反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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カテゴリ:ボクシング( 565 )

拳四朗vsメリンド

 WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ、拳四朗vsミラン・メリンドの感想を。

 拳四朗は小刻みなリズムで体を動かしながらメリンドとの距離を測っていく。1Rはまずは様子見か。
 2Rはメリンドの右クロスでヒヤリとする場面もあったが、拳四朗が着実に左ジャブをヒット。3Rに入るとギアを上げた拳四朗はワンツーの手数を増やしていく。この日の拳四朗はとにかく出入りのスピードが素晴らしく、ワンツーをもらったメリンドが反撃しようとすると、もうパンチが届く距離にいない。メリンドは戦いながらかなりイライラしていたのでは。
 中盤戦に突入した5R、拳四朗はワンツーだけでなく得意の右ボディもヒット。メリンドの距離とリズムを見切ってきた感じで、完全にペースを握った。流れを変えたいメリンドは6Rに自ら前に出て手数を増やすものの、拳四朗は逆に押し返すとワンツーからのボディで滅多打ち。
 迎えた7R、拳四朗の勢いは止まらずメリンドにワンツーを次々ヒット。前のラウンドにカットしたメリンドの出血がひどくなり、最後はドクターストップ。拳四朗が3戦連続KOでV4に成功。

 いや、拳四朗強い。かつてダイジェストでしか試合を放送してもらえなかったボクサーとは思えないわ。実績的には過去最高の難敵を迎え、現に1ラウンドは慎重さも見てとれたのだが、そこから抜群の距離感と的確なジャブでスルスルッとペースを握ってしまった。
 井上の次戦は海外開催が濃厚となると、次のフジのボクシング中継は拳四朗+この日ゲストに来ていた伊藤雅雪とかの組み合わせでも十分いけるのでは。拳四朗は毎回いい勝ち方をしても、その直後の井上が凄すぎて記憶を上書きされてしまうのがさすがに可哀想だし。

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by nugueira | 2018-10-08 14:11 | ボクシング | Comments(0)
 WBSSバンタム級トーナメント一回戦、井上尚弥vsファン・カルロス・パヤノをテレビ観戦。両選手入場前の照明を天井へ向ける演出がカッコいい。

 パヤノは筋肉のつき具合もよく、しっかり仕上げてきた感じ。開始直後に左右のパンチで牽制するパヤノに対し、井上はじっくりと距離を測る。井上が踏み込んでの左ジャブ、パヤノの顔面が跳ね上がったところにすぐまさ右ストレート!両足を揃えて背中からマットに倒れたパヤノ、起き上がれず!1分11秒で井上がKO!

 もうねえ、一言。マンガかよ!!
 世界最強トーナメントだよ?相手は曲者の元世界王者だよ?ファーストコンタクトのワンツーだよ?解説の山中が「尚弥のビッグパンチをもらったパヤノがヤバイと思うか、これならいけると思うかで展開が変わってくる」と言っていたが、ヤバイどころじゃなかった。
 「まあ井上が勝つだろうけど、決して油断はできない相手」と多くの人が思っていたはずだが、そんな我々の油断を井上に突かれてしまった形。これ、大晦日だったらたけしが「早すぎだバカ野郎!」と怒り出すレベルですよ(井上の試合でこの例えを使うの、既に結構な回数になってる気もする)。

 開幕前からトーナメント大本命と見られていた井上が、その期待すら軽々と凌駕する衝撃のKO発進。今回の試合は世界に相当なインパクトを与えたはず。もはやWBSSは、井上のために存在するのか。

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by nugueira | 2018-10-07 22:17 | ボクシング | Comments(5)

木村vs田中

 WBO世界フライ級タイトルマッチ、木村翔vs田中恒成を視聴。

 1R、田中は高速のジャブから右。木村はボディからのフック、アッパーをパワフルに振るっていく。両者序盤から様子見は一切なしの打ち合いに挑む。
 2R、田中が右ストレートから右フック、さらに左ボディ。木村が右ストレートと右フックを返し、田中が下がらされる。しかし田中がカウンターの左ショートフックを打ち抜き、木村がガクリと腰を落とす!効かされた木村に田中が連打。
 これでリズムに乗ったか、田中は3Rも左右のフックから右ストレート。大振りな木村のパンチをかいくぐり、次々にコンパクトなパンチを打ち込む。
 4R、田中はフットワークで角度を変えつつ右ストレート。しかし木村もしつこく左右のボディを振るっていく。5Rも木村はボディ連打。田中は押し負けることなくパンチを返していくが、木村がリズムを取り戻してきたか。
 6R、田中はボディ連打から右。木村もボディ連打を返す。7R、田中はフットワークを使って回り込みながら連打。しかし木村もしっかり打ち返す。お互い有効打は入るが、すぐさま相手が反撃してくるため簡単にペースを握れない。
 8R、田中が左右のアッパーから右ストレート。木村は疲れてきたか手数が落ちてきたが、それでもラウンド終盤に連打を繰り出す。9R、田中は依然として軽快なフットワーク。木村の打ち終わりに右を合わせていく。
 田中に流れが傾きつつある10R、木村の右がヒット。やや面食らった様子の田中に木村が連打。田中は一旦様子見か、少し手数が減った。続く11Rは田中が接近戦に挑むとボディ連打から右。下がらされる木村だが、こちらもボディ連打で反撃。1Rかのようなハイスパートの打ち合いが繰り広げられる。
 最終ラウンドはお互いが魂を叩きつけ合うような右ストレートの相打ち合戦。田中が右を打ち込んで木村を下がらせるが、木村もすぐさま右を入れて反撃。一歩も譲らぬ打ち合いを繰り広げたまま試合終了。判定の結果はドロー1名、残り2名が田中を支持し、田中が史上最速タイでの3階級制覇を達成。

 いやもう、素晴らしかったの一言。これ結果を知らずにライブで見ていたら、自己採点を放棄していた可能性があるな。全体として印象に残る攻めを見せ試合をコントロールしたのは田中なので判定自体は妥当だが、1つのラウンドの中でもお互いが山場を作り合うシーソーゲームの場面が多く、最初から最後まで気が抜けない、見ごたえ十分の試合だった。
 それにしても、この年間最高試合級のカードが関東では生中継で見られなかったというのがなんとも…。これだけのボクサー同士が戦って、それに見合う規模のビジネスが組まれない環境が残念でならない。

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by nugueira | 2018-09-29 23:59 | ボクシング | Comments(2)
 ゴロフキンvsカネロの前座3試合の感想。露払いにもってこいのKO決着連発。

ローマン・ゴンサレス〇-×モイセス・フエンテス
 1Rはやや様子見だったロマゴンだが、2Rに入ると左のボディから顔面へのダブル。得意の回転力のあるコンビネーショが出てくる。パンチを返すフエンテスだがロマゴンの圧力と手数を捌ききれず、ロープを背負う時間帯が増える。迎えた5R、フエンテスをコーナーに詰めたロマゴンはカウンターの右フック一閃!仰向けに倒れたフエンテスはそのまま立ち上がれず。ロマゴンが1年ぶりの復帰戦を快勝で飾った。

デビッド・レミュー〇-×ゲイリー・オサリバン
 プレッシャーをかけたレミューがボディからアッパー。オサリバンのジャブでバランスを崩す場面もあったが、1R残り30秒のところでレミューがカウンターの左フック!オサリバン立ち上がれず!
 レミューはこれでカネロへの挑戦権を獲得。とはいえゴロフキンを挟んだ三段論法を抜きにしても、カネロ相手にどうこうできる感じはしないなあ。

ハイメ・ムンギア〇-×ブランドン・クック
 開始から左右のパンチを振り回すムンギア。左ボディからの右フックを次々に打ち込み、クックは早くも足元がおぼつかなくなる。その後もムンギアはリーチ差を活かした猛攻を続け、3Rに接近戦から左右のフックを叩き込みダウンを奪取。さらにロープ際で滅多打ちにしたところでレフェリーストップ。以前書いたように強弱・緩急無視の超攻撃型スタイルなのだが、これが分かりやすくて面白い。スミス戦はなんだかんだでフルラウンド戦い切ってるし、粗いようでいて攻略は意外と難しいかも。

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by nugueira | 2018-09-21 23:48 | ボクシング | Comments(0)
 WBA・WBC世界ミドル級タイトルマッチ、ゲンナディ・ゴロフキンvsサウル・カネロ・アルバレスを視聴。

 1Rはお互い様子見。前回はゴロフキンの圧力に下がらされたカネロだが、今回はどっしり構えて対峙する。微妙だが、手数でカネロが取ったか。
 2Rに入るとカネロがゴロフキンの打ち終わりにパンチを返し、さらにノーモーションからの左フックをヒット!さらに3Rには圧力を強めたカネロがゴロフキンを下がらせる。まさかこういう展開になるとは…。
 4Rは左のパンチを効果的に使ったゴロフキンが優勢になるが、カネロはタイミングのいいボディを連打。圧力負けすることなくゴロフキンと渡り合い、主導権を握ったまま6Rを終了。
 流れを変えたいゴロフキンは7R開始と同時にプレッシャーを強め攻勢を仕掛けていく。しかしラウンド後半にはカネロがきっちり押し返し、リズムに乗らせてくれない。
 それでも8Rに入るとゴロフキンのジャブがヒットする場面が増え、一方のカネロは手数がガクリと落ちてくる。依然としてカネロのボディは効いているはずだが、後半に入り流れが変わってきたか。
 迎えた10R、ゴロフキンの右をもらったカネロが顔面をのけぞらせる!ビッグチャンスを迎えたゴロフキンだが、カネロは追撃をスウェーバックでかわし続け決定打を許さない。
 競った展開になっていることは明らかな状態で終盤戦へ。11・12Rとも前に出て先手を取るのはゴロフキン。カネロは疲れは感じさせるものの、それでも要所要所で印象に残るパンチを入れ反撃。手数ではゴロフキン優勢か、という印象で試合終了。

 個人的採点では4Rと7~12Rをゴロフキンが取り、115-113でゴロフキン。とはいえ7Rと11Rは微妙だったし、逆に1Rはゴロフキンでもおかしくない。もうどういう結果が出ても受け入れるしかないよ、とお手上げの状態で聞いた判定は、ドロー1名、115-113でカネロ2名。ゴロフキンにプロ初黒星をつけ、カネロがミドル級の新時代を切り開いた。

 心情的にゴロフキンを応援していたのだが、ニュートラルに見てやはり今回のカネロは強かった。ゴロフキンのプレッシャーに負けることなく、逆に相手を下がらせながらボディで削るという展開に持ち込んだのはお見事。後半のゴロフキンの追い上げは想定外だったはずだが、それでも10Rに一発もらった後で抜群のディフェンス技術を見せた点を含め、総合力でカネロが上を行っていた。ここまで疲弊したゴロフキンの姿を見たのは初めてで、微妙な差ではあったがカネロを褒めなければいけない試合だったと思う。

 ゴロフキンは決して評価を下げる内容ではなかったが、やはり衰えは否めないか。仮に3度目の対戦があったとしても、今回以上の明確な差をつけてカネロが返り討ちにする場面しか想像できず、今日をもってミドル級は名実ともに新たな時代へ突入したと見るべきだろう。村田はカネロを相手にしたらどう戦うのか、そもそも対戦にこぎつけるチャンスはあるのか。黄金の階級の果てしなさを、改めて思い知らされた。

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by nugueira | 2018-09-16 22:12 | ボクシング | Comments(2)

井岡復帰戦

 井岡一翔vsマックウィリアムス・アローヨを視聴。

 1R、井岡はボディからショートアッパー。ジャブがアローヨを的確に捉える。2Rも序盤プレッシャーをかけようとするアローヨに、井岡は左ボディから右フック。アローヨは手数が出ない。
 3Rも井岡は左ボディから右。アローヨもようやく手数が増えるが、井岡は接近戦でも押し負けない。ラウンド終盤に井岡のワンツーが入り、アローヨ片膝をつきダウン!
 ダメージをさほど感じさせないアローヨは続く4Rも前に出るが、井岡は下がることなく応戦。ボディを着実に打ちこむ。後半の6Rに入っても井岡はパワー負けせず、ジャブからボディ、打ち下ろしの右。続く7Rも執拗に左ボディで攻めていく。アローヨは右がヒットする場面もあるものの、攻めが単発で終わってしまう。
 井岡は9Rも左フックでアローヨをグラつかせると、最後まで力負けすることなく打ち合い続け、試合終了。判定3-0の完勝で復帰戦を飾った。

 さしもの井岡もブランクの長さを考えるとこれから待ち受けるのはイバラの道、と復帰が決まった時の記事で書かせてもらったが、全面的に陳謝。おみそれしました。
 長期ブランクに加え階級転向初戦、キャリア初のアウェーと不安要素は山ほどあったのだが、フィジカル負けする場面を全く見せずに快勝。いやはや、やはり化け物だわ。(引退騒動まで起こした挙句離婚危機、という状況には「何がしたかったんだ」とツッコまずにはいられないが。)

 大晦日にはフィリピンでタイトル挑戦、という話が早くも出ている井岡。田口の王座陥落で大晦日中継のコマがないTBSにとっても渡りに船なのでは。日本人初の4階級制覇、可能性は高そうだなあ。

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by nugueira | 2018-09-14 23:08 | ボクシング | Comments(0)
 16日のWBA・WBC世界ミドル級タイトルマッチ、ゲンナディ・ゴロフキンvsサウル・カネロ・アルバレスの予想を。

 ドローに終わった1年前の激闘から満を持してのリマッチ…となればよかったのだが、5月に決まった試合がカネロのドーピング騒動で流れ、ミソがついた形になってしまったのが残念。
 この両者の対戦は基本的に時間が経てば経つほどカネロの勝率が高まるはずで、その意味では試合を後ろ倒しにできたのはカネロにとって怪我の功名、とも取れる。一方で、ゴロフキンはカネロの代役マーティロスヤンを2ラウンドKO。格下相手なので勝って当然だったとはいえ、久しぶりのKOの感触を取り戻せたのは好材料か。

 前回の試合は見返してみるとドロー判定もそこまでおかしくはないのだが、内容的にはやはり「カネロが上手くドローに持ち込んだ」試合。フルラウンド戦ってお互いに手の内が分かっている中、ゴロフキンがカネロに前回同様こつこつポイントを奪われる試合運びを許すとも思えない。

 「ゴロフキンの衰え」が唯一にして最大の不確定要素なのだが、やはり心情的にはゴロフキンに昨年盗まれた勝利をつかみ取ってほしい。カネロがKOされる場面は想像しがたいが、圧力でペースを握ったゴロフキンが判定勝利、と予想させてもらいます。

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by nugueira | 2018-09-13 23:15 | ボクシング | Comments(0)

ムンギアvsスミス

 エキサイトマッチの感想。まずWBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ、アルベルト・マチャドvsラファエル・メンサー。
 1R、マチャドのワンツーがヒット。さらに相打ち気味のタイミングで右フックを叩きこみ、メンサーがダウン。マチャドはこれでリズムに乗ったか、ハンドスピードの速さを活かして攻勢。逆にメンサーは後手に回ってしまう。
 4Rにはマチャドがまたもカウンターの左フック。効かされたメンサーをロープ際に詰めてラッシュにいく。この後もマチャドはストレートや左フックを着実にヒットさせるが、それほど無理に攻め込んではいないか。
 8Rは近い距離でお互いパンチを繰り出す中、マチャドの右フックがテンプルにヒット。9Rも圧力をかけ続けるマチャド。アッパーやフックのコンビネーションを入れていくが、決定打につながらない。
 11R、マチャドは丁寧にジャブを突きながら左。メンサーは足の踏ん張りが効いていない。それでもタフなメンサーは顔を腫れ上がらせながら12Rまで戦い抜き、三者120-107のフルマークでマチャドが初防衛。危なげない内容だったものの、初回のダウンで一気に決まるかと思っただけにやや物足りない感じも。

 メインはWBO世界スーパーウェルター級タイトルマッチ、ハイメ・ムンギアvsリアム・スミス。
 スミスが右ストレートで先手を取るが、ムンギアは左右のフックを振り回し反撃。ボディが入ったスミスが下がる。
 2Rもムンギアがパンチを強振。ガードの上からでも構わず叩き続ける。スミスは距離が詰まったところで丁寧なコンビネーション。
 この後もムンギアは遠い間合いからボディ、さらに空振り上等のスタイルで豪快なアッパーを連打していく。5R、ムンギアは左ボディからのダブル。スミスは下がらざるを得ず、ロープ際に詰めたムンギアがパンチを叩きつけていく。スミスも下がりながらパンチを返していくのだが、6Rにムンギアはアッパーから左フックを入れ、遂にスミスがダウン。
 勢いに乗るムンギアは7Rも前に出て攻め続ける。空振りも多いのだがとにかくパンチがパワフル。8R、スミスはショートで細かいパンチをヒット。ムンギアは攻め疲れか少しハンドスピードが落ちてきたか。それでも9R、ムンギアが左右のアッパー、ボディを次々ヒット。スミスはダウンは免れながらショートのパンチを返す。
 終盤になるとさすがにムンギアの動きも落ち、スミスが有効打の数でやや盛り返すものの、形勢逆転には至らず試合終了。ムンギアが大差の判定勝利で防衛に成功。ムンギアは攻撃の強弱・緩急は一切無視した強強・急急のスタイルで粗さも目立つのだが、攻撃のパワフルさが全てをカバーしている。今回はフィニッシュはできなかったが、分かりやすくて面白いから人気が出そう。

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by nugueira | 2018-09-11 23:29 | ボクシング | Comments(0)

ラミレスvsアングロ

 エキサイトマッチでWBO世界スーパーミドル級タイトルマッチ、ヒルベルト・ラミレスvsローマー・アングロを視聴。

 開始早々アングロが叩きつけるようなパンチを振り回すが、ラミレスは落ち着いて対処。2Rもアングロが強引に距離を詰めてパンチを振るうが、ラミレスは下がりつつアッパーを返す。3R、ラミレスがボディやアッパーを入れるが、アングロの右アッパーがヒット!ラミレス一瞬体勢を崩す。しかしラミレスもアッパーを入れ返し、試合が急に動き始める。
 4R、ラミレスは細かく角度を変えながらステップインしてのパンチ。大柄だが非常に丁寧なボクシングを披露。この後もラミレスはアングロの間合いを外しながら着実にボディを入れていき、5Rにはパンチをもらったアングロがバランスを崩す。6Rにはラミレスの左ストレートが顔面にヒット。アングロは打つ手がなくなってきた。
 7Rにアングロの左が入りラミレスが一旦下がるが、ラウンド後半には反撃。ラミレスはディフェンスもうまく、一発もらっても追撃を許さない。終盤もアングロのパンチが単発で入る場面はあってもラミレスがすぐさま手数を返していき、山場もないがピンチらしいピンチもなく試合終了。一人はフルマークがつく大差の判定勝利で、ラミレスが4度目の防衛に成功。
 ラミレスはスーパーミドルの体格からは想像できない緻密な動きは見せたものの、大きなインパクトは与えられなかったか。

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by nugueira | 2018-08-30 23:36 | ボクシング | Comments(0)

スペンスvsオカンポ

 エキサイトマッチの感想。まずWBA世界スーパーミドル級タイトルマッチ、タイロン・ツォイゲvsロッキー・フィールディング。
 上背に勝るフィールディングに、ツォルゲは飛び込んで連打を出していく。2R、ツォイゲが鋭い踏み込みから左右のコンビネーション。右フックが浅くフィールディングを捉える。
 この後もツォイゲが細かく動きながらステップインして連打、フィールディングは打ち終わりにパンチを返す展開。競りつつもペースはツォイゲか…と思ったが、フィールディングの細かいパンチが効いたか4R終盤にツォイゲが突如後退。ガードを固めるだけのツォイゲにフィールディングが連打を叩き込む。
 5Rもダメージが残るツォイゲ。パンチは出すもののフィールディングに打たれるとすぐに下がってしまう。コンパクトなパンチで攻め続けるフィールディングは残り30秒でアッパーをヒット。グラついたツォイゲに最後はボディを叩き込み、ダウンを奪ったところでタオルが投入され王座後退。

 続いてWBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ、ダニエル・ローマンvsモイセス・フローレス。
 序盤からフローレスが叩きつけるような大振りパンチ。ローマンはアッパーを軸に打ち返していく。2Rもフローレスが強引なパンチを振り回すが、ローマンはボディを着実にヒット。ローマンはコンパクトなパンチを入れていくが、フローレスは被弾しても怯まず左右のフックを強振。乱打戦に持ち込もうとする。
 中盤に入っても我慢比べの展開。フローレスは相変わらず強打を振るうが、パンチをもらってバランスを崩す場面も増える。6R、ローマンが左ストレートから左右のボディ。フローレス少し効いた様子。ペースはローマンのはずなのだが、フローレスはバランスを崩しながらも攻撃のペースが落ちず、ポイントでは競っていてもおかしくなさそう。
 9R、ローマンが顔面から左右のボディ連打。フローレスさすがに効いてきたが、それでも手数を返す。終盤になるとフローレスは足元がおぼつかず、パンチの踏み込みも鋭さがなくなってきた一方でローマンも攻め切れない。最終ラウンドは疲労困憊気味のフローレスにローマンがパンチを集め試合終了。
 さすがにローマンの有効打が評価され、一者はフルマークをつける3-0の判定勝利で王座防衛。計量オーバーのフローレスが勝たなくて安心したが、ローマンももう少し決定力が欲しいところ。

 メインはIBF世界ウェルター級タイトルマッチ、エロール・スペンスvsカルロス・オカンポ。
 距離を測るスペンスに、オカンポがボディ。スペンスもすぐさまボディを打ち返し、近い距離での打ち合いに。着実にボディを入れたスペンスが1R残り10秒を切ったところでロープ際に詰め左ボディ!ダウンしたオカンポはそのまま悶絶して10カウント!
 あまりにあっさり終わり過ぎて物足りない…という感想は、指名挑戦者をクリアしたスペンスにしてみれば不条理か。フィニッシュのボディも強打というよりタイミングで終わらせた印象で、かつて井岡が言っていた「ボディは相手の呼吸のリズムを測りながら打つ」という話を思い出した。いやはや、スペンスは本当に強いわ。

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by nugueira | 2018-08-22 23:50 | ボクシング | Comments(0)