4月の各賞と、5月のおすすめバウトを選定。
MVP:アドリアーノ・モライシュ(4/8 ONE on TNT1)
ONEフライ級を容易く制圧するかと思われたDJをノックアウトする、MMA軽量級史上に残る大アップセット。出会い頭のラッキーパンチではなく、勝つべくして勝った試合内容も含めお見事。
ベストバウト:カマル・ウスマン vs. ホルヘ・マスヴィダル(4/25 UFC261)
ウスマンを選定しないわけにいかないと思いつつ、MVPやベストKOは他に適任(?)がいるのでベストバウト枠で。勝負論的関心度は低かったとはいえ、因縁のマスヴィダルを完璧なKOで斬って落とすインパクト満点のメインイベントを見せてくれた。
ベストKO:ローズ・ナマユナス(4/25 UFC261)
今後の紹介Vで必ず使われるであろう、左ハイ一閃での鮮やかな王座奪還。女子選手がこういうシーンを見せる時代が来たか…と改めて驚かされた。
ベストサブミッション:青木真也(4/29 ONE on TNTⅣ)
直前のカード変更にも惑わされることなく、圧倒的技量を見せつけての一本勝ち。タイトル戦線でのもうひと頑張りを是非見てみたい。
〔おすすめ〕バウト:シャーウス・オリベイラ vs. マイケル・チャンドラー(5/16 UFC262)
ヌルマゴ去りし後のライト級の覇権を懸けた、新王者決定戦。伏兵的ポジションから急浮上した寝業師オリベイラか、UFC2戦目でいきなりベルトに王手をかけた「外敵」チャンドラーか。どちらが勝つにせよ、そこから先の展開も楽しみになってくる一戦。