全日本キック観戦記
2008年 05月 31日
ベルナール・アッカ○-×西脇恵一(判定)
アッカは細かいパンチの有効打を入れていたので判定自体に問題はないけど、課題の多い試合内容。西脇の単発な攻めに救われたか。
解説の小林聡が、
「この人(アッカ)を初めて見たのは深夜番組の塩コショーなんですよ」
「(アッカが格闘技に専念と聞いて)ええっ、思い切ったことしましたね。けっこう面白かったと思うんだけどなあ、塩コショー」
とキックと全く関係ない発言を連発しているのが面白かった。
ソルデティグレ・ヨースケ×-○上松大輔(判定)
元ボクサーのヨースケに対して、上松がパンチで圧倒。首相撲に頼らないテンカオも上手く使っていたし、K-1ルールでの戦い方を徹底的に磨いている感じ。7月のK-1デビューも、予想以上に存在感発揮するかもなあ。
望月竜介×-○江口真吾(5R TKO)
両者手数をよく出していく互角の攻防だったけど、江口がカウンターのヒジでダウンを奪うと、最後は望月を切り裂いて勝利。望月は徐々にペースをつかんでいる印象はあっただけに残念。タイトル挑戦前に余計なところで躓いちゃったね。
藤原あらし○-×ロームラン・オー.ベンジャマー(2R KO)
ロームランはムエタイ特有ののらりくらりとした試合運びだったけど、のらりくらりとしているうちにローを効かされてそのままKO負け。とんだ噛ませ犬だったか。
石川直生○-×山本元気(3R TKO)
元気がパンチを振り回す瞬間の緊張感は凄い。やっぱりこの一戦は会場で見たかった。
終始前蹴りとミドルで距離を取り続けた石川が、最後は肘一閃でTKO勝利。因縁の一戦に最高の形で決着をつけてみせた。元気のパンチが入る場面もあったけど、やはりここ1年の両者の充実度の差が出たか。こうなると石川は真弘との再戦まで突っ走ってもおかしくないな。
試合後は引退も匂わせていた元気だけど、最終的には現役続行を決断してくれたようで一安心。元気の姿を、しびれるような試合を、僕たちファンはまだまだ見ていたい。
今日はCUB-KIXか。人気ブログランキングへ