DREAM.4の感想②
2008年 06月 17日
試合開始時にちょうど子供のおむつを取り替えていたのだが、取り替え終わってテレビの方へ振り返ったらちょうどガジエフがタップする瞬間だった。(後で最初から見返したけど。)
ガジエフは寝かされた後の展開が不安かなあ、と思っていたら危惧が的中してしまった感じ。去年ウマハノフがHERO’Sに上がったときもそうだけど、幻想が膨らんでた選手がメジャー団体のリングでいきなりコケるのは見ていてテンションが下がるなあ。
所英男○-×ダレン・ウエノヤマ(判定)
煽りVを見ていて思い出したのだが、ウエノヤマって昔DEEPでランバーと戦った選手だっけ。当時、会場で見ていたのにすっかり忘れてた。
ウエノヤマのパウンドにヒヤッとする場面はあったものの、打撃で主導権を握った所が、寝技でも五分以上に渡り合って完勝。ロード・トゥ・KIDへの第一歩を(体重設定不明のまま)無難に踏み出した。
「スピード感があって展開がめまぐるしく変わるが、判定にもつれこみがち」という軽量級の長所と短所両方が出てしまった感じ。どうせなら所にはきれいに一本極めてほしかった。
ライト級GP決勝ラウンドの組み合わせは、宇野がクジを引く瞬間までドキドキしたものの、結局川尻VS宇野の実現はならず。まあそうそう劇的な展開にはならないわな。
川尻-アルバレスはどうやったって削り合いの展開になるだろうから、もう一方の勝者がかなり有利になりそうな気がする。まあ青木-宇野戦も違う意味での消耗戦になる可能性は十分あるわけで、当日ふたを開けてみるまで分かりませんが。
ゲガール・ムサシ○-×ユン・ドンシク(判定)
ムサシが中東出身という事実を今回の煽りVで初めて知った。HERO’Sなら「負けられない理(略)」というなじみのパターンに突入するところだ。
ローキックでペースを握ったムサシが、1R終了間際の腕十字も耐えきって判定勝利。グラウンド技術でムサシが上回っていたわけではないんだけど、そこに至るまでのスタンドでの展開を含めて、自分がやりたい試合運びをプランどおりにやってのけた、という感じ。対するユンは序盤にペースを握られたままズルズルと行ってしまい、一本負けを逃れるだけで攻め手を欠く姿は総合デビュー当初に戻ってしまったかのようだった。
ミドル級GP開幕前は「カーンとユンの優勝争い」という予想をしていたのだけど、両方ともムサシに食われちゃったよ。ムサシはこれで勢いに乗っちゃうかなあ・・・。
ゼルグ“弁慶”ガレシック○-×金泰泳(1R レフェリーストップ)
両者ともガンガン打って出る気が満々で、さあこれから面白くなるぞ、というところでマットに手を着いた金が脱臼。ついてないなあ・・・。もう1回やったら金が勝つとまでは思わないけど、やっぱり完全決着を着けさせてあげたい。
それにしても、肘が外れてるのにさわやか過ぎる笑顔で平然とマイクを持つ金の精神力・人間力に驚き。これ、普通の人間には絶対無理ですよ。本来ならこういう場面で「お前、男だ!」と絶叫するはずの高田がここにいないことが、返す返す残念でならない。
これはマジで笑いました。すいません。
なんかベスト4の顔ぶれを見ていると思うのですが……
ムサシ………郷野、よくこんなのから一本獲ったな。
弁慶…………瀧本、よくこんなのから一本獲ったな。
マヌーフ……秋山、よくこんなのから一本獲ったな。
って感じですね(笑)ジャカレイから一本とったホジャーには驚きません。個人的に、郷野vsマヌーフ観たいです。
初戦は打撃でのカットなので完全決着だと…個人的には思います。
ムサシも弁慶もマヌーフも、一度底が見えた感があったものの、そこから盛り返してきましたね。郷野ならマヌーフの打撃をうまくいなし続けるかも・・・という妄想は湧いてきますね。
>ONE様
HERO’Sのあの通り一辺倒な煽りVを見なくて済むようになったのは、本当にありがたい限りです。
>さく様
御指摘、ごもっともです。ただキックの試合での肘カットによる決着と一緒で、ルール上問題ないとは理解しつつも、どうも割り切れなさが残るんですよね。