魔娑斗の行く末
2009年 02月 26日
谷川Pからは「ミドル級タイトルマッチとしてのワンマッチ参戦」を匂わす発言も。バンナも以前「トーナメントはもう嫌」みたいな発言をしたことがありましたが、ワンマッチ限定参戦が実現したら初めてのケースになりますね。
で、そうなると「魔娑斗だけそんな特別扱いにしていいのか?」という議論が出てくると思うんですよ。
ちょっと先走った話ですが、個人的には「いいんじゃないの?」という気持ちでいます。
おかしいという理屈は十分分かるんですよ。ワンマッチ限定参戦は今のMAXのシステムに合ってないし、サワーなんかは毎年トーナメントで激闘を続けているわけだし。魔娑斗ひとりのためにMAXのシステムを変えるようなことがあっていいのか、という批判は妥当だと思います。
とはいえ、もはや理屈の問題じゃなく「魔娑斗ならいいんだ」と言い切らせてもらいます。
去年の魔娑斗の試合を見て、「同じことをもう一度やってほしい」と言える資格のある人間はどこにもいないと思うんですよ。魔娑斗の性格的に、あれを有終の美として燃え尽きてしまっても何らおかしくないわけだし。
一方で、今のMAXがあるのは魔娑斗のおかげであることは間違いないし、ファンとしてもできることなら魔娑斗の試合をまだ見続けたい。魔娑斗がいる時代に格闘技ファンをやっているという幸運をもう少し享受していたい。
この2つの点の落としどころにあるのが「ワンマッチ限定参戦」という方法であるなら、それを選択肢として考えることは十分にありだと思います。そういう我が儘を言うだけの仕事を、魔娑斗は果たしてきているはずなので。
まあ最終的に「やっぱりトーナメント参戦」という決断をしてくれればそれはそれで嬉しいのですが、とりあえず現時点の自分の考えを明らかにさせてもらいました。
ワンマッチ中心では、タイトルを絡めないと流れが出来ませんし、トーナメント制とタイトル制との並立が今のK-1で上手くいくとは思いません。
来年のトーナメントで有終の美を飾るぐらいがいいんじゃないでしょうか。
TVのためにタラタラと元ボクサーとかとワンマッチを重ねて現役続行するのぐらいならは、最後にもうひと勝負して欲しいですね。
ワンマッチ限定ならそれはそれで賞味期限は出てくるでしょうね。トーナメントにせよワンマッチにせよ、魔娑斗の性格的に楽な相手でお茶を濁し続けることはないと思います。