名勝負プレイバック③アーネスト・ホーストVSボブ・サップ
2006年 05月 13日
今回取り上げるのは2002年K-1ワールドGP決勝大会のアーネスト・ホーストVSボブ・サップ戦。
この3ヶ月前のGP開幕戦ではスリータイムス・チャンピオン(当時)のホーストを撃破。サップ人気が最高潮を迎えていたのがこの時期だった(今にして思うと「バブル」という表現が怖いぐらいしっくりくる状況だったが。)。
「前回負けたのはサップの勢いに押し切られただけ。落ち着いてもう一度戦えばホーストが勝つ。」
ホーストを好きか否かに関わらず、当時の格闘技ファンの平均的な予想はこういう感じだったのではないかと思う。
はたして試合が始まると、サップのラッシュを凌いだホーストがボディーブローでダウンを奪取。うずくまるサップの姿に、場内は信じられない、といった大歓声が沸きあがる。
サップの快進撃もここまでか、というムードで1Rが終了。しかし、ここで終わらなかったからこそこの試合は名勝負になった。2R、それまでの劣勢が嘘のように攻勢に転じたサップがパンチでダウンを奪い返す。さらにホーストをコーナーに詰めると、そのままサップがパンチを連打。スタンディングダウンを取り、両者の間に割って入る角田レフェリー。
スタンドは3階席の隅までくまなく埋まり、グラウンドに限界まで詰め込まれた座席も人で埋め尽くされた東京ドーム(主催者発表で7万4000人だったか?)。その全員が、足を踏み鳴らすようにしながら絶叫した決着シーン。
これほどまで沸騰した格闘技の会場は後にも先にも経験がない。おそらく、これから先もないだろう。
ホーストとサップの3度目の、そして最後となる対戦が間近に迫った。
だけど、今回の試合に対して、正直高揚感は感じない。そこにあるのは、3年半という短くはない年月が示す、残酷な時間の流れだ。
「ミスター・パーフェクト」と呼ぶには、ホーストは少々年を取り過ぎた。
「野獣」と呼ぶには、サップはあまりにも弱さをさらけ出し過ぎた。
それでも、二人はこうしてまた、みたびリング上で対面しようとしている。
格闘家は常に何かに挑み続けずにはいられない生き物、ということなのかもしれない。
あるいは、人間はけじめをつけずにはいられない生き物、ということなのかもしれない。
3年半。気づけば自分も、それだけの歳を取った。人気blogランキングへ
この3ヶ月前のGP開幕戦ではスリータイムス・チャンピオン(当時)のホーストを撃破。サップ人気が最高潮を迎えていたのがこの時期だった(今にして思うと「バブル」という表現が怖いぐらいしっくりくる状況だったが。)。
「前回負けたのはサップの勢いに押し切られただけ。落ち着いてもう一度戦えばホーストが勝つ。」
ホーストを好きか否かに関わらず、当時の格闘技ファンの平均的な予想はこういう感じだったのではないかと思う。
はたして試合が始まると、サップのラッシュを凌いだホーストがボディーブローでダウンを奪取。うずくまるサップの姿に、場内は信じられない、といった大歓声が沸きあがる。
サップの快進撃もここまでか、というムードで1Rが終了。しかし、ここで終わらなかったからこそこの試合は名勝負になった。2R、それまでの劣勢が嘘のように攻勢に転じたサップがパンチでダウンを奪い返す。さらにホーストをコーナーに詰めると、そのままサップがパンチを連打。スタンディングダウンを取り、両者の間に割って入る角田レフェリー。
スタンドは3階席の隅までくまなく埋まり、グラウンドに限界まで詰め込まれた座席も人で埋め尽くされた東京ドーム(主催者発表で7万4000人だったか?)。その全員が、足を踏み鳴らすようにしながら絶叫した決着シーン。
これほどまで沸騰した格闘技の会場は後にも先にも経験がない。おそらく、これから先もないだろう。
ホーストとサップの3度目の、そして最後となる対戦が間近に迫った。
だけど、今回の試合に対して、正直高揚感は感じない。そこにあるのは、3年半という短くはない年月が示す、残酷な時間の流れだ。
「ミスター・パーフェクト」と呼ぶには、ホーストは少々年を取り過ぎた。
「野獣」と呼ぶには、サップはあまりにも弱さをさらけ出し過ぎた。
それでも、二人はこうしてまた、みたびリング上で対面しようとしている。
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あるいは、人間はけじめをつけずにはいられない生き物、ということなのかもしれない。
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by nugueira
| 2006-05-13 02:08
| 雑記
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