デラホーヤVSメイウェザー
2007年 05月 22日
試合前の関係者の予想で、デラホーヤ勝利と予想している人がけっこう多かったのにビックリ。体格に勝るとはいえ、完全にピークを過ぎて試合感覚も開きすぎているデラホーヤを支持するのはけっこう勇気がいると思うのだが。ゴールデンボーイへのリスペクトも多少込められているのだろうか。
で、試合の方の感想を。まず自己採点の結果から言わせてもらうと、114-114のドローでした。結果を知ってから見たのでややメイウェザー目線になっていたことを思うと、デラホーヤの試合だったんじゃないかなあ。デラホーヤの手数を取るか、メイウェザーの細かい有効打を取るか、確かに微妙ではあるけど。
前半はデラホーヤのゲームプランが完璧でしたね。先手を取り続けてメイウェザーにアウトボクシングをさせず、距離を詰めると抱え込むようにしながらの連打。メイウェザーが返しの右を入れたけどデラホーヤがひるまず前に出続ける場面なんかは、ホプキンスVSデラホーヤのプレイバックのようで面白かった。
5ラウンド以降はデラホーヤの圧力が落ち始めて有効打が入らなくなり、徐々にメイウェザーのペースに。ゴールデンボーイ、最後はスタミナ切れに泣いたか。それでも6・7ラウンドはデラホーヤが取ったと思ってたんだけどなあ・・・。
敗れたとはいえデラホーヤも十分に見せ場を作り、期待以上の名勝負になってくれた。デラホーヤはこれだけブランクがあるのに、大一番でしっかり仕上げてくるのは流石ですわ。
メイウェザーが5階級制覇を最後に引退、というのはベストな選択でしょうね。今回の試合でも階級を上げたことによる限界がちらちら見えてしまったし、今さらウェルターに戻しても、本人のモチベーションが上がらないでしょう。
この一戦のPPV契約件数が200万件オーバーで、デラホーヤのファイトマネーが54億円。「総合格闘技バブルがこのまま続いたとして、これと同じ金額をはじき出す一戦が生まれるのだろうか」という思いが頭をよぎった。でもそれって「総合格闘技業界の最後のピーク」ということになっちゃうだろうから、仮に見れるとしてもずっと先の話であってほしいけどね。
デラホーヤの奥さん、すげえ美人。人気blogランキングへ