K-1 WORLD GPの予想
2007年 12月 04日
今年のテーマは何といっても「シュルト、史上初の3連覇なるか」ではないかと思います。一昨年の初優勝時に観戦記で「このまま2連覇、3連覇を達成しても驚かない」という趣旨のことを書いたのですが、昨年も危なげなく連覇を達成。遂に前人未到の3連覇に王手。
いきなり結論なんですが、「シュルトは3連覇を達成する」と断言させていただきます。
こういう絶対政権を築いている選手がコケる理由となると「勝ち続けることから来る油断、モチベーション低下」が真っ先に挙げられるわけですが、正直なところ「強さだけが存在理由で人気はイマイチ」な状態のままのシュルト。勝利へのモチベーションは落ちることはないんではないかと。迂闊に接戦を演じるとどんな判定になるか分かったもんじゃないというのは去年見にしみているので、油断もさらさらないだろうし。
というわけで、シュルト優勝の前提で予想を展開。
ジェロム・レ・バンナ○-×チェ・ホンマン
昨年の開幕戦の再戦。このところ露骨なプロテクトが見え隠れしているホンマンが、去年の結果をひっくり返せるとは思えない。
あと「政治的」な予想をするのは興ざめなのかもしれないけど、大晦日の噂を考えるに、「ホンマンがKOされない程度のほどほどの内容で負ける」というオチを迎える気がしてならないんですよね。
セーム・シュルト×グラウベ・フェイトーザ
今度は一昨年の決勝の再戦。グラウベって防御に回ると足を止めてガードをがっちり固めるスタイルなので、シュルト相手にこういう受けに回っちゃうのはまずいと思うんですよね。シュルトはここでどれだけ消耗を少なく勝ちあがれるかがカギか。
バダ・ハリ×レミー・ボンヤスキー
7月に予定されながら流れた一戦が遂に実現。今年に入ってから勢いに乗るハリと、ここ数年地味に大敗をしていないレミーの対決は一回戦屈指の好カードになりそう。
予想も難しいんですが、このところ緩急をつけた試合運びが格段に上手くなったハリが、レミーも退けるんではないかと思います。
ピーター・アーツ×澤屋敷純一
今年最大のニューカマーである澤屋敷が、創成期からK-1を支えてきたアーツと対戦。こういうテーマ性の強いカードもあるのに、何で盛り上がらないんだろう。
これまで順調に結果を積み重ねてきた澤屋敷ですが、今回はさすがにきついでしょう。今のアーツだと圧力でガンガン押してくるだろうから、澤屋敷がカウンターを狙う前にパンチでしとめちゃいそう。
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