反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

2018年 02月 01日 ( 1 )

リナレス&マティセ

 日曜のエキサイトマッチ生中継の感想。まずWBA世界ライト級タイトルマッチ、ホルヘ・リナレスvsメルシト・ヘスタ。

 開始から積極的に仕掛けるのはヘスタ。リナレスが右のダブルをヒットさせるが、1R終了間際にヘスタも左をヒット。
 3Rにはリナレスの右ストレートが浅くヒット。さらにボディも入り、上下の打ち分けが効果を発揮し始める。4R序盤はヘスタが圧力をかけるが、リナレスは落ち着いて自分の距離をキープし着実に有効打を入れていく。
 5R、リナレスはヘスタの入り際に連打を出すが、ヘスタも打ち返す。リナレスが右ストレートを入れ、さらに連打。ヘスタも引かずに打ち合う。6Rも至近距離で互いにパンチを振っていく展開となるが、ヘスタはリナレスのハンドスピードに押されて飛び込みにくくなってきたか。
 7Rもスピードで優位に立つリナレス。ボディやアッパーの後、途切れることなく立て続けにパンチが飛んでくる。しかしヘスタもまだパンチは死んでおらず、強いパンチを返しリナレスがヒヤリとする場面も。
 リナレス優位の印象で試合は終盤へ。9Rはヘスタが手数を出すが、中盤からはリナレスが有効打をヒット。ヘスタの顔面を捉える場面が増えてきたか。10R辺りからリナレスは流し気味の様子。うるさく手数を出すヘスタを落ち着いて捌きストレートを着実にヒットさせるが、最終ラウンドはヘスタが攻勢を続ける展開で試合終了。
 さすがにリナレスが有効なパンチで圧倒し、6~8ポイント差をつけ危なげなく3度目の防衛。とはいえ本来ならKOが期待されていた試合のはずで、評価としてはヘスタの健闘が目立ってしまったか。仮に日本人挑戦者がこういう試合をしたら「敗れたがポイントほどの差はなかった」みたいな感想になるだろうし。噂されるリナレスvsロマチェンコは実現するか!?

 メインはWBA世界ウェルター級王者決定戦、ルーカス・マティセvsテワ・キラム。
 上背に勝るキラムが繰り出すジャブに、マティセはなかなか懐に飛び込めない。それでもマティセはひるむことなく圧力をかけ続けると、2Rにボディや右を浅くヒット。キラム徐々に捌ききれなくなってきたか。
 3Rもプレッシャーを強めるマティセに対し、キラムは下がりながらワンツーで応戦。手数が出ないマティセはガードを固めて飛び込もうとするが、キラムのワンツーを受け続けてしまう。この後も細かく動き続けるキラムを捉えきれず、マティセが流れをつかめないまま後半戦へ。
 7Rは逆にリズムに乗ったキラムがワンツーを出し続け攻勢。マティセは距離を詰めようとするとクリンチで逃げられてしまう。このままズルズル行ってしまうのか…という雰囲気も出始めた8R、なおも圧力をかけるマティセの右フックが入りキラムが一撃でダウン!ダメージの残るキラムにマティセは追撃を仕掛け、ロープ際で左ストレート!崩れ落ちたキラムを見てレフェリーストップ!
 マティセを応援する側としては(この試合を見てる人の大半がそうだったと思うが)イライラさせられる展開が続いたが、一発で試合をひっくり返したのはさすが。ブランクはあったものの剛腕健在を示したマティセ、激戦区のウェルター級でもうひと暴れしてほしい。

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by nugueira | 2018-02-01 22:59 | ボクシング | Comments(0)