マイク・タイソンvsロイ・ジョーンズJrのエキシビションマッチをライブ視聴。セミでは元NBAのスター選手であるネイト・ロビンソンが人気YouTuberのジェイク・ポールに2ラウンドKO負け。こういうのを見てると、大晦日に新庄を引っ張り出そうとしている榊原さんの言動もさほどズレていないように思えてしまう。
そしてメインのタイソン対ジョーンズ。計量時の時点から仕上がりの良さがうかがえるタイソンが、開始から細かいヘッドスリップを見せつつプレッシャーをかけていく。ジョーンズは2Rにフットワークを使っていくが、タイソンのステップインが速い。
距離を詰めてボディを連打するタイソンに、ジョーンズはクリンチ…というよりホールディングで凌いでいく。タイソンのワンサイドゲームの印象のまま試合は後半戦へ。年齢が年齢だけにスタミナ切れが心配だったが、タイソンは攻撃のペースを緩めず。逆にジョーンズの方が疲れが露わになり、攻撃も単発に。
こうなるとダウンシーンが見たくなるが、タイソンもさすがに攻め切れない。最終ラウンドはジョーンズが最後の力を振り絞るようにフットワークからのパンチを見せ、試合終了。
判定はタイソンが圧倒するかと思ったが、結果はドロー。とはいえエキシビションのジャッジに難癖をつけるだけ野暮で、タイソンのファイトをリアルタイムで見られた、というだけで十分過ぎた。2分8Rへの変更は聞いたときは物足りなく感じたが、結果的にダレずに済んだので上手い時間設定だったのでは。
現役ボクサーとしてのタイソンは晩節を汚し続けたわけだが、50代に入った彼がこうしてしっかり身体を仕上げ、プロとしての仕事をキッチリ果たしたことが本当に嬉しくなってくる。今後第2弾を見たいか…というと微妙だが、非常にいいイベントだった。