UFC70
2007年 05月 02日
デニス・シバー×-○ジェス・リアウディン(1R 腕十字)
バリバリのストライカーかと思われたリアウディン、テイクダウンを取られるも下から器用に十字を極めて一本勝ち。試合内容とビタ一文関係ないのだが、「リアウディン」って字面のパッと見がリア・ディゾンと紛らわしい。
デビッド・ヒース×-○LYOTO(判定)
LYOTOはちょっと試合運びが堅すぎるなあ。左ミドルはうまく使えていたのに、攻撃が単発でつながりがない。終盤の組みヒザ連打は良かったから、ああいう攻めをもっと序盤から出していけばいいのに。無難に連勝はしたけれど、この内容だと今後使いづらくなりそう。
アンドレイ・アルロフスキー○-×ファブリシオ・ヴェウドゥム(判定)
スタンドでの削り合いというなんとなく予想していた展開の末、アルロフスキーが判定勝利。ヴェウドゥムは積極的に連打を出していて動きはよかったと思うけど、このスタイルで上位陣に勝つにはもう一皮剥ける必要があるか。アルロフスキーはあと一歩の踏み込みが足りず、全盛期の迫力には程遠い内容。やっぱりシルビア戦のKO負けで腰が引けちゃってるのかな。
ミルコ・クロコップ×-○ガブリエル・ナパオン・ゴンザガ(1R KO)
この試合だけ先に感想を書いたけど、改めて見るとナパオンの動きのよさが目立つ。左に回りこみながらプレッシャーをかけ続けた序盤から、グラウンドのヒジ連打まで、練り上げたゲームプランを完璧に遂行したという感じ。「アップセット」の一言で片付けてしまうのはナパオンに対して失礼か。
試合後、ナパオンに声をかけるクートゥアー。リングアナの「ヘビー級次期挑戦者、ガブリエル・ナパオン・ゴンザガ!」という紹介アナウンス。ミルコのために用意されていたであろうセレモニーに、そのままナパオンが主役として割り込んだ。格闘技の勝者と敗者は、どこまでも残酷に明暗を分ける。
そして放送終了間際、アナウンサーからUFC中継終了のお知らせ。この時のスタジオ内に流れた「お詫び放送」感は何なんだろう。視聴者もいい迷惑だが、WOWOWも被害者のように思えてくる(ビジネスだから仕方ないんだけど)。
「まともなコメントを全く発しない五味を、WOWOWサイドはいつまで辛抱してゲストに起用し続けるか」という点に非常に興味があったのに。
ナパオンがクートゥアーも食いそうな気がしてきた。人気blogランキングへ