反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
 不定期連載のこのコーナー、趣旨などは前回の記事を御参照ください。
 今回は今年大ブレイクのこの人。


 所英男ブログ日記「六畳一間・風呂なし・ヴァーリトゥード生活」

10月27日(木)
 大晦日の打ち合わせのためTBSへ。入るなりスタッフに「あっ、待ってましたよ。こっちこっち!」と呼ばれたのでついていったら「関口宏の東京フレンドパークⅡ」の収録スタジオだった。一般観覧の人と間違えられたらしい。
 気を取り直して打ち合わせ。「大晦日の試合について希望はありますか?」と聞かれたので「相手は誰でもいいからゲストに眞鍋かをり」と回答。即却下。なんでだよ!いいじゃん眞鍋!横国だよ横国!
 相当粘ったが「前田さんへの配慮から井上和香を外すわけにいかない」という理由で断られた。チェッ。

10月28日(金)
 貯まったファイトマネーを元手に風呂付きのマンションへ引越し。ここを「ペケーニョ御殿」と名づけよう。これで風呂なし生活ともおさらばだぜ!ブログの題名も変更さ!
 でもTBSサイドから「勝手に貧乏キャラをやめられては困る」というクレームがつき、年内は以前のアパートに残ることに。トホホ。
 夕方にテレ朝から電話が。「バラエティー番組に出てほしい」と言われたので喜んで続きを聞いたら「『いきなり!黄金伝説』で1ヶ月1万円生活に挑戦」という話だったので断った。

10月29日(土)
 カード会社に申し込んでいたクレジットカードが届いた。やった!これで俺もセレブの仲間入りだ!
 ちょうど須藤元気さんと合同練習の日だったので、早速報告。「よかったねえ。でも最近はいろんな詐欺が多いから気をつけなよ。」とアドバイスをもらった。「そうですよね!ニュースとかでもよく見ますもんね。えーっと何だっけ・・・そうそう、フィッシング詐欺!」と言ったら急に須藤さんが不機嫌になり、スパーリングで本気で極められまくった。何か気に障ることを言っただろうか。


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# by nugueira | 2005-11-03 20:01 | 雑記 | Comments(4)

永田克彦、総合デビュー

 「K-1、PRIDEから離れた記事を書くとアクセスが伸びない」というセオリーをここ数日思い知らされたので、とりあえず大晦日の話題を。

 シドニー五輪銀メダリスト・永田克彦がDynamite!!で総合格闘技デビュー決定
 
 シドニーで銀を取った当時は「プロレスデビューしようにも体重軽いからなあ。ちょっと使い道ないよなあ」などと思っていたが、5年経ってみると世は中量級総合格闘技の全盛期。人生意外と都合良くことが運ぶものである。

 でも銀メダリストの肩書きがあるとはいえ、一般への知名度はどんなもんなのか。これが隠しダマだとすると、K-1も今年の大晦日は地味な面子になりそう。仮にこれで数字が取れれば「レギュラーメンバーのみで通用するほど格闘技人気が浸透した」という証明になるからいいけど。

 気になる体重は現在80キロ程度で、まずはナチュラルウエイトに近い重さでやってみるとのこと。対戦相手は「名前のある選手をぶつけたい。」(谷川プロデューサー)
 K-1の手持ちカードで80キロ前後の強豪。うーん、やっぱりBJペンか?

 それにしても兄貴が2度も大晦日に痛い目に遭っているのに、なんで懲りずに挑戦しようと思ってしまうのか。と過去の傷をほじくり返しつつ、この記事終了。

 ホドリゴ・グレイシーも同体重。いくらなんでも地味過ぎるか。人気blogランキングへ
# by nugueira | 2005-11-02 01:23 | K-1 | Comments(2)

あんたがTAISHO

 10月28日に行われたDEEPフェザー級トーナメント1回戦、前田吉朗に32秒KO負けを喫したTAISHOが、戦前の予告どおり総合引退を表明。

 引退の覚悟を背負ってリングに上がるTAISHOに「ひょっとしたら」と期待する気持ちも少なからずあったが、待ち受けていた結果は下馬評以上の前田の圧勝。でも、これはこれで悪くない結末だと思う。時として映画以上にドラマチックな展開に出くわすことができるのが格闘技の魅力なら、大多数の場合においてそうではない過酷な現実を見せられるのもまた格闘技の醍醐味のはずだから。

 それにしても関心させられたのはTAISHOの引き際の潔さ。トーナメント出場決定の際に今回限りでの総合引退を表明し、それから試合本番を迎えるまでの淡々として落ち着いた態度は、引退する格闘家の姿としては非常に新鮮だった。

 リタイアのタイミングを判断するのはどの競技の選手にとっても難しいことだと思うが、1試合ごとに命を削る格闘技の世界では、その判断ミスが悲惨な事態を招きかねない。明らかに選手としてのピークを過ぎているのに、きれいな引き際を見せることができず醜態を晒してきた選手の何と多いことか。

 そんな中で、今回のTAISHOの悲壮感なき引退劇には、見ていて何か安心させられるものがあった。体を限界までボロボロにしながら続けるだけが格闘技じゃない、という点はもっと多くの人に理解されてもいいと思う。

 フェザー級のベルトはこのまま前田に巻いてほしい。人気blogランキングへ 
# by nugueira | 2005-11-01 02:23 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)

大月晴明のDVDを鑑賞

 クエストから発売されているDVD『大月晴明 豪腕伝説』を購入。大月のデビュー戦から今年1月の小林聡戦まで、全18戦をノーカット収録したキックファン必見の作品。

 全日本キックを見始めたのが意外と最近からなので、恥ずかしながら大月の試合で観戦しているのはムスタファ・ズィアーニ戦と小林戦の2つのみ。とりあえず2003年のライト級最強決定トーナメント以降の試合を鑑賞。

 すげえ。ガードを下げてすり足での移動から、ローキックか飛び込んでのパンチ連打。文章で書くと本当にこれだけで終わってしまうスタイルなのにKOの山を築けるというのが信じられない。対戦相手にしてみれば攻撃パターンが限られてるからガードもしやすそうだし、逆に飛び込んで先手を取れば勝てそうに思えるのだが。それをさせないのは並外れたパンチ力(KOシーンもタイミングや当たり所がいいわけではなく、「効かされた」というより本当に「倒された」というシーンの方が多い。)と、打ち合いで決定打をもらわない動体視力のなせる業か。キックボクシングというよりも、ある一つの「型」を完成させた武道家の試合を見ているような気にすらなってくる。

 キックを多少かじってる身としてはトップクラスの選手の試合を見ると「これは勉強になる」とか「今度スパーで試してみよう」というポイントをどこかしらで感じるものだが、大月に関してはそういう感想は皆無。これをやってのけるには1回死んで大月に生まれ変わる意外の方法が思いつかない。

 小林戦の後にモチベーション低下を明らかにして以降、現在に至るまでリングに上がっていない大月。彼の「19戦目以降」を見ることができる可能性は、だんだん低くなっているのかもしれない。本人の気持ちの問題だから外野が口出ししても意味が無いかもしれないが、この史上稀に見るKOアーチストにはまたリングに戻り、そしてまた我々の度肝を抜くような試合を見せてほしい。

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# by nugueira | 2005-10-31 08:34 | 全日本キック | Comments(5)

招かれざる客

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 たまには家族サービス、ということで銀座の「ベージュ」で昼食(行った証明になる写真を撮ろうと思い入り口のエレベーターで撮影したが、果たして証明になっているのかどうか。)。
 店を決める段階では最初、母親が「米寿、米寿」と言っているのかと思い「お袋、まだ還暦超えたばかりだろ?」と本気で切り返しそうになった。危ない危ない。

 さすが、どの料理も手が込んでいて美味しい(この味を細かく表現するだけの味覚と文章力は持ち合わせていないが。)。でも店に入ってから何か落ち着かない。カードも持ってきているから支払いは心配いらないのに。何だろう、この居心地の悪さは。そう思っているうち、ふとあることに思い至った。

 知っている方も多いと思うが、PRIDEのチケットは非常に高い。7000円のA席の次がいきなり1万7000円のS席である。(格闘技を知らない人に値段を説明するとき、たいがいの人はこの段階で「エーッ」となってしまうので、「3万円のアリーナ席を買ったことがある」という話は怖くて切り出せずに終わってしまう。)おそらくは日本でもっともチケット平均単価の高いスポーツ団体だろう。

 にも関わらず、客席にいる人間が全員格闘技への関心・知見の高い人ばかりかというとそうでもない。ここ最近はグッと少なくなったが、少し前までは格闘技にあまり関心・知識がないにも関わらず足を運んでしまった、という手合いが時々見かけられた。(男女のどちらか片方しか格闘技に興味がないアベック、というのが典型例だが。)

 マニアの排他的な意見と取られるのを覚悟で書くが、もう最悪である。こういう客は。こっちもできるだけ多くの人に格闘技に興味を持ってほしいとは思うが、それにしたって踏むべき段階というか、楽しむための準備があるだろうに。地上波なりネットなりで情報を蓄えてから来るという選択肢はないのかね。極言すれば客がPRIDEのチケットを買うのではなく、PRIDEのチケットが客を選ぶべきなのだ。チケット代を払う資金力があるかどうかは問題ではない。

 「・・・どうやら私は、ベージュには選んでもらえなかったらしい。」
 ほろ苦い敗北感を胸に、昼食代の支払いを終えた。

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# by nugueira | 2005-10-30 21:30 | 雑記 | Comments(2)

微妙に模様替え

 前から手をつけようと思ってやっていなかったカテゴリ分類を修正。

 「PRIDE」→「PRIDE」「PRIDE武士道」に分割
 「K-1、HERO’S」→「K-1」「K-1MAX」「HERO’S」に分割
 「その他(立ち技系)」から「全日本キック」を独立

 「K-1」はヘビー級。「PRIDE」はナンバーシリーズとGP。男祭りは「PRIDE」、Dynamite!は「K-1」で扱います。団体がまたがる場合は適宜対応。

 再分類し直した結果、「全日本キック」の記事数が「K-1」よりも多いことが判明。全日本キックは俺に対して何らかの表彰をしてくれないものだろうか。
# by nugueira | 2005-10-30 20:58 | 雑記 | Comments(0)
 リニューアル後の『kamipro』にも継続して掲載されている金原弘光のコラム。最新号では近藤戦を振り返っているが、後半にいきなり

「それにしても腹立つのは菊田だよ!」

 と、試合後にマイクアピールを行った菊田早苗に対する怒りが大爆発。

「俺がお前の穴埋めてやったのに、なにマイクアピールしてんだって!」
「近藤クンとやる前に俺が菊田とやってやるよ。」

 と怒り心頭のご様子。これまでのこの二人の接点のなさを考えると、冗談やアングルではなくガチでむかついてるんだろうな。格闘技界に新たな抗争の火種が!

 二人の残された格闘技人生の長さを考えた場合、世間一般にまでは届かない抗争劇で時間を費やすのはどうかという気がしなくもないが。

 近藤VS菊田の再戦はいつやるんだろうか。人気blogランキングへ
# by nugueira | 2005-10-29 18:59 | 雑記 | Comments(0)
 先日PRIDEを見た帰り、一緒に観戦した知人と飯を食いながら大晦日のカード予想の話になった。その時の結果をベースに考えた、男祭り2005の全対戦カードは以下のとおり。(なお先日のPRIDEで、休憩空けに登場した高田本部長が「試合数は11試合」と発言している。)

①ジェームス・トンプソン VS ズール
②美濃輪育久 VS 瀧本誠
③ジョシュ・バーネット VS エメリヤーエンコ・アレキサンダー
④セルゲイ・ハリトーノフ VS マーク・ハント
⑤マウリシオ・ショーグン VS 西島洋介
⑥ミルコ・クロコップ VS アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ
⑦桜庭和志 VS 田村潔司
⑧ダン・ヘンダーソン VS ムリーロ・ブスタマンチ(ウェルター級タイトルマッチ)
⑨ヴァンダレイ・シウバ VS ヒカルド・アローナ(ミドル級タイトルマッチ)
⑩五味隆典 VS 桜井マッハ速人(ライト級タイトルマッチ)
⑪エメリヤーエンコ・ヒョードル VS 吉田秀彦(ヘビー級タイトルマッチ)

 大晦日にしてはインパクト不足、と思える一方でだいぶいい線いってるような気もしてきた。このうちどれだけ的中するかこう御期待。

 近藤を入れる場所が見つからなかった。人気blogランキングへ
# by nugueira | 2005-10-28 01:13 | PRIDE | Comments(5)

PRIDE30観戦記④

ミルコ・クロコップ○-×ジョシュ・バーネット(判定)

 ジョシュの入場時に流れてきた音楽は『愛を取り戻せ』。ウワッ、いつかはやるだろうと思っていたが遂に!「世界最強の電車男」、入場段階でその持ち味を如何なく発揮。

 1R開始直後から、距離を置こうとするミルコに対してジョシュが圧力をかけて詰めていく展開。ミルコの蹴りをつかんだジョシュが最初にテイクダウンを取るが、ここはミルコが立ち上がり、逆にロープ際の組み合いからミルコが浴びせ倒しの要領でマウントを奪う。ミルコはこの後の攻め手を欠いたが、ジョシュもだいぶスタミナをロスした感じ。
 スタンドで再開後は、距離を詰めたジョシュがロープ際やコーナーにミルコを詰める展開が続く。蹴り足をつかまれるのを恐れてか、ミルコはキックがほとんど出ない。ジョシュが予想外に健闘、という印象で第1R終了。

 2R以降もジョシュが徹底的に圧力をかけて、組んでからの肩パンチ・ヒザ蹴りでこつこつ攻める。ミルコはパンチ主体の攻めだが連打が出ない一方で、組み合いの状態からテイクダウンを何度か奪っていく。スタンドで優位に立てないミルコがグラウンドでは主導権を握るという奇妙な展開に。
 3Rにようやくミルコがパンチのコンビネーションをヒットさせるが、ほぼ2Rと同じ展開のまま試合終了。

 判定は3-0でミルコ。ジョシュが目に見えてダメージを与える攻めを見せていないので、まあ順当。とはいえ、「ミルコ復帰戦勝利」よりは「ジョシュ健闘」という印象の方が浮き彫りになる試合展開だった。「圧力をかけ続けてキックの距離を潰せばいい」というミルコ攻略法がより一層明らかになった感じ。もっとも、復帰戦でそれをやってのけるジョシュが凄いんだけど。

 ミルコ、桜庭ともに記録上は完勝の復帰戦。その一方で内容には若干の疑問符も。本当の審判が降りるのは2ヶ月後か。

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# by nugueira | 2005-10-27 01:09 | PRIDE | Comments(0)

PRIDE30観戦記③

瀧本誠○-×ユン・ドンシク(判定)

 ユンの入場を見ているとき、知り合いに非常によく似た人がいることに気づく。うわっ、どうしよう。次に会う時はまともに顔見れないかも。

 いきなり無関係な話から入ってしまい失礼。ユンは柔道着を脱いでスパッツのみの完全な総合スタイル。対する瀧本は半袖の柔道着。何度見てもこのスタイルの狙いが分からない。

 1R序盤から、ユンが非常に様になった打撃を披露。練習の跡をうかがわせる。グラウンドでもユンが上のポジションを取るが、瀧本が腕を取りながらスイープに成功し、そのままアームロックの体勢へ。だいぶ長いこと頑張るが、結局ここは極めきれず。アームロックってポイントがずれるといくらやっても極まらないんだよね。この後はユンが瀧本をコーナーに押し込むようにマウントを取り逆襲。内容は一進一退だが、どっちかというとユンの方が総合慣れした動きを見せている印象。

 2R以降は両者息切れ気味で、お互いなかなか前に出てこない。瀧本が意を決したようにパンチのラッシュを仕掛けるが、ユンの方が逆にいいパンチを入れ返す場面が何度か。それでも3R終了間際には瀧本が上のポジションを取りユンを殴り続け、優勢の印象を残したまま試合終了。

 判定は3-0で瀧本。2ラウンド以降の積極的な印象(相対評価だけど)が影響したか。とはいえ前回の田村戦ほどでないにせよ消化不良感の残る試合。さらに瀧本はここで「客が誰も要求していないのにマイクアピール」という大失態を演じてしまう。瀧本がマイクを持った瞬間、一言も発しない内から場内大ブーイング。すげぇ、一番しょっぱい時期の健介みたい。瀧本はこのままヒールキャラを極めるのも手だな。


桜庭和志○-×ケン・シャムロック(1R KO)

 桜庭の入場。いつも以上にガチガチのテーピングで固めた両ヒザを見ただけで切なくなってくる。そりゃ体重増やせばヒザへの負担も大きくなるよなあ。対するケンシャム、失礼ながら41歳とはとても思えない絞りきった体を披露。すげえなあ、どういうトレーニングしてるんだろう。

 ゴングと同時に、打撃の間合いを計る桜庭。時々フェイントでタックルに入ろうとするものの、いずれもシャムロックが素早く察知して隙を見せない。本格的な攻防はないが、どちらかというとシャムロックの予想外の動きの良さが目立つ。

 こりゃズルズル長引くかなあ、と思った刹那、一気に踏み込んだ桜庭の右がクリーンヒット。ロープ際に倒れ込んだシャムロックに追い打ちをかけたところでレフェリーストップ。客席の反応は歓声と「えー?」が半々といった感じ。

 後でスロー映像を見ると桜庭のパンチはきれいに打ち抜いていて、シャムロックも腰から崩れ落ちてるから、続けていても結果は変わってないね。あと5秒ぐらい放っておけば客も納得したろうけど。なんかこの日の試合は止めるのが早いだの遅いだの文句つけてばっかり。

 打撃KOという最高の展開ながら、出会い頭感も拭えない復帰戦。まあでも、これで大晦日出場はほぼ確定。今年こそはやってくれるんだろうか、運命のあのカード。

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# by nugueira | 2005-10-26 01:48 | PRIDE | Comments(2)