インドア生活でお金を使う機会も限られてきたので、『ボクシングマガジン』を初購入。
といっても当然ながらボクシング界も興業がストップしているわけで、そんな中組まれた特集は「ALL TIME最強は誰!?」と題した誌上トーナメント。いいねえ、このいい意味での「格闘技好き中高生」的発想。
今回の選考のポイントは「その時代における偉大さを比較するのではなく、今この場で戦ったら誰が一番強いのか」という選考基準。それも念頭に注目の階級を見ていくと、まずヘビー級はタイソン、アリ、フォアマン、ウラジミール・クリチコに、果てはジョー・ルイスやフレージャーといった期待通りの豪華メンバー。フューリーはいないの?と思ったが、確かに全時代通じてのベスト8に入るかと言ったらまだ時期尚早か。
黄金のミドル級はゴロフキンが一回戦でいきなりホプキンスと激突。さらに順当(?)に行けば準決勝の相手はシュガー・レイ・ロビンソン。いや、これは熱い。ちなみにエントリーできるのは一人一階級で、カネロはスーパーミドルの方で選出。
ウェルター級では一回戦でシュガー・レイ・レナード対デラホーヤというこれまた注目のカード。さらにパーネル・ウィテカー対パッキャオという最強の矛×盾対決があり、この勝者同士が準決勝で激突。反対の山にいるメイウェザーは準決勝の相手がトリニダードになりそう。
この調子で書いていくとキリがないのだが、とにかく「チクショウ、面白そうじゃねえか」と思えてくるトーナメント表ばかり。今月号は組合せ発表で結果は来月、という手の込みようがまたいい。HPで予想アンケートも受け付けているので、外出できない大型連休の時間潰しに、ボクシングファンは色々想像を膨らませてみてはどうだろうか。