反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

カテゴリ:RIZIN( 49 )

RIZIN.14の感想④

ギャビ・ガルシア〇-×バーバラ・ネポムセーノ(1R アームロック)
 序盤は危なっかしい打撃戦をしていたギャビだが、組み付いてテイクダウンするとアームロックであっさり一本。
 前の試合中にリングサイドを移動する黄色いジャージの一団が目に入ったのでひょっとして…と思っていたら、案の定試合後に神取が乱入。明らかに神取より線の細いスタッフに簡単に押しとどめらている点も含めて、まあきっちり仕事をしてました。選手の安全面の問題がクローズアップされる話題が多かっただけに、ギャビvs神取はもうやめとこうよ、と思うのだが。

イリー・プロハースカ〇-×ブランドン・ホールジー(1R TKO)
 ホールジーがタックルから足首をつかみテイクダウン。プロハースカはトップキープされ削られ続ける苦しい展開。しかしスタンドに戻ると、ホールジーがロープ際の攻防から繰り返しリング外へ落下。にわかに巌流島ルールの空気が漂う。
 故意の場外逃亡とみなされイエローカードをもらったホールジーは、ガス欠か動きがガクンと落ちてくる。それでもバックを奪いあわやチョーク、という場面もあったが、これを脱出したプロハースカがパウンドを入れ続けたところでストップ。
 プロハースカは勝つには勝ったがえらい大味な展開。UFCライトヘビー級でいうとプロハースカはどの辺りの位置づけなのか興味深いところだが、やっぱりまだ穴も大きいか。当初予定されていたエマニュエル・ニュートンと対戦していたら危なかったのでは。

by nugueira | 2019-01-06 12:39 | RIZIN | Comments(0)

RIZIN.14の感想③

宮田和幸〇-×山本アーセン(2R アームロック)
 アーセンがゴングと同時に跳びヒザに行かないかなあ、と思っていたら宮田が跳びヒザ!これにはしびれた。
 組みではアーセンが上回りテイクダウンするものの、宮田が下から三角、さらにはアームロックを狙っていく。アーセンは危なっかしい場面もありつつ何とか凌いで1Rが終了。
 2Rはアーセンが飛び込みながらのパンチで押し倒すようにテイクダウンするものの、宮田が背中から腕を回す変則的なアームロックで一本!フィジカルでアーセン、技術で宮田という分かりやすい構図だったが、宮田がMMA経験の差をみせつけた。
 ここはアーセンに勝って世代交代して欲しかったが…。前から言っているけど、RIZINにこだわらず試合経験を積むべきだと思う。昨年母親が3試合戦ってるのに息子が1試合っておかしいでしょう。

長野美香×-〇山本美憂(判定)
 山本がパンチで先手を取り、長野のタックルは切ってこつこつとパウンド。目立つ決定打はなかったが最後までこの展開を続け判定勝利。この年齢でMMAに適応していく山本には頭が下がる思いだが、これからの扱い方は難しくなりそう。浜崎に挑戦させても思い出作りマッチにしかならないだろうし。

ダロン・クルックシャンク×-〇ダミアン・ブラウン(1R ギロチンチョーク)
 クルックシャンクがバックブロー、バックスピンキックなど回転系の技を繰り出しつつ、打撃で着実にブラウンを削っていく。フィニッシュも近いか…と思ったところでクルックシャンクがタックルに行くものの、ブラウンがギロチン。そのまま極まってしまいクルックシャンクがタップ!
 あそこでテイクダウンに行く必要性もなかった気がするのだが、クルックシャンクは勝負を急いでしまったか。まあライト級GPに向けてコマが豊富になった、という見方ができなくもないか。

by nugueira | 2019-01-04 22:17 | RIZIN | Comments(0)

RIZIN.14の感想②

 生中継枠以外の試合の感想を何回かに分けて。ラスト3試合以外もKO・一本決着が多く、今後が楽しみなニューカマーもいて充実の内容だった。

大尊伸光×-〇トフィック・ムサエフ(2R TKO)
 両者打撃で距離を探り合う静かな出だしだが、1R終盤にムサエフがテイクダウン。2Rもムサエフがパンチからのタックルでテイクダウンを奪うと、ハーフの体勢からパウンドを連打しレフェリーがストップ。
 あの体勢からパウンドを効かせるかあ…。テイクダウン耐性などはまだ分からないけど、掘り出し物の外国人が来たかも。

真珠・野沢オークレア×-〇ヤスティナ・ハバ(2R 裸絞め)
 スタンドでも思い切りのいい打撃を出していく野沢だが、テイクダウンされたハバは下から三角や腕十字。危ない場面もあったが野沢が何とか堪える。
 2Rは野沢がバックを奪いかけるものの、上を取り返したハバがマウントを奪い、最後は裸絞めで一本。テレビ的には望ましい展開ではなかったんだろうが、デビュー3戦目の選手がつまずくのはある意味当たり前の話。RIZINにこだわらず場数を踏んでいく手もあると思うのだが。

佐々木憂流迦〇-×マネル・ケイプ(判定)
 入場時の憂流迦の格好、パッと見が大西ライオン。
 タックルを切られなかなかトップが取れない憂流迦だが、ジャブ、テンカオと打撃をよく使えている。迂闊に飛び込めなくなったケイプを2Rにはテイクダウンしチョークを狙っていくが、ここはケイプが凌ぐ。3Rは攻め疲れか憂流迦がケイプのパンチをもらう場面もあり、フィニッシュはできず試合終了。元UFCファイターの地力の違いは見せたが、インパクトには欠けたか。

元谷友貴〇-×ジャスティン・スコッギンス(1R 洗濯挟み)
 回転系の打撃を混ぜつつ攻めるスコッギンスだが、元谷はスタンドでも後手に回らず寝技に引き込むと、下から三角を狙う。耐えるスコッギンスだが、元谷が洗濯挟みに移行して一本!
 元UFCファイターにこの勝ち方をしたのは大きい。憂流迦、朝倉も含めバンタム級のコマは揃ってきており、2019年はこの辺の面々がサバイバルマッチをして堀口への挑戦者が浮かび上がる流れになればいいのでは。

矢地祐介×-〇ジョニー・ケース(2R TKO)
 ケースが開始早々、矢地にパンチを叩き込んでダウンを奪取。さらに組み付くとすぐさまテイクダウン。矢地は全局面で圧倒され、1R終了時には右目も腫れ上がっている苦しい展開。結局2Rにパンチの被弾でまぶたから出血した矢地にドクターストップがかかり試合終了。
 しかしまあ、これだけの選手が連敗してあっさりリリースされるUFCライト級って何なんだ…。ライト級GPは放っておくと外国人天国になるので、一回戦からケースvsムサエフだな。

by nugueira | 2019-01-03 16:08 | RIZIN | Comments(0)

RIZIN.14の感想

 休憩時間の長さには辟易したが(織り込み済みではあったので、一旦会場から出て飲んでいたけど)、好勝負続きの良興業。特にラスト3試合のインパクトが圧倒的だった。

浅倉カンナ×-〇浜崎朱加(2R 腕十字)
 黒部戦と同様に、序盤から浜崎の打撃が冴える。的確なジャブで先手を取られ、浅倉はタックルに入るタイミングをつかめない。
 2Rも浜崎が打撃でペースを握る展開が続く中、浅倉がロープ際で組みつく。しかし浜崎が足払いでテイクダウンすると、サイドを奪い腕十字狙いへ移行。一度は体を回転させ逃げかける浅倉だが、最後はがっちりと極まりタップ。浜崎が全局面で浅倉を圧倒し、王座を獲得した。
 2017年の大晦日にはRENAの貯金を浅倉が全て持っていき、そして今回は浜崎が全てを奪った。切なくて残酷だが、だからこそ格闘技は面白い。

堀口恭司〇-×ダリオン・コールドウェル(3R ギロチンチョーク)
 入場時の表情に気負いは感じられない堀口。とはいえコールドウェルの身長や手足の長さはバンタム級のそれではなく、予想されていたとはいえ体格面のハンデは相当ありそう。
 慎重に間合いを測る堀口だが、コールドウェルはシングルレッグからテイクダウンしトップをキープ。立ち上がった堀口がバックを取るものの、コールドウェルは桜庭式アームロックで切り返す。大ピンチとなった堀口だがなんとか脱出し、スタンドに戻すとパンチや前蹴り。ラウンド後半は圧をかけてコールドウェルを下がらせた。
 2Rは開始早々にコールドウェルがタックルからテイクダウン。立ち上がりたい堀口だがコールドウェルはしつこくトップキープし逃さない。コールドウェルもポジションキープだけでそこから先の攻撃がなかったものの、堀口は下から細かいパンチを出し続けるだけでこのラウンドを終える。
 組まれると厳しい堀口は、3Rはプレッシャーをかけながらボディストレート。効いた様子のコールドウェルだが低空タックルで三度テイクダウンを奪う。こうなると苦しい…と思ったところで、堀口がなんとギロチンチョークの体勢へ。苦し紛れか?と思っているうちに気づけばガッチリと入っており、コールドウェルがタップ!!
 フィニッシュの瞬間の興奮をどう表現したらいいのか!場内の観客が総立ちになり、声が枯れるまで叫び続けていた。判定負け濃厚な劣勢から大逆転の一本勝ちというのがあまりに劇的なのだが、テイクダウン後も図抜けた立ち力を発揮し、スタンドではコールドウェルを下がらせるなど、体格差を打ち消す試合運びができていたことが凄い。堀口の試合でこのフレーズを口にするのがもう何度目なのか覚えていないが…正真正銘の化け物ですわ。

フロイド・メイウェザー〇-×那須川天心(1R KO)
 当日も銀座で買い物や焼き肉を楽しみ、9時半まで会場入りせず。メイウェザーの自由気ままな行動に観客だけでなくスタッフ、テレビ局も振り回され続けたが、遂に試合の瞬間を迎える。メイウェザーをこの目で見れる、という事実に気づけば心拍数が上がってくる。
 入場時の那須川は正直入れ込みすぎの表情。対するメイウェザーは陣営を引き連れ、これまで同様にリラックスしきったムードで試合開始のゴングを迎える。
 余裕たっぷりの構えで様子見の大振りなパンチを出すメイウェザー。コーナーに詰められた那須川が左ストレートを繰り出し、メイウェザーの右は間一髪すり抜ける。しかしプレッシャーを強めるメイウェザーが左フックを入れ、那須川がダウン。ぱっと見はスリップかと思ったが足元が定まっていない。いつものスタイルと真逆に攻勢を強めるメイウェザーは右で那須川の顔面を打ち2度目のダウンを奪取。打ち返していこうとする那須川だが、3度目のダウンを喫したところで陣営がタオル投入。夢のエキシビジョンマッチはメイウェザーが躊躇なく那須川をリングに沈め、2分ちょっとで終わりを迎えた。

 凄いものを見たという感動と、言いようのないもやもや感。自分だけでなく多くのファンが抱いた感情は、この2つが入り混じっていたのでは。想像とは違った展開に、すぐには言葉が見つからなかった。
 本来なら階級差という根本的な矛盾があったこの試合を成立させていたのは、「メイウェザーは本気ではない」という暗黙の了解であり、実際メイウェザーの試合直前までの言動もそれを補強する方向に働いていた。メイウェザーが那須川の打撃をかわし続け、お茶を濁したまま3Rが経過していく、というのが大多数の人が思い描いた光景だったはずで、それがこうなるとは…。全格闘技ファンはおろかRIZIN、フジテレビもメイウェザーの手のひらで転がされていたというしかない。
 リングで戦い、しかもフィニッシュを狙うメイウェザーを生で見ることができたのは、格闘技ファンとして最高の幸せ。その一方で那須川の心身のダメージも心配になってくる。RISEには申し訳ないが、次の試合まで半年ほど休んだ方がいいのでは。
 「エキシビジョン」という隠れ蓑に甘えて、この試合の危険性について見て見ぬふりをしてきた、という点では団体もファンも共犯関係。自分の認識の甘さはただただ反省するしかない。とはいえ、試合が終わった瞬間に実況席が「無理のあったマッチメイク」と言い出すのは後出しジャンケンが過ぎると思うのだが。とにかくメイウェザーという「劇薬」の強さを嫌というほど思い知らされた大晦日だった。

by nugueira | 2019-01-01 16:31 | RIZIN | Comments(2)

RIZIN.14の予想②

 後半戦の予想を。

長野美香×-〇山本美憂
 今年はMMAファイターとして長足の進歩を見せた山本。天国のKIDに捧げる…とか余計なことは考えず、今の自分ができるパフォーマンスをしっかり見せてほしい。その先に結果は自然とついてくるはず。

ダロン・クルックシャンク〇-×ダミアン・ブラウン
 気づけばRIZINライト級不動の外国人エースになっているクルックシャンク。今回も派手なKOを期待。

ギャビ・ガルシア〇-×バーバラ・ネポムセーノ
 ギャビはもう切ってしまっていいと思うのだが…。勝ちはするだろうけど、そこから先へつながるストーリーが見えてこない。

イリー・プロハースカ〇-×ブランドン・ホールジー
 実は堀口と並ぶRIZIN・MMAルール最多勝利記録を持っているプロハースカ。当初予定されていたエマニュエル・ニュートン相手だと苦戦も予想されたが、代役のホールジーは元ミドル級。ここはきっちり勝ってほしい。

浅倉カンナ×-〇浜崎朱加
 浜崎はRIZINデビュー戦は判定勝利だったが続く黒部戦では全局面で圧倒し完勝。浅倉にとっては間違いなくキャリア最強の敵。順当にいけば浜崎がインビクタ王者の貫禄を示すのでは。

堀口恭司〇-×ダリオン・コールドウェル
 勝負論という点では今大会ぶっちぎりの最注目カード。ベラトールもよく現役王者のカードを切ってきたなあ。
 堀口にとってはRIZIN参戦以来最強の相手で、テイクダウンからトップキープされる展開が続くとかなり苦しい。それでも最後はKOしてくれると信じてます。

 那須川vsメイウェザーについては、予想の対象外。RIZIN側がどう煽ろうとエキシビジョンマッチだし、逆にいうとエキシビジョンだろうがメイウェザーを日本のリングに引っ張りこんだことには大きな価値があると思っています。
 ちなみに先日「那須川とメイウェザーが結局イントロクイズで勝負する」という夢を見たのだが…どうか正夢になりませんように。

by nugueira | 2018-12-28 22:33 | RIZIN | Comments(2)

RIZIN.14の予想①

 大晦日のRIZINの予想、前半戦から。

RENA〇-×サマンサ・ジャン・フランソワ
 浅倉に連敗後、休養を宣言していたRENAがあっさり復帰。結果的に普通のMMA選手の試合間隔じゃん、という感じだが、メンタル面で一度切れてしまったであろう緊張感をどこまで取り戻せているか。興行に火をつける試合を期待。

大尊伸光〇-×トフィック・ムサエフ
 やや唐突に打ち上げられた感のある来年のライト級GPに向けた査定試合。ムサエフがどの程度の選手なのか不明だが、大尊はKO勝利で「ソーリー、ごめん」というマイクにつなげたい(今さら?)。

真珠・野沢オークレア〇-×ヤスティナ・ハバ
 野沢オークレアが怪我から1年ぶりの復帰戦。今回も相手はほどほどレベルの選手のはずだから、快勝を期待。

佐々木憂流迦〇-×マネル・ケイプ
 憂流迦の参戦は嬉しいサプライズ。ケイプも一発があるだけでなく意外と小器用なタイプなので油断ならないが、ここは元UFCファイターの実力をきっちり見せてほしい。

元谷友貴×-〇ジャスティン・スコッギンス
 今回は外国人も元UFCファイターを引っ張ってきているのが驚き。まあ「元UFC」の肩書も飽和状態なのかもしれないが。元谷はこのクラスの選手に勝てば大きいが、こういう重要な一戦で勝ち切れなさそうな印象が。

矢地祐介×-〇ジョニー・ケース
 かつてUFC日本大会で徳留を破ったケースが参戦。いつの間にかUFCはリリースされてたのね。矢地はここで負けると北岡戦・五味戦で築いた貯金を使い果たすことになりそうだが、厳しい試合になるのでは。

宮田和幸〇-×山本アーセン
 宮田引退試合の相手はアーセンに。KIDとの因縁を踏まえればストーリー性のある組合せではある。
 アーセンは昨年のGP初戦で敗れて以来の試合。素材はいいはずなのだから定期的に実践をこなすべきだと思うのだが…。宮田も2年ぶりの試合だが、その前戦ではサワーに圧勝しているしMMAでのスキルは確実にアーセンより上。引退試合の選手が勝利という微妙な結果になりそう。

by nugueira | 2018-12-27 23:37 | RIZIN | Comments(2)
 大晦日の試合順も決定したので、ぼちぼち勝敗予想を。まずは午前中のやれんのか!から。29日興行をなくしたのに、結局午前中に追加興行を押し込むRIZINの計画性たるや…。

ムン・ジェフン〇-×朝倉海
 特段印象に残る試合はないものの日本で定期的に試合をこなしているジェフン。朝倉には昨年のRoad FCでKO勝利。朝倉は意外と手堅い試合運びもできる一方で詰めが甘い場面もあるので、ジェフンが返り討ちと予想。

渡辺華奈〇-×杉山しずか
 昨年末の再戦だが、なぜわざわざRIZINの中でリマッチを組むのか微妙なカード。昨年は渡辺がフィジカルの強さでキャリアに勝る杉山に勝利したが、この1年で差が広がることはあっても縮まってはいないのでは。これまた返り討ちを予想。

リオン武〇-×朝倉未来
 今年現役復帰したリオンが登場。修斗では現役王者の斎藤相手に判定まで持ち込んでいるし、コンディションは良さそう。朝倉よりキャリアは遥かに上回っているし、ダメージの蓄積がない分、朝倉にとっては日沖以上に難敵なのでは。リオン判定勝利。

川尻達也×-〇北岡悟
 午前のメインはライト級ベテラン日本人対決。この二人の対戦が午前に回されるのは贅沢な一方、両者の現状からすれば妥当か、という気も。正直なところ2~3年前に実現させてほしかった組合せだが、ジャパニーズMMAを追い続けてきた格闘技ファンとしてはやっぱり感慨深い一戦。
 北岡はここ5戦は1勝4敗。10月には虎の子のDEEPのベルトも失ってしまった。一方の川尻もここ5戦は1勝4敗。2016年10月にオリベイラにKOされて以来の試合で、ライト級での試合は約7年ぶり。
 両者ダメージも蓄積していると思うが、そこを突く打撃の強さがあるわけでもないので、グラップリングの攻防になるか。長期休養を挟んだ川尻のコンディションがどうなっているかによるが、北岡がかつての勝ちパターンだった寝技無限ループに持ち込みそうな気がする。判定で北岡勝利、と予想。

by nugueira | 2018-12-24 16:56 | RIZIN | Comments(2)
 先週金曜ぐらいから「RIZINがどえらいことに」「メイウェザーが日本に来てるらしい」「メイウェザーvs天心?」という噂がSNS上を駆け巡っていて、「いやいや、ないでしょ。日本でビジネスやりたがってるらしいから何かの提携はあっても、リングに上がるわけないじゃん。」と思っていたのだが…。

 いやもう、このニュースをどう受け止めていいのか。とりあえず嫁には大晦日不在にする許しを得て、チケット確保しました。ボクシングクラスタにいる人間が、メイウェザーが日本で試合する機会を見逃すわけにはいかないでしょう。

 ただ今回の試合、「勝負論として成立するのか」「RIZINの団体経営にとってプラスなのか」という点を落ち着いて考えていくと、ウーン…。

 一点目については、無敗であることで商品価値を上げ続けてきたメイウェザーが、ボクシング公式戦でないとはいえリスクを負うとはとても思えない。蹴りは認めるわけがないし、バックブローの有無が攻防戦になるのでは、と予想。12Rやるとあまりにメイウェザーの土俵すぎるので、3分×5Rが落ち着きどころだろうか。という細かい点を詰めたところで「体重差12キロ」というファクターが立ちはだかる時点でまともな格闘技の試合としては成立してないわな。

 2点目のRIZINの経営への影響については、メイウェザーの高額ファイトマネーをペイできるのか、が唯一にして最大の難関。榊原さんの発言からすると資金繰りはこれから考えるようだが、ものすごい博打に打って出ちゃったなあ。榊原さん自身が認めているように日本の地上波向けコンテンツとしてメイウェザーがどれだけ商品価値があるかというと難しいところだし、欧米のファンからはどうやったってエキシビジョン紛いに見えてしまうこの試合が、PPV販売をどこまで期待できるのか。

 正直な感想を言うとこの試合を組むことが年明け以降のRIZINにとって起爆剤になるとは思えず、最後の打ち上げ花火になってしまっても不思議ではない。ただ逆に言うと、この試合を実現させたことをもってRIZINは格闘技史に名前を残してもおかしくないと思う。それだけのことが今起きているんだ、というのを試合当日までに少しでも多くの人に理解してほしいなあ。

 平成最後の大晦日格闘技。「平成」が取れてもおかしくない…という危うげな状況ではあるが、予想の範疇をはるかに突き抜けるサプライズが突き付けられたのは間違いない。果たして試合当日まで何が起こるのか、試合は無事成立するのか…。続きがあるのかどうかも分からない「祭り」を、徹底的に見届けてやりますよ。

by nugueira | 2018-11-05 23:43 | RIZIN | Comments(0)

RIZIN.13の感想①

 メイン以外の感想を順次。

中村優作×-〇マネル・ケイプ(3R 裸絞め)
 1Rは中村のジャブから打ち下ろしの右が浅くヒット。徐々にタイミングが合ってくるか?と思えたが、ケイプは2Rからテイクダウン狙い主体に切り替える。中村は下のポジションで削られる展開が続き、3R終盤にケイプが肩固めで一本。中村はMMAルールでもらえたチャンスを活かせなかった。ケイプはこういう試合運びもできるのね。

大雅△-△原口健飛(判定ドロー)
 大雅がパンチを繰り出していくが、全体的に大振りが目立つ。原口はミドルやヒザを繰り出し、お互い決め手がないままラウンドが経過。3Rにパンチの有効打を増やした大雅が取ったかなあ、と思ったが判定は原口1-0のドロー。この内容じゃキックトーナメントもなかったことにされるぞ…と思っていたら案の定そういう展開に。RISEのトーナメントを制した原口も報われないが、モメにモメてRIZINに来た大雅も何をやってるんだか。

浜崎朱加〇-×黒部三奈(1R アームロック)
 開始からパンチで押し続けた浜崎が、黒部のタックルを潰しトップキープすると最後はアームロックで一本。強い、の一言。大晦日の浅倉戦はテレビ的にはともかく格闘技的にはいい組み合わせになりそう。

朝倉海〇-×トップノイ・タイガームエタイ(判定)
 1R、テイクダウンを奪った朝倉がマウントをキープし続けパウンドの嵐。トップノイが脱出できる気配もなかったので止めてもいいのではと思ったが、結局トップノイが絶え凌ぎラウンド終了。
 2R以降はさほどダメージを感じさせないトップノイに対し朝倉はガス欠気味で、テイクダウンを取ってもキープできず立ち上がられてしまう。トップノイの一発が入らないかヒヤヒヤする展開が続いたものの、朝倉がなんとか逃げ切り判定勝利。

砂辺光久×-○越智晴雄(3R TKO)
 上背の差がかなりあるが、越智がリーチ差をものともせずタックルからのテイクダウンを続け、パワーを見せつける。砂辺はスタンドで活路を見出したいはずだが一向に手数が出ず、越智のプレッシャーに押され続けるジリ貧の展開。
 迎えた3R、越智がボディからフックのコンビネーションで攻め続け、砂辺をロープ際に詰めると左ボディからの右フックがクリーンヒット!ダウンした砂辺にサッカーボールキックを入れフィニッシュ!
 砂辺はどこか故障していたのか?と疑いたくなるほど精彩を欠く試合内容。せっかく適正階級の試合でアピールするチャンスだったのに…。

by nugueira | 2018-10-04 23:48 | RIZIN | Comments(0)
 JRが20時以降運転見合わせというニュースを聞き、実家(さいたま市内)に泊まる算段を整えつつ会場に向かったのだが、生放送を中止し試合順入れ替えという対応。主催者のこの決断には本当に敬意を表したい。とにもかくにも、メインの感想から。

那須川天心〇-×堀口恭司(判定)
 予想記事に書いたとおり戦前は「那須川問題なく勝つでしょ」という思いだったのだが、入場前の堀口の全く気負いが感じられない表情を見て、急に自信が揺らぎ始める。果たして、試合はこちらの期待を上回るものに。
 堀口はいつも通り腰を落として重心を低くした構え。堀口が飛び込んでのパンチを出すが、那須川はすぐさま左ミドル。那須川はさらに左ハイも繰り出すが、堀口は鋭い踏み込みからの右をヒット。総じて堀口がいい動きをしているが、那須川も慌てる場面はないか。
 2R、堀口は素早いステップワークから攻撃のタイミングを探っていく。那須川はカポエイラキックを繰り出すが、これは堀口がキャッチ。ラウンド中盤に那須川が立て続けにローブローを入れてしまい試合中断。オーソドックスとサウスポーだし堀口の構えが低いので那須川を責めるのも可哀想ではあるのだが、この展開は残念。再開後、ラスト30秒でギアを上げた那須川がミドルからのパンチ連打!しかしスピード負けすることなく対応し、パンチを返す!那須川がバランスを崩し倒れるが、これはスリップの判定。
 3R、引き続き高速の攻防を繰り広げる両者だが、中盤を過ぎたところで那須川の浴びせ蹴りがヒット。さらにパンチ連打で攻め込む那須川に、堀口はごまかすようにタックル。那須川がさらにミドルと浴びせ蹴りで攻めていったところで試合終了。
 判定は三者とも那須川。客席で見ているときはドローという印象だったが、地上波で見返すと3Rは堀口が明らかに効かされているのでまあ妥当なジャッジか。

 とはいえ、評価を上げたのは明らかに堀口。キックデビュー戦で那須川と渡り合う人間がいるとは…。試合終了後に涙を浮かべていた那須川は納得いっていないことが明らかだったし、那須川の「(堀口は)獣のようだった」というマイクに対する堀口の「(那須川は)人間でした」という返しに全てが集約されていた。スピードが速すぎて地上波でようやく理解できた攻防も多かったし、こいつらドラゴンボールの世界の住人ですよ。
 実際問題としてもう一度戦ったら那須川が今回以上に差をつけて勝つだけだと思うのでリマッチには賛成できないのだが、戦前の「他流試合から勝負論は生まれない」という発言については、陳謝するしかない試合内容。「最強は二人いらない」がこの試合のキャッチフレーズだったが、那須川は最強。堀口も最強。もう、それ以外の言葉が必要なくなる名勝負でした。

by nugueira | 2018-09-30 23:03 | RIZIN | Comments(3)