ベラトールの感想。
ヨエル・ロメロ〇-×メルヴィン・マヌーフ(3R TKO)
カーフを入れながらマヌーフのバランスを崩したロメロ、トップを奪うとハーフガードから肘パウンド。アームロックを狙うがここはマヌーフが凌ぐ。
2R、無駄な動きはせずにのしのしとプレスをかけるロメロ。マヌーフはインローを入れつつロメロのタックルは切っていく。1Rほど一方的な展開にはなっていないが、それでもロメロは単発のパンチを入れていく。
3Rもスタンド中心の比較的静かな攻防が続くが、ラウンド中盤にロメロがテイクダウン。ハーフからパウンド・鉄槌・肘を落とし続け、レフェリーがストップ。
ロメロが「武士の情け」は見せつつマヌーフをきっちり介錯。とはいえ年齢は1つしか違わないのだが。
マヌーフは試合後に既定路線通りの引退を表明。日本のファン的にはキャリアのハイライトは桜庭戦のKO勝利だと思うが、あれも早14年前。「倒すか倒されるか」の分かりやすいスタイルと長い選手寿命を両立させたのは紛れもない偉業だと思う。本当にお疲れ様でした、そしてありがとうございました。