エキサイトマッチでWBA世界ライトフライ級王座統一戦、京口紘人対エステバン・ベルムデスを視聴。
1R、京口はジャブから右ストレート、左フック。左ボディとアッパーのダブル、さらに右アッパーと、角度をつけたコンビネーションを効果的に使っていく。2Rも京口の左右のボディ、アッパーがヒット。ベルムデスもうるさくジャブを突くが、京口がアッパー連打!ベルムデスがバランスを崩し、明らかに効いている。
しぶとく手数を出し続けるベルムデスだが、パンチの多彩さ・正確性で京口が圧倒。幾度となくベルムデスの顔面を跳ね上げる。出血が激しくなったベルムデスにドクターチェック。闘志は衰えないベルムデスだが、京口はパンチを見切っている感じ。
しつこく手数を出すベルムデスに、京口は頭を密着させながらアッパー連打。6Rに京口にバッティングの減点が入るが、京口はペースを乱すことなく右ストレートをクリーンヒット。
頭から突っ込んでくるベルムデスに手を焼きつつ、7Rに京口はアッパーから打ち下ろしの右ストレートへつなげるコンビネーション。右の連打でベルムデスが遂にダウン!のはずが、後頭部へのパンチと判定され京口に減点。
フラストレーションの溜まる展開となる京口だが、8R開始と同時にコーナーに詰めると猛ラッシュ!棒立ちのベルムデスが滅多打ちになったところでレフェリーがようやくストップ!
結果は知ったうえで見ていたが、1Rの時点で「こりゃ京口勝つわ」と納得するしかない盤石の試合内容。アウェーでの王座統一戦という楽ではないシチュエーションで、実際ベルムデス寄りのレフェリングも散見されたが、ペースを乱されることなく圧倒してみせた。井上の陰に隠れてしまっているが、ここにも正真正銘の「ジャパニーズ・モンスター」がいるぞ、ということはもっと多くの人に知ってほしい。