反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

カテゴリ:ボクシング( 492 )

比嘉vsフエンテス

 WBC世界フライ級タイトルマッチ、比嘉大悟vsモイセス・フエンテスを視聴。

 開始早々フエンテスの右が浅くヒット。互いに積極的に手数を出していく展開になる。ボディの打ち合いから、比嘉の左フックをもらったフエンテスがバランスを崩す。さらに比嘉の右フックがカウンターでヒット!足の踏ん張りが効かなくなったフエンテスに比嘉は追い打ちをかけると、一旦距離を置いてからボディ連打。ヒザを着いてダウンしたフエテンスがマウスピースを吐き出し、レフェリーがストップ!

 比嘉てめえ!低視聴率にあえぐフジテレビさんのためにもう少し引っ張る気遣いはできないのかコノヤロー!と言いたくなるレベルの圧勝劇。ピークを過ぎたとはいえ元2階級制覇王者のフエンテスは油断できない相手だったはずだが、様子見することなく3分かからずに粉砕。比嘉がどこまで強くなるのか、ちょっと想像がつかなくなってきた。井岡との統一戦がもう実現不可能になってしまったのが返す返す残念だなあ。

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by nugueira | 2018-02-04 22:17 | ボクシング | Comments(4)

リナレス&マティセ

 日曜のエキサイトマッチ生中継の感想。まずWBA世界ライト級タイトルマッチ、ホルヘ・リナレスvsメルシト・ヘスタ。

 開始から積極的に仕掛けるのはヘスタ。リナレスが右のダブルをヒットさせるが、1R終了間際にヘスタも左をヒット。
 3Rにはリナレスの右ストレートが浅くヒット。さらにボディも入り、上下の打ち分けが効果を発揮し始める。4R序盤はヘスタが圧力をかけるが、リナレスは落ち着いて自分の距離をキープし着実に有効打を入れていく。
 5R、リナレスはヘスタの入り際に連打を出すが、ヘスタも打ち返す。リナレスが右ストレートを入れ、さらに連打。ヘスタも引かずに打ち合う。6Rも至近距離で互いにパンチを振っていく展開となるが、ヘスタはリナレスのハンドスピードに押されて飛び込みにくくなってきたか。
 7Rもスピードで優位に立つリナレス。ボディやアッパーの後、途切れることなく立て続けにパンチが飛んでくる。しかしヘスタもまだパンチは死んでおらず、強いパンチを返しリナレスがヒヤリとする場面も。
 リナレス優位の印象で試合は終盤へ。9Rはヘスタが手数を出すが、中盤からはリナレスが有効打をヒット。ヘスタの顔面を捉える場面が増えてきたか。10R辺りからリナレスは流し気味の様子。うるさく手数を出すヘスタを落ち着いて捌きストレートを着実にヒットさせるが、最終ラウンドはヘスタが攻勢を続ける展開で試合終了。
 さすがにリナレスが有効なパンチで圧倒し、6~8ポイント差をつけ危なげなく3度目の防衛。とはいえ本来ならKOが期待されていた試合のはずで、評価としてはヘスタの健闘が目立ってしまったか。仮に日本人挑戦者がこういう試合をしたら「敗れたがポイントほどの差はなかった」みたいな感想になるだろうし。噂されるリナレスvsロマチェンコは実現するか!?

 メインはWBA世界ウェルター級王者決定戦、ルーカス・マティセvsテワ・キラム。
 上背に勝るキラムが繰り出すジャブに、マティセはなかなか懐に飛び込めない。それでもマティセはひるむことなく圧力をかけ続けると、2Rにボディや右を浅くヒット。キラム徐々に捌ききれなくなってきたか。
 3Rもプレッシャーを強めるマティセに対し、キラムは下がりながらワンツーで応戦。手数が出ないマティセはガードを固めて飛び込もうとするが、キラムのワンツーを受け続けてしまう。この後も細かく動き続けるキラムを捉えきれず、マティセが流れをつかめないまま後半戦へ。
 7Rは逆にリズムに乗ったキラムがワンツーを出し続け攻勢。マティセは距離を詰めようとするとクリンチで逃げられてしまう。このままズルズル行ってしまうのか…という雰囲気も出始めた8R、なおも圧力をかけるマティセの右フックが入りキラムが一撃でダウン!ダメージの残るキラムにマティセは追撃を仕掛け、ロープ際で左ストレート!崩れ落ちたキラムを見てレフェリーストップ!
 マティセを応援する側としては(この試合を見てる人の大半がそうだったと思うが)イライラさせられる展開が続いたが、一発で試合をひっくり返したのはさすが。ブランクはあったものの剛腕健在を示したマティセ、激戦区のウェルター級でもうひと暴れしてほしい。

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by nugueira | 2018-02-01 22:59 | ボクシング | Comments(0)

『Number』ボクシング特集

 『Number』が昨年に続きボクシング特集。出版不況が言われて久しい中、『Number』に取り上げられることにどれほどの意味合いがあるのか…というツッコミもなくはないが、日本のボクシング界が他競技との相対的な位置でも盛り上がっていることの証左とは言えるのでは。

 で、中身の方は…というと、特段目を引くような情報もない薄味あっさり仕立て。去年のボクシング特集では「世界王者国別分布図」とかそれなりに面白い切り口の記事を載せてくれていたのだが。一昔前の格闘技特集号と同じで、ファンからするとやっつけ感の強い出来上がりになっちゃったかなあ。

 そんな中で比較的面白かったのが、比嘉大吾のインタビューに出てきた「井岡の試合後に余り時間で放送していた具志堅用高KO集を見てボクシングを始めた」というくだり。いや、この映像は自分も見て「すげえな」と思ったのでよく覚えてる。当時はレフェリングもけっこう雑で、ダウンして片膝ついた相手にとどめの一撃を入れてる場面もちょいちょいあるんだけどね。
 それにしても、当時沖縄であの映像を見ていた中学生が6年と少しの後に世界王者に。そして、当時テレビの向こう側の存在だった井岡に統一戦を要求するが井岡は引退。人生は思わぬきっかけから変わっていくし、運命の皮肉っていうのはあるんだなあ。

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by nugueira | 2018-01-20 23:15 | ボクシング | Comments(0)
 エキサイトマッチの感想を。

 まずWBO世界バンタム級タイトルマッチ、ゾラニ・テテvsシボニソ・ゴニャ。
 テテがファーストコンタクトで放った右のショートフックがヒット!仰向けに倒れたゴニャが意識を失っているのを見たレフェリーがストップ!開始11秒でのKO決着。こういうのは当てた方を褒めるしかないのだが、正直交通事故のような感じもあってなんとも評価しがたい。テテは井上尚弥と対戦の可能性もあるので、実現したら面白そうだが。

 続いてIBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ、ジェルウィン・アンカハスvsジェイミー・コンラン。
 序盤からアンカハスが飛び込んでの鋭いストレートをヒット。1R後半にコンランは堪えていたボディのダメージが効いたのか、突然ヒザを着いてダウン。2Rもアンカハスが先手を取り続け、後手に回ったコンランはカットで出血し苦しい展開。
 3R、アンカハスがボディを連打。露骨に嫌がりながらコーナーへ下がるコンランになおもボディを打ち込み、2度目のダウン。4Rもガードを固めて防戦一方のコンランにアンカハスは執拗なボディ。ロープにもたれるようにして凌ぎ続けたコンランだが、ラウンド終盤に根負けするようにダウン。
 5Rもボディをもらったコンランがうずくまるが、これはローブローと判定されアンカハスが減点。しかし6R早々に打ち合いから側頭部を打たれたコンランがヒザを着いたところで、さすがにレフェリーがストップ。アンカハスは粗さもあるものの、KOが取れる面白い王者になってきた。

 最後にフェザー級10回戦、カール・フランプトンvsオラシオ・ガルシア。
 1Rからフランプトンのノーモーションの左が次々ヒット。ガルシアの顔面が跳ね上がる。2Rもフランプトンはガルシアの間合いを外しつつ、スッと距離を詰めるとすかさずパンチ。
 タフなガルシアはパンチをもらいながらもしっかり打ち返していき、4Rは近距離での打ち合いが増える。手数ではガルシアが勝るが、しっかり有効打を入れていくのはフランプトン。5Rはフランプトンがガルシアの圧力を捌きながらボディ、さらにガードをすり抜けるように左を次々ヒットさせる。
 しかし後半に入った6R、ガルシアがロープ際に詰めて連打!フランプトンはそこから逆襲し終盤に右カウンターを入れるが、疲れが見え始めたか。さらに続く7R、近距離の打ち合いからフランプトンは両足が揃ったところにパンチをもらいダウン!ダメージはないがポイント的には痛い展開。
 8R、フランプトンは自ら攻めていくが打ち合いになるとガルシアも負けていない。9Rは逆にガルシアは距離を詰めてボディ。フランプトンはクリンチで凌ぐ場面も目立つ。10R、距離を取って顔面へパンチを入れるフランプトンだが、ガルシアは強引に距離を詰めてボディ。フランプトンが打ち合いへ引きずり込まれる形となり試合終了。
 ジャッジはパンチの正確性を評価し3~5ポイント差で三者ともフランプトン支持。とはいえ6R以降はフランプトンがなんとか凌ぎながらポイントだけ取った印象で、ガルシアの健闘が目立った試合。久々の復帰戦で勝利を飾ったフランプトンだが、満足には程遠い出来か。

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by nugueira | 2018-01-11 23:54 | ボクシング | Comments(0)

拳四郎快勝、井上圧勝。

 昨日のボクシングダブル世界戦の感想。まずWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ、拳四郎vsヒルベルト・ペドロサ。拳四郎の入場テーマはやっぱり北斗の拳なのね。
 圧力をかけてくるペドロサに対し、拳四郎は距離を取りながらリードジャブをヒット。微妙だがまずはラウンドを取ったか。
 拳四郎はもう少し手数が欲しいか…とも思えたが、2Rに入ると左右のボディやフックもヒット。徐々に強いパンチが入り出し、距離をコントロールされたペドロサは迂闊に前に出られなくなる。
 迎えた4R、拳四郎の右がヒットしペドロサはよろめくように後退。ロープ際に詰めた拳四郎はノンストップの連打を叩き込むと、一旦逃れたペドロサに左ボディを突き差しダウンを奪取。最後は立ち上がったペドロサに再びボディ連打を入れフィニッシュ。
 インターバル2ヶ月のスクランブル出場、かつ初めての生中継の試合でこのパフォーマンスは満点回答でしょう。これで地上波中継の顔としても定着しそう。マイク力の弱さは課題だが。

 続いてメインのWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ、井上尚弥vsヨアン・ボワイヨ。
 開始から井上のプレッシャーに下がり続けるボワイヨ。井上が強いパンチを繰り出すと、1R終了間際にボワイヨの打ち終わりに左フック!ボワイヨが弾き飛ばされるようにダウンした瞬間はこれで終わったか?と思ったが、ここはボワイヨが立ち上がる。
 2R、早くも下がり続けるだけになったボワイヨに、井上は圧力をかけながら強いパンチ。ボワイヨもパンチを返すのだが打撃音が全く別物で、同体重の人間同士が戦っているとは思えない火力差を見せつける。
 早くも勝負ありの雰囲気になった3R、井上が強烈な左ボディ。一拍置いてからダウンしたボワイヨは何とか立ち上がるものの、最後は井上のボディ2発を食らって再びダウンし試合終了。
 これが大晦日だったらたけしが「早すぎだぞバカ野郎!」と怒り出すレベルの圧勝劇。井上にスーパーフライは軽すぎるし、日本は狭すぎるんだなあということを再認識させられた。バンタムに上げても対戦を受諾する王者探しは難航しそうという報道もあるが、強い奴が世界の頂点に立つというシンプルな図式は維持してほしいなあ。
 

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by nugueira | 2017-12-31 11:55 | ボクシング | Comments(3)
 WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ、ワシル・ロマチェンコvsギジェルモ・リゴンドーをライブ視聴。

 1R、圧力をかけていくのはロマチェンコだが、リゴンドーのカウンターを警戒してかいつもよりは慎重な出だし。両者目立った有効打はなく、様子見の雰囲気でラウンド終了。
 2R以降、やはりペースを握るのはロマチェンコ。スピードとフットワークでリゴンドーを翻弄し、ジャブを突き刺していく。リゴンドーは距離が詰まるとホールディング。試合前の控室の映像ではロマチェンコがホールディングをふりほどく練習をしていたので、陣営にとってこれは想定内か?
 序盤はロマチェンコの入り際にカウンターを狙う場面もあったリゴンドーだが、ラウンドが進むごとにスピードでは太刀打ちできないことが明らかになっていく。気が付けば4R辺りから、手数が全く出なくなったリゴンドーをロマチェンコが一方的に攻め続けるいつもの展開に。ロマチェンコは左右のアッパー連打で追い込んだかと思うと、頭を極端に下げたリゴンドーに打ちおろしのパンチ。これまで同様強振はほとんどない軽いパンチ主体だが、リゴンドーはホールディング以外に対抗策が見いだせない。
 6Rはなおもホールディングを繰り返すリゴンドーに遂に減点。ロマチェンコは強めのパンチを増やすようになり、いよいよリゴンドーなす術なしか…と思ったラウンド後のインターバルに、リゴンドーがやや唐突にギブアップし試合終了。至高の技術戦が期待された一戦は、ロマチェンコが一方的に強さを見せつける結果となった。

 ロマチェンコの勝利は予想していたものの、ここまで差があったか…というのが素直な感想。リゴンドーの見せ場は1Rにロマチェンコに様子見をさせたことぐらいで、攻撃らしい攻撃を当てることもなく完敗。かつてドネアを破った軽量級最強ファイターの輝きは微塵も発揮されなかった。拳の怪我云々の真偽はさておき、この敗戦でもともと微妙だったリゴンドーの商品価値は地に落ちた。
 一方のロマチェンコについては、もうどういう言葉を並べて賞賛すればいいのか。4試合連続相手のギブアップによる勝利って、これ打撃系格闘技のレコードじゃないですよ。技術・スピードで対抗するのはもはや無理で、勝てるとすれば規格外のパワーと打たれ強さを持つファイターがしつこく前に出続けて一発を入れるしか…ってそんなボクサー存在するのか?
 今回の試合中に実況が「ロマチェンコのフットワークは少年時代のダンス練習が活きている」という分析がされていたが、もはや従来のボクシングとは別の技術体系を持つロマチェンコが旧時代のボクサーを屠り続ける、という構図すら頭に浮かんでしまう試合だった。

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by nugueira | 2017-12-10 21:56 | ボクシング | Comments(2)
 10日に行われるWBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ、ワシル・ロマチェンコvsギジェルモ・リゴンドーの予想を。

 ロマチェンコのここ3試合の戦いぶりは圧倒的。別次元のスピードと多彩かつ的確なコンビネーション、1Rで相手の動きを見切る図抜けた分析力で序盤から試合を掌握し、相手は反撃の糸口すらつかめないまま一方的に殴られるだけ。3試合連続で対戦相手の戦意喪失によるTKOという世界戦では信じがたいパフォーマンスを見せている。
 対するリゴンドーはドネアとの統一戦に勝利しスーパーバンタムの頂点に立ったまでは良かったが、その後は勝利は重ねるものの試合内容のインパクトという意味では低迷。今年のフローレス戦では1ラウンドKOを収めたものの、結局ラウンド終了後のパンチによるものとしてノーコンテストに変更されてしまった。

 ともに五輪を連覇した世界屈指の技術力を持つ者同士の激突だが、ここ1~2年の充実度で考えればやはりロマチェンコが数段上。リゴンドーにとっていきなり2階級上げての試合というのも分が悪い。リゴンドーのカウンターを警戒してロマチェンコも序盤は慎重に戦うかもしれないが、リゴンドーをもってしてもロマチェンコのスピードについていくのは相当困難なはず。天笠戦での2度のダウンが示すようにリゴンドーも決して打たれ強くはなく、ロマチェンコとしてはパワーでゴリゴリ攻められるおそれがない分、むしろ戦いやすいのでは。
 中盤以降ロマチェンコがスピードで圧倒するいつもの展開に持ち込み、終盤のラウンドで先頭不能に追い込んで勝利、と予想。

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by nugueira | 2017-12-07 23:04 | ボクシング | Comments(2)

年末ボクシング

 大晦日のダブル世界戦、田口良一vsミラン・メリンドと京口紘人vsカルロス・ブイトラゴが決定。

 ワタナベジムの大晦日世界戦自体は恒例行事で、内山が引退しても田口がそのお鉢を継ぐわけね…ということでそれほど驚きはないのだが、サプライズなのはTBSが中継すること。
 井岡の王座返上が決まった時点で「TBSの大晦日中継はこれで絶望的。テレ東も内山不在で継続するのかなあ。大晦日格闘技コンテンツはひょっとするとRIZINだけか」という予想を書いたのだが、蓋をあけるとTBSがワタナベジムを引き抜き→テレ東の大晦日中継が消滅という予想の斜め上をいく展開。これ谷村奈南はテレ東に一生出入り禁止ですよ。

 田口は田中恒成との統一戦が消えてしまったのは残念、かつテレビ局的にも痛いところなのだが、それでも他団体王者との統一戦路線を貫徹したのはアッパレ。外国人王者にアウェーで試合させるにはいろいろ資金も必要になりそうだけど、その辺も含めてTBSが面倒見たということなのだろうか。

 30日の井上尚弥の防衛戦も決まり、気づけば 12/29 RIZIN → 12/30 ボクシング → 12/31 RIZIN&ボクシング という例年と同様の格闘技スケジュールに。今年も日本の年末は格闘技が熱くするのだ。

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by nugueira | 2017-11-18 21:01 | ボクシング | Comments(0)
 井岡一翔がWBA世界フライ級王座を返上。4月の試合以降大阪のジムを離れ引退危機、という雑誌記事は見ていたが、遂に最悪の展開を迎えてしまった。まだ引退とは言っていないので、正確には最悪の一歩手前か。とはいえ一度切れてしまったモチベーションが簡単に戻るとも思えず、井岡の試合を今後観ることはできない、と覚悟を固めておいた方が良さそう。

 比較的安全パイ中心のTBS的マッチメイクは好きになれなかったが、ここ3~4試合の井岡が攻守ともにハイレベルなパフォーマンスを見せ、円熟期を迎えようとしていたのは間違いないところ。このまま現役を続けていれば統一戦などのビッグマッチが見れたはず…かどうかは保証できないが、3階級制覇王者のキャリアがこういう形で終焉を迎えるのは寂しいという他ないなあ。

 こうなると気になるのはTBSの大晦日ボクシングの行方。2011年から6年連続でボクシング中継が行われてきたのは井岡の存在があったからこそで(2014年は井岡がノンタイトルマッチだったのでリゴンドーを引っ張り出した例はあるが)、こうなると中継自体なくなる可能性も出てくるのでは。そういえば魔裟斗もこの時期に何も動きがないということは、さすがにもう試合はしないのかな。

 大晦日ボクシング中継のもう一方の雄であるテレ東も、内山が引退し田口はビッグカードだった田中との統一戦が当面は消失。さすがにこのラインナップだと今年は厳しくなるか?

 総合格闘技不在の時期に「大晦日のテレビ格闘技」を支えてきたボクシングが、ここに来て大きな曲がり角に。RIZINとしては裏番組の類似コンテンツがなくなるわけだが、これは吉と出るのか凶と出るのか。

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by nugueira | 2017-11-09 22:41 | ボクシング | Comments(0)

比嘉vsマソン

 WBC世界フライ級タイトルマッチ、比嘉大吾vsトマ・マソンの感想を。

 比嘉は懐に入り左ボディから右アッパーを連打。マソンはガードを固めてボディを返す。比嘉は身長差を全く苦にしていない様子。
 2Rも比嘉はジャブからボディ、さらに左右のアッパー連打。ガードをすり抜けアッパーが浅くヒットし、マソンの鼻が赤くなってくる。
 3Rも比嘉は手数を出し続け、左ボディのダブル、さらに右アッパーのトリプル。4Rも比嘉は止まらず、トリプルどころか左アッパーを5連打、6連打と打ち込んでいく。マソンはガードを固め続けるが反撃の糸口がつかめない。
 5R、ジリ貧のマソンは流れを変えようと手数を増やしていくが、比嘉は左ボディから左右のアッパー。さらに飛び込んでの左フックをヒットさせ、マソンが体勢を崩す。6Rに入るとマソンはクリンチで凌ごうとする場面が増えてくるが、比嘉は構わずボディからアッパー。左ボディをもらったマソンが苦しそうに後退し、比嘉のパンチをもらい続けるようになる。
 7R、比嘉は攻撃の手を緩めることなくボディとアッパーの連打。右目にパンチをもらったマソンが根負けするように片膝をつきダウンするとそのままドクターチェックでストップとなり、比嘉が初防衛に成功。

 世界王座を獲った試合でも比嘉のフィジカルの強さに驚かされたが、今回もそれに匹敵する、あるいはそれ以上のインパクト。以前は外国人挑戦者にこういうタイプがいて日本人王者がそれをどういなすか、という図式だったものだが、遂に日本人でこういう選手が出るようになったか。

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by nugueira | 2017-10-25 23:06 | ボクシング | Comments(0)