反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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カテゴリ:RIZIN( 29 )

RIZIN.13の感想①

 メイン以外の感想を順次。

中村優作×-〇マネル・ケイプ(3R 裸絞め)
 1Rは中村のジャブから打ち下ろしの右が浅くヒット。徐々にタイミングが合ってくるか?と思えたが、ケイプは2Rからテイクダウン狙い主体に切り替える。中村は下のポジションで削られる展開が続き、3R終盤にケイプが肩固めで一本。中村はMMAルールでもらえたチャンスを活かせなかった。ケイプはこういう試合運びもできるのね。

大雅△-△原口健飛(判定ドロー)
 大雅がパンチを繰り出していくが、全体的に大振りが目立つ。原口はミドルやヒザを繰り出し、お互い決め手がないままラウンドが経過。3Rにパンチの有効打を増やした大雅が取ったかなあ、と思ったが判定は原口1-0のドロー。この内容じゃキックトーナメントもなかったことにされるぞ…と思っていたら案の定そういう展開に。RISEのトーナメントを制した原口も報われないが、モメにモメてRIZINに来た大雅も何をやってるんだか。

浜崎朱加〇-×黒部三奈(1R アームロック)
 開始からパンチで押し続けた浜崎が、黒部のタックルを潰しトップキープすると最後はアームロックで一本。強い、の一言。大晦日の浅倉戦はテレビ的にはともかく格闘技的にはいい組み合わせになりそう。

朝倉海〇-×トップノイ・タイガームエタイ(判定)
 1R、テイクダウンを奪った朝倉がマウントをキープし続けパウンドの嵐。トップノイが脱出できる気配もなかったので止めてもいいのではと思ったが、結局トップノイが絶え凌ぎラウンド終了。
 2R以降はさほどダメージを感じさせないトップノイに対し朝倉はガス欠気味で、テイクダウンを取ってもキープできず立ち上がられてしまう。トップノイの一発が入らないかヒヤヒヤする展開が続いたものの、朝倉がなんとか逃げ切り判定勝利。

砂辺光久×-○越智晴雄(3R TKO)
 上背の差がかなりあるが、越智がリーチ差をものともせずタックルからのテイクダウンを続け、パワーを見せつける。砂辺はスタンドで活路を見出したいはずだが一向に手数が出ず、越智のプレッシャーに押され続けるジリ貧の展開。
 迎えた3R、越智がボディからフックのコンビネーションで攻め続け、砂辺をロープ際に詰めると左ボディからの右フックがクリーンヒット!ダウンした砂辺にサッカーボールキックを入れフィニッシュ!
 砂辺はどこか故障していたのか?と疑いたくなるほど精彩を欠く試合内容。せっかく適正階級の試合でアピールするチャンスだったのに…。

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by nugueira | 2018-10-04 23:48 | RIZIN | Comments(0)
 JRが20時以降運転見合わせというニュースを聞き、実家(さいたま市内)に泊まる算段を整えつつ会場に向かったのだが、生放送を中止し試合順入れ替えという対応。主催者のこの決断には本当に敬意を表したい。とにもかくにも、メインの感想から。

那須川天心〇-×堀口恭司(判定)
 予想記事に書いたとおり戦前は「那須川問題なく勝つでしょ」という思いだったのだが、入場前の堀口の全く気負いが感じられない表情を見て、急に自信が揺らぎ始める。果たして、試合はこちらの期待を上回るものに。
 堀口はいつも通り腰を落として重心を低くした構え。堀口が飛び込んでのパンチを出すが、那須川はすぐさま左ミドル。那須川はさらに左ハイも繰り出すが、堀口は鋭い踏み込みからの右をヒット。総じて堀口がいい動きをしているが、那須川も慌てる場面はないか。
 2R、堀口は素早いステップワークから攻撃のタイミングを探っていく。那須川はカポエイラキックを繰り出すが、これは堀口がキャッチ。ラウンド中盤に那須川が立て続けにローブローを入れてしまい試合中断。オーソドックスとサウスポーだし堀口の構えが低いので那須川を責めるのも可哀想ではあるのだが、この展開は残念。再開後、ラスト30秒でギアを上げた那須川がミドルからのパンチ連打!しかしスピード負けすることなく対応し、パンチを返す!那須川がバランスを崩し倒れるが、これはスリップの判定。
 3R、引き続き高速の攻防を繰り広げる両者だが、中盤を過ぎたところで那須川の浴びせ蹴りがヒット。さらにパンチ連打で攻め込む那須川に、堀口はごまかすようにタックル。那須川がさらにミドルと浴びせ蹴りで攻めていったところで試合終了。
 判定は三者とも那須川。客席で見ているときはドローという印象だったが、地上波で見返すと3Rは堀口が明らかに効かされているのでまあ妥当なジャッジか。

 とはいえ、評価を上げたのは明らかに堀口。キックデビュー戦で那須川と渡り合う人間がいるとは…。試合終了後に涙を浮かべていた那須川は納得いっていないことが明らかだったし、那須川の「(堀口は)獣のようだった」というマイクに対する堀口の「(那須川は)人間でした」という返しに全てが集約されていた。スピードが速すぎて地上波でようやく理解できた攻防も多かったし、こいつらドラゴンボールの世界の住人ですよ。
 実際問題としてもう一度戦ったら那須川が今回以上に差をつけて勝つだけだと思うのでリマッチには賛成できないのだが、戦前の「他流試合から勝負論は生まれない」という発言については、陳謝するしかない試合内容。「最強は二人いらない」がこの試合のキャッチフレーズだったが、那須川は最強。堀口も最強。もう、それ以外の言葉が必要なくなる名勝負でした。

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by nugueira | 2018-09-30 23:03 | RIZIN | Comments(3)

RIZIN.13の予想

 30日のRIZINの予想。今回は500レベルまで開放ということで会場の雰囲気が非常に楽しみなのだが、台風の接近が非常に心配。

中村優作〇-×マネル・ケイプ
 キックルールに挑戦させられた中村にMMAの試合機会が与えられたのは嬉しい展開。ケイプも不条理判定に怒ってたけど継続参戦してくれるのね。中村のKO勝利を期待。

大雅〇-×原口健飛
 キックトーナメントがどこかに行ってしまったのはこの二人にとって誤算か。大雅はK-1と揉めてまで参戦したのだから、那須川戦につながる勝ち方をしてほしい。

浜崎朱加〇-×黒部三奈
 元INVICTA王者の浜崎には取りこぼしは許されない一戦。RENAの一時離脱でしぼみかねない女子戦線で存在感を示せるか。

朝倉海〇-×トップノイ・タイガームエタイ
 朝倉はケイプ戦と同様テイクダウン狙いの組み立てだろうか。トップノイの前戦は見ていないのだが、グラウンドで手堅く固めていけば勝てる相手か。

砂辺光久〇-×越智晴雄
 砂辺もMMAでのチャンスが与えられてよかった。DEEPとの王者対決になるが、インパクトのある勝利を期待。

大砂嵐〇―×ボブ・サップ
 生中継枠かと思いきやここで大砂嵐を投入。とりあえず今のサップ相手に勝てないなら何も始まらないぞ。

ダロン・クルックシャンク〇-×ディエゴ・ブランダオン
 ライト級強豪外国人の潰し合い。打撃戦が期待できそうだが、ブランダオンはもともとフェザー級のはず。クルックシャンクにやや分があるか?勝った方は大晦日に五味と対戦かな。

朝倉未来〇-×カルシャガ・ダウトベック
 日沖相手にKO勝利を収めた朝倉、ここで勢いを止めてほしくない。

イリー・プロハースカ〇-×ジェイク・ヒューン
 RIZIN旗揚げメンバーとしてしぶとく残っているプロハースカ。実は今回勝つとRIZIN・MMAルールの通算勝利数で堀口と並ぶトップタイだったりする。

ミルコ・クロコップ〇-×ロッキー・マルティネス
 ミルコの膝の怪我はもう大丈夫なのか?すべてはミルコのコンディション次第な気がするが、引退ロードがこの相手にぶち壊されるのは納得いかないのでこういう予想に。

アンディ・ウィン×-〇山本美憂
 生放送枠にはこちらの試合が抜擢。KIDの弔い合戦というアングルは抜きに、打撃面での向上が見られる山本がリベンジを果たしてくれると予想。

那須川天心〇-×堀口恭司
 魔裟斗vsKIDの再現として捉える向きもあるけど、自分の中ではむしろ立ち技トップとMMAトップが戦うという点で魔裟斗vsカルバン戦に似た位置づけ。ただ、トップ同士が対戦すればやっぱり自分の土俵で戦う選手が勝つでしょう、普通に考えて。
 この二人が向かい合う絵柄はワクワクするしチケットが売れるのも分かるけど、突き詰めると他流試合から勝負論は生まれない。堀口の大晦日の試合に影響が出るのは嫌だけど、那須川には文句のつけようがない完全決着をつけてほしい。

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by nugueira | 2018-09-28 23:31 | RIZIN | Comments(2)

大砂嵐vsサップ

 RIZIN.13での大砂嵐vsボブ・サップが正式決定。先日の記事では「チケット売れ行き好調な今回は無理せず、大晦日に温存」という予想をしていたのだが、大外れ。深く陳謝いたします。

 RIZINとしては観客動員以上に視聴率で成否が問われる状況なので、テレビ向けのカードに関して手は緩められないということなんだろうな。目下13連敗中のサップだが、2度の曙戦が示すようにここ一番では妙に(無駄に?)底力を発揮する。大砂嵐はなんのかんの言ってもこれがMMAデビュー戦。交通事故的な一発で試合が終わる可能性も十分あるし、これ勝負論的にも意外と分からないカードなんだよな。

 さて、これで気になるのが当日の生中継がどうなるか。地上波は20時開始らしいので

①20時から那須川vs堀口を生放送
②20時から大砂嵐vsサップ、続けて那須川vs堀口を2試合生放送
③録画からスタートし21時またぎで那須川vs堀口を生中継

 といった辺りが考えうるパターンだが…これ、③だと本当に帰宅を考えざるを得ないぞ。うーん、もうチケットを買ってしまったので後戻りはできない…。

 あーあと最後に、「当日の大砂嵐の入場テーマ曲は『サンドストーム』」というこれまた適当予想を投入しておきます。

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by nugueira | 2018-09-12 22:47 | RIZIN | Comments(2)

RIZIN.13チケット

 RIZIN.13のチケットが初動から驚異的な売れ行きで、遂に400レベルを開放して追加販売まで決定。那須川vs堀口が決まった時には「どうせ長時間休憩入るだろうしなあ」と冷めた反応を書かせていただいたのだが、「チケット売り切れ寸前」という状態につられて購入してしまった。プラチナチケットというのはこうして生まれていくのか。

 初日だけで1万枚がはけて、PRIDE全盛期並みの売れ行き…という話もツイッター上に流れていたが、ここまでの事態になったことが本当に驚き。那須川vs堀口は格闘技ファン的に(勝負論はおいといて)注目のカードではあっても、そこまで大きなムーブメントを生むような試合ではない、と受け止めていたもので。
 振り返ると7月のさいたま大会も観客動員は好調だったと聞くし、「RIZINを会場観戦したい客層」のマーケットは着実に大きくなっていて、そこが食いつくカードを提示すればチケットはちゃんと動いてくれる状態は出来上がっている、ということなんだろうか。それにしてもたまアリの400レベルが解放されるのはいつ以来だ?追加チケットのはけ具合によっては、当日の会場はなかなかの壮観になりそう。

 ただRIZINは地上波コンテンツとしての価値によりかかるビジネスモデルのはずで、今回チケット売上が好調でも安心できないのが辛いところ。今回と大晦日は視聴率の方で一定の成果を出さないと先行きは厳しくなりそう。となるとメインは生中継にするんだろうなあ…という最初の心配に戻ってきてしまう。

 あー、あと「今大会で無理する必要はなくなったので、大砂嵐のデビュー戦は大晦日にスライド」という無責任予想をここで投入しておきます。

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by nugueira | 2018-08-31 23:12 | RIZIN | Comments(2)

那須川vs堀口

 9月のRIZIN.13の対戦カードが一挙11試合発表。目玉は何といっても那須川天心vs堀口恭司のキックボクシングルールでの対戦。
 とはいえこれ、普通に那須川が勝つとしか予想のしようがない。かつての魔裟斗vsカルバンと同じで、立ち技・MMAの王者対決というインパクトはあれど勝負論としての面白さを見出すのは難しい試合になりそう。大晦日の切り札になってもおかしくないこのカードをここで切ってきたのはそこそこ驚きではあるけど、RENAvs浅倉と同様、今のRIZINに目玉カードを寝かしておく余裕はないんだろうな。
 話に上がっていたキックトーナメントは大晦日の一発勝負で、今回は査定試合。RISEのトーナメントを勝ち上がってきた原口は、この査定試合だけで出番がなくなっちゃったら可哀想だな。RIZINとしては那須川・大雅に焦点を当てていきたいんだろうけど、年末に更なる隠し玉は用意できるのか。

 MMAルール9試合の方は、ミルコが意外と早く復帰してきたのが驚き。相手のマルティネスもRIZINでコツコツ実績は重ねてきたので、まあ許容範囲内では。その他もRIZINで大なり小なり試合をこなしている選手が大半で、以前も書いたが曲りなりにも「MMAイベント」としての体裁は整っている感じ。立ち技ルールで冷や飯を食わされた砂辺や中村にキチンとチャンスが与えられているのは好印象ですね。…大砂嵐はどうした?

 全体としては悪くないラインナップで、会場観戦は十分ありな状況なのだが…今回もやっぱりメインは生放送なのかな?それこそ那須川vs堀口の開始前に力尽きて帰宅する状況になりかねないのが怖い。途中1時間休憩が入る6時間興行に好き好んで足を運ぶ人間はそういないと思うのだが、どうにかならないものかね。

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by nugueira | 2018-08-24 21:24 | RIZIN | Comments(2)

RIZIN.12の感想

 Gyaoで主だったカードを見た感想。

日沖発×-〇朝倉未来(1R KO)
 日沖前蹴り。朝倉は飛び込みながらのパンチを出していく。日沖がタックルにいくがテイクダウンは取れない。さらに反り投げにいくが、つぶされてしまい日沖が下に。日沖がサブミッションを狙っていくが朝倉が立ち上がる。スタンドに戻り、思い切り左右のパンチを振るう朝倉。日沖が頭を下げたところに左ハイがクリーンヒット!すぐさま朝倉がパウンドに行きストップ!
 最近の日沖の戦績からしてあり得る結果だとは思っていたが、実際に目の当たりにするとやっぱり衝撃。朝倉兄弟は勢いあるなあ。

元谷友貴〇-×祖根寿麻(2R 裸絞め)
 祖根がパンチ連打からリフトアップしテイクダウン。しかし元谷はすぐさまギロチンへ。元谷が立ち上がると祖根がタックルに行くが、元谷はまたもギロチンで迎撃。スタンドに戻ると打撃の回転力では祖根がやや優勢か。
 2R、祖根がパンチからロー。更にタックルに行くが、元谷はギロチンで対応。下になる元谷だがしつこい仕掛けを続け、体を入れ替えると逆にコーナーへ押し込む。スタンドに戻った後、元谷がシングルレッグ。逃げようとした祖根のバックを取ると、一気にチョークで締め上げ一本。元谷はシュートボクセで修行した割に打撃ではやや後手を取ったが、際の動きの速さで上回った。

矢地祐介×-〇ルイス・グスタボ(2R KO)
 開始からガンガン前に出てパンチを振るっていくグスタボ。さらにタックルからテイクダウンを奪いパウンドを入れる。矢地は時折パンチやヒザは入るものの、後手に回ってしまっている。
 2R早々、矢地がタックルからテイクダウン。しかしグスタボは立ち上がると跳びヒザからのパンチ連打。カットで流血した矢地にドクターチェックが入った後、グスタボが再びパンチで攻勢。最後は矢地がパンチを振り回したところに右フックを合わせ、矢地がうつぶせにダウン。初来日のグスタボが衝撃のKO勝利。
 矢地はこれまでの貯金が一気にチャラにされかねない敗戦。ってそもそもそれほどの貯金もないのかもしれないが。グスタボはスクランブル出場だったが、「活きのいい外国人」の典型例のような戦いぶりを見せてくれた。やっぱりピークを過ぎた元UFCファイターよりはこういう若手を引っ張ってきた方が面白くなるか。

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by nugueira | 2018-08-15 23:45 | RIZIN | Comments(2)

RIZIN.12の予想

 12日のRIZINの予想。当日地上波なしだが、面子も薄いのでまあ納得するしかない。

村田夏南子〇-×アンジェラ・マガーナ
 村田も影が薄くなっちゃったなあ。ここは快勝して次につなげてほしい。

ロッキー・マルティネス〇-×侍マーク・ハント
 バンナに一本勝ちしたマルティネスに期待。メガトン路線で他に張り合えそうなキャラがいないのが残念…いや、9月に大砂嵐との対戦があるか!?

日沖発×-〇朝倉未来
 実績と総合力では圧倒的に日沖だが、ここ2試合の負け方が不安。朝倉に一発もらってしまうのでは…。

KINGレイナ〇-×ケイトリン・ヤング
 年末に敗れたものの昨年を通じてスキルの向上は見て取れていたKING。スカ勝ちを見せてほしい。

ストラッサー起一〇-×住村竜市朗
 RIZIN2戦目のストラッサー、早くも持て余し感。実績を考えれば取りこぼしはないと思うが。

元谷友貴〇-×祖根寿麻
 RIZINではことごとくチャンスをものにできていない元谷。修斗王者を破り上昇気流に乗れるか。

矢地祐介〇-×ルイス・グスタボ
 メインを任されたのは矢地。ここはKOでしっかり締めてほしい。下手すると五味に勝った事実が忘れ去られるぞ。

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by nugueira | 2018-08-09 23:34 | RIZIN | Comments(0)

RIZIN.11の感想

五味隆典〇-×メルヴィン・ギラード(1R KO)
 序盤からガードもへったくれもなくお互いのパンチが当たりまくる乱打戦。体重超過のギラードの方がこの展開は優位かと思ったが、最後は五味がロープ際に詰めてからの連打でフィニッシュ。五味の勝つ姿、それもKOを見れる日がまた来ようとは。レベル的には元UFCファイター同士とは思えない大味ファイトだったが、これはもう会場で見ていた人たちの完全勝利ですよ。

石岡沙織×-○山本美憂(判定)
 いきなり山本の左が入り石岡がダウン。この後は山本がテイクダウンからパウンドで攻め、石岡のサブミッションをギリギリながらも凌ぎ続ける展開が続き、スプリット判定で山本が勝利。この展開で石岡に1票入ったのは驚き。
 山本は試合間隔が空いたのもよかったのか、スタンドの打撃にせよテイクダウン後の攻めにせよ、全局面でスキルを上げていた印象。関節技のディフェンスが相変わらず危なっかしいものの、40代でも向上し続ける姿には頭が下がる。ってアーセンは何やってるんだ?

浅倉カンナ〇-×RENA(判定)
 RENAの蝶野風の入場にはやられた。本人のアイデアかどうかは分からんが、こういうキャラチェンジをさっとやってのける辺り、この子は本当によくできてる。
 試合は浅倉のしつこいタックルを凌ぎきれなかったRENAが、終始グラウンドでの戦いを強いられ連敗。思い切りのいい打撃が見られなかったRENAに対して浅倉は「タックルにいけばどうにかなる」という自身が感じられ、やはりショートスパンでの再戦は浅倉に有利に働いたか。
 RENAは試合後の会見で休養を宣言。シチュエーションは完全には一致しないものの、ロンダのMMA引退の場面とどうしてもダブってしまう。この3年弱の間にRENAが築き上げてきたものには間違いなく価値があるし、だからこそこの連敗に揺らぐ必要はないと思うのだが…これはもう本人が決める世界か。

堀口恭司〇-×扇久保博正(判定)
 扇久保のキャッチフレーズがなぜか「日本軽量級最後の砦」。もはや堀口は別枠か。堀口が全局面で優位に立ち、危なげなく完勝。ここ5試合ほどの勝ち方が凄すぎたので、フィニッシュできなかったことに不満を感じてしまうが、ここは扇久保を褒めるべきか。

 大会全体の総括。解説のルミナが「MMAの試合をしている」という表現を繰り返し使っていたのが印象的で、RIZINでMMAデビューした選手も戦歴を重ね、気づけばMMAイベントとしての体をなしてきている。もっともこの「多少こなれてきたが世界最高峰ではないMMA」が地上波コンテンツとして魅力を備えているかというと難しいところなのだが。
 あと、メイン前の1時間休憩はやはり論外。会場観戦していた知人は結局帰宅し、メインは自宅のテレビで観戦したらしい。安室とのバッティングを避けたい思惑があったんだろうけど、ライブ観戦組に負担が押し付けられるのはイベント運営として間違ってますよ。

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by nugueira | 2018-07-30 23:28 | RIZIN | Comments(4)

RIZINの価格設定

 勝敗予想の記事で書いたとおり、明日のRIZINは会場観戦はパス。とはいえせっかくだし、ネット配信でライブ観戦するかな、と思って見てみたら…

 GYAO!で見ようとすると2000円するのね。

 同じGYAO!の有料コンテンツだとドラマが1話200~300円。映画は1本400~500円。格闘技の動画配信という括りで比べても、ファイトパスがだいたい月10ドル(一括契約ならさらに割引)。動画配信サービスはやっぱり月1000円・10ドルが相場のはずで、新日本プロレスワールドやWWEネットワークもだいたいこんな感じ。やっぱりさほどの負担感なく継続的に払える金額がこのラインなんだと思う。DAZNの月1800円もかなり強気な価格設定という印象だったが、そんな中1大会で2000円。

 いや、ないわ。UFCのナンバーシリーズも1大会3000円程度するのでパスしているけど、それより多少安いとはいえあのラインナップじゃ…。編集でズタズタにされていようとも、夜の地上波を待つわな。

 RIZINはオフィシャルファンクラブ「強者ノ巣」で提供している各種サービスもそうなんだけど、どうもRIZIN(おそらく榊原さん?)は「RIZINのために金を湯水のように注ぎ込んでくれる人が山のようにいる(今は少なくとも掘り起こせば出てくる)」と思っている節がある。動画サービスしかり、今はもっと「薄く広くお金を取る」スキームの方が脈があると思うのだが。やっぱりかつての成功体験に引きずられて新しい仕組みに踏み出すことができないのが、多くの日本企業に共通する病状なのだろうか。

 なんか最後の方は無駄にスケールの大きい話にしてしまったが、RIZINはこういう「PRIDE方式」にはもう鉱脈がない、という事実をきちんと認識するところから始めないと相当まずいと思うのだが。いや、もうすでに相当まずくなっているのかもしれないけど。

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by nugueira | 2018-07-28 23:08 | RIZIN | Comments(2)