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PRIDE回顧録~PRIDE GP2003開幕戦~

PRIDE GRANDPRIX 2003 開幕戦(2003.8.10 さいたまスーパーアリーナ)

 榊原新体制で始動したPRIDEは、2000年以来となるグランプリを開催。後期PRIDEにおいて大きな軸となるグランプリ・システムがここからスタートする。
 この日はさいたま新都心の改札を出た瞬間から、人混みの物凄さに圧倒されたのをよく覚えている。wikiで確認したところ観客動員は40,316人となっているが、おそらくこの当時でのさいたまアリーナの動員記録だったのでは。オープニングの「生ぬるいオンリーワンなどに興味はない。俺が欲しいのはナンバーワンだけだ」というナレーションもテンションが上がったなあ。

 8人によるトーナメントで行われたミドル級GPは1回戦4試合を実施。UFC代表として送り込まれたチャック・リデルは序盤アリスターの打撃に押されるものの、逆転のKO勝利。
 ランペイジは当初ヒカルド・アローナとの対戦が予定されていたものの、アローナの負傷によりBTTから当時現役UFCミドル級王者だったブスタマンチが代理参戦。グラウンドでブスタマンチが主導権を握り、ランペイジ負けたのでは…という印象の試合内容だったが、スプリット判定によりランペイジが辛くも準決勝進出。

 セミで組まれたのは吉田秀彦vs田村潔司による「柔道対UWF」の異次元対決。日本人(できれば吉田)をベスト4に残したいという意図のマッチメイクだったろうが、思惑通り(?)吉田が田村のローキックに苦しめられながらも袖車で一本勝ちを収めた。なおこの試合で田村はなぜか入場曲に『Flame Of Mind』を使わず、手拍子する気満々だったファンに肩透かしを食わせたのもマニア的には忘れられないポイントである。

 そしてメインで組まれたのは、これが3度目の対戦となるヴァンダレイ・シウバ対桜庭和志。桜庭はこの年3月のシェンブリ戦でもKO負けを喫しており、コンディション的に厳しい状態で王者シウバと対戦。客観的には桜庭の劣勢は明らかだった一方で、1戦目は出会い頭の打撃戦でのKO、2戦目はスラムによる負傷でのTKOという消化不良な決着だったこともあり、ファンとしては「じっくり戦えば勝機があるはず…」という祈りにも似た気持ちで試合開始のゴングを聞いた。
 果たしてと言うべきか、桜庭は序盤はローキックでリズムをつかもうとするものの徐々にシウバの圧力を捌ききれなくなり、最後は右フックをもらってのKO負け。2001年にPRIDEの流れを変えた因縁の対決は、言い訳のきかない完全決着を迎えた。KOパンチをもらった桜庭が直立不動のまま後ろ向きに倒れる場面は、未だに鮮明に頭に浮かぶ。

 とまあGPの4試合だけで十分すぎる密度だったのだが、この時期のPRIDEは大盤振る舞いにも程がありワンマッチではヘビー級3強が登場。そりゃ4万人が押し寄せますわ。
 第1試合(!)に登場したヒョードルはグッドリッジを1分少々で料理。PRIDE本格参戦2戦目となるミルコはボブチャンチンを伝家の宝刀・左ハイで仕留め、ますます存在感を発揮する。
 残るノゲイラは後にUFC王者となるリコ・ロドリゲスと対戦するが、ロドリゲスのレスリングに苦戦。判定勝利を収めるものの試合後にロドリゲスが「俺の勝利を返せ」と不満を述べるほどの微妙な内容で、王座戦線からは一歩後退という印象を残してしまった。この時点ではヒョードル対ミルコのタイトルマッチへ待ったなし、と思われていたのだが…。

Commented by at 2020-05-24 22:18 x
ノゲイラvsリコは微妙な判定どころかリコの圧勝といっても良い内容だったような
まさかあの微塵も決まりそうにないアームロックで大加点されたわけでもあるまいし
Commented by nugueira at 2020-06-01 18:59
>な様
 うーん、記憶補正が入っちゃってるかもしれません。また試合映像を見返してみます。
by nugueira | 2020-05-24 21:33 | PRIDE | Comments(2)