12 | ボクシング | Comments(0)

[こだわり]バウト

 3月の各賞と4月のおすすめバウト。今月は当たり月で選ぶのが難しかった。ベストサブミッションは該当なしですが。

MVP:武尊(3/21 K-1)
 リング外のゴタゴタで不必要な重圧も背負わされた中、主役としての存在感を発揮し続け3階級制覇を達成したのはお見事。小宮山を圧で下がらせる姿には、「強さ」や「気迫」とはまた別次元の「生き様」を見せつけられた気がした。

ベストバウト:デオンテイ・ワイルダーvsルイス・オルティス(3/4 WBC世界ヘビー級タイトルマッチ)
 Krusuの中村vsFUMIYAも凄かったが、ヘビー級世界戦の迫力を表現しきったこの試合を選出。二転三転のシーソーゲームの末、一度はKO負けかと思えたワイルダーが逆転KO勝利。ヘビー級4団体統一戦への機運を十二分に盛り上げてくれた。

ベストKO:平本蓮(3/21 K-1)
 同じ大会の功也、武居も十分すぎるインパクトだったが、やはりあのゲーオをKOに屠った、という意味でこれを選ばないわけにはいかない。新生K-1(武尊の言を借りればもう「新生」は要らないんだっけ)がこの3年余りで築いてきた歴史の重みを感じさせてくれる試合だった。

[おすすめ]バウト:トニー・ファーガソンvsハビブ・ヌルマゴメドフ(4/8 UFC223)
 マクレガーの不在で長期停滞を強いられたUFCライト級がようやく迎えることのできる頂上決戦。5年近くにわたり10連勝を積み上げてきたファーガソンか、長期欠場に悩まされながらも未だ強さの底を見せていないヌルマゴか。この日、一つの「最強」が決まる。

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# by nugueira | 2018-03-27 23:41 | 雑記 | Comments(2)