ジョニー・ウォーカー〇-×イオン・クテラバ(1R チョークスリーパー) ウォーカーの蹴り足をつかんだクテラバがテイクダウン。パウンド、肘を入れていく。ウォーカーは苦しいか…と思いきや、脱出するとバックに回りチョーク狙い。凌ぐクテラバだが、ウォーカーはバックキープを続けるとパウンドから再びバックチョークで一本!
アイリーン・アルダナ〇-×メイシー・チアソン(3R KO)
前手でうるさくパンチを出すチアソン。しかしアルダナは徐々にプレスを強め、1R終盤にテイクダウン。腕十字狙いからトップキープを続け、肘パウンドで削る。
このままワンサイドになるかと思ったが、2Rは開始からチアソンが前に出る。組み付いてテイクダウンからバックを取ったチアソン、四の字フックからパウンドで削っていく。これでポイントはイーブンか。
3R、疲れの見えるチアソンだが、それでもテイクダウンで上を取る。しかしアルダナの下からの蹴り上げがレバーにヒット!チアソン、悶絶しながらダウン!下からのレバーキックなんて初めて見た…と思ったが、UFC史上3度目だそうで。
リー・ジンリャン×-〇ダニエル・ロドリゲス(判定)
やはり体の厚みに差がある両者。ロドリゲスの前手ジャブがヒットし、ジンリャンの顔面が跳ね上がる。しかし1R後半はジンリャンが前に出て、右が浅くヒット。続く2R、手数で上回るのはジンリャン。ロドリゲスのジャブも相変わらずうるさい。
ここまで健闘を見せるジンリャンだが、3Rは下がらされる展開。目立つクリーンヒットはないもののロドリゲスがプレスをかけつづけ試合終了。判定は2-1でロドリゲス。
ジンリャンは無茶オファーにも関わらず大健闘。ロッカールームボーナスを弾んでほしい。
ハムザト・チマエフ〇-×ケビン・ホランド(1R ダースチョーク)
チマエフが開始と同時にタックルからテイクダウン!スクランブルで逃げ続けるホランドだが、チマエフは逃さず寝かせ続けるとダースチョークで一本!
大ブーイングを受けたチマエフだが、始まってみれば圧勝。UFC側も怖くて当面タイトルマッチはオファーできないだろうけど。それにしても試合後のインタビューでも堂々たる悪童ぶりを見せたチマエフ。リアルファイトでここまで鮮やかなヒールターンもそうそう見れないな。
ネイト・ディアス〇-×トニー・ファーガソン(4R ギロチンチョーク)
細かいフェイントを混ぜながら前に出るファーガソン。動きは悪くないか。だが1R中盤からスネに出血。
2R、ファーガソンはパンチからローへ攻撃を散らしていく。ネイトのワンツーが入り、ファーガソンの目じりから出血。下がり始めたファーガソンに、ネイトが攻勢を強める。
3R、ファーガソンのローをもらったネイトがバランスを崩す…と思いきやすぐ元に戻る。ブラフなのか本当に効いているのか…。この後も背中を向けたりケージに手をかけて挑発するネイト。プロレスのような間の取り方。ファーガソン、有効打が出ず下がる場面も多い。
4R、ネイトのワンツーがヒット。ファーガソンがタックルにいくが、ここでネイトがギロチン!がっちり極まりタップ!!
チマエフによる公開処刑かと思いきや、カードシャッフルの末に「ネイト劇場」を見せつけての快勝。ネイトに勝ち逃げを許す形になり、UFC的にチマエフはA級戦犯だろうなあ。