年末のベラトール&RIZIN、追加カードが発表。
まず何よりも、堀口の欠場。SNS上での噂を見つつ正式発表まではリアクションすまいと思っていたのだが、うーん…。
ものすごく語弊のある言い方になるのだが、仮に堀口が敵なしの状態で突っ走っていたら今回の欠場も「主力選手が欠けるのは痛い」のレベルだったはず。しかし今回は、MMA史上に残る番狂わせの後でリベンジを期す大晦日決戦、というストーリー的にこれ以上無理なぐらい注目の集まるシチュエーション。過去のRIZIN全大会を通じても一、二を争う期待度の高いカードだっただけに、あまりに残念過ぎる。
しかも怪我の内容が前十字靭帯断裂。KIDの選手生命を事実上奪った怪我だし、GSPもこの怪我からの復帰には長期間を要した。仮に復帰しても、堀口の最大の武器である鋭いステップは戻ってくるのか。まずは治療に専念してもらうしかないが、RIZINにとっても本人にとっても視界不良の10か月をどう乗り切れるのか。
追加カードの方は両大会で計9試合が発表。RIZIN対ベラトール対抗戦は「お互い微妙なメンバーを揃えてきた」という一語に尽きるが、チャンピオンクラスをぶつけるわけにも行かないしベラトールは他の興業も抱えてるし、まあこんなところか。29日についてはヒョードルvsランペイジとチャンドラーvsベンヘンを用意してくれた時点で、これ以上要求したら罰が当たると思ってます。
大晦日の方は朝倉・元谷が海外勢にどこまでやってくれるか楽しみではあるが、返す返す堀口の欠場が痛い。那須川やRENAは投入するんだろうけど、ここから挽回の一手はあるのかなあ。
今年は遂に2興行とも会場観戦。開始前から荒れ模様の展開ではあるけれど、当日は楽しませてもらいます。