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G1 CLIMAXが終わると、子供の夏休みも終盤


by nugueira

2013年 02月 16日 ( 1 )

 レスリングの五輪種目除外が予想通り大きな議論を呼んでいるので、今回の騒動で思ったことをつらつらと。

 一連の報道で興味深かったのは、「IOCがFILAに『フリーとグレコの一本化』を打診したもののFILAは歴史を盾にそれを突っぱね、逆に女子レスリングの階級増を要求した」という話。別にこの一件をもって今回の裁定につながったわけではないだろうが、今のスポーツのあり方が端的に現れている気がする。

 IOCが一本化を要求したのは「違いが分かりにくい」というのが要因なんだろうけど、IOCの要請かどうかはともかく、スポーツが「分かりやすさ」「面白さ」の促進を狙ってルール改正をやるのはこれまで度々見られてきた話。バレーボールにおけるリベロ制やラリーポイント制の導入もそうだし、柔道では脚取りの全面禁止や旗判定の廃止が試験的に導入される。
 ルール改正とフリー・グレコの統一では話の次元が違ってくるとは思うが、「メジャー競技」として生き残っていくためにはこういう観点からの「営業努力」が必要という認識がレスリング界に薄かったことが先述のエピソードからも何となく読み取れる。
 逆に言うと柔道のルール改正についてはこれまで批判的な声も多いように見受けられるが、現在のスポーツの潮流からするとこうして小まめに改革の手を打っていく方が正しい姿勢、というようにも思えてくる。それこそ「歴史」を根拠に変革を拒んできたレスリングがこのような結果になっているわけで。

 「メジャー競技」になるための「分かりやすさ」の追求として格闘技ファンに一番なじみやすい事例はK-1だろう。5R制やヒジといったキックボクシング独自の要素をそぎ落としていき、最終的には首相撲にも厳しい制限がかけられた。
 自分自身を含め、熱心なファンほどこういうルール見直しを「改悪」として捉えていたと思うのだが、改めて振り返ってみると初心者にも分かりやすい試合展開を志向するスタンスは、あながち間違いではなかったのではないだろうか。

 書いている内にスポーツのルール改正に肯定的な論調になってしまったが、熱心なファンにとってたいがいのルール見直しは「改悪」である、というのは先ほど書いたとおり。ただ、是非はともかくスポーツがそういう現状であることを受け入れないといけない時代になっている、というのを今回のレスリング騒動が示していると思うのだ。
 米満が記者会見で「IOCの商業主義」を批判していたが、一方でオリンピック種目に残らなければ競技人口に大きな影響が出るのも目に見えている話なわけで。商業主義だろうがなんだろうが「メジャー競技」として存続するためにはその土俵で勝負していくしかなく、歴史や伝統をお題目として唱えていればいい時代はとっくに終わってしまった、ということなのではないか。

 ゴン格もこの話題は取り上げるだろうか。人気ブログランキングへ
by nugueira | 2013-02-16 17:45 | 雑記 | Comments(4)