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『エンドゲーム』を観て号泣。


by nugueira
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井岡復活!努力の天才は四度、世界の頂点に立った!

 少し間が空いたが、WBO世界スーパーフライ級王座決定戦、井岡一翔vsアストン・パリクテの感想。

 並び立つと身長差が目立つ両者。リーチに勝るパリクテはフックやアッパーを振るっていく。井岡はボディストレートを入れる場面はあるが、なかなか懐に入れない。
 序盤はパリクテに間合いをコントロールされなかなか自分の距離を作れない井岡だが、ボディから返しのフックをヒット。徐々に有効打の数を増やし、距離のアドバンテージを潰していく。
 5R辺りから井岡はジャブのヒットが増えてくる。こうなると返しのパンチも当たるようになり、コンビネーションで主導権を握る井岡の得意なパターンへ。対するパリクテは空振りが増え、序盤の力強さが見られなくなってきた。
 井岡が主導権を握った中で迎えた7R、流れを変えたいパリクテは開始と同時に距離を詰め連打!井岡はロープ際に詰められ防戦一方の展開を強いられる。しかしラウンド後半は攻め疲れの見えるパリクテに、井岡が着実に右をヒット。再び流れを引き戻す。
 8R以降はスピードが落ち大振りのパンチが増えたパリクテに、井岡が上下の打ち分けを次々とヒット。迎えた10R、井岡がカウンターの右ストレート!効かされた様子で下がったパリクテにボディを入れると、顔面への連打を叩き込んでいく。最後はパリクテが棒立ちになったところでレフェリーがストップ!日本人初の4階級制覇を達成!

 昨年7月に井岡が現役復帰を表明したとき、当ブログでは「4階級制覇への道は楽ではない」と書いたのだが、改めて全面謝罪。
 今回も序盤は相手との体格差に苦しめられつつ丁寧な技術で切り崩し、上下への打ち分けを最後まで忘れずに最後はきっちりフィニッシュへ…という、実に「井岡らしい」いい試合。井岡はケタ違いのパンチ力や化け物じみたフィジカルがあるわけではなく、自らの技術を極限まで高めることで頂点へたどり着いた「努力型」のボクサーに分類されると思うのだが、その丁寧な積み重ねが日本人初の快挙へとつながった。
 スーパーフライ級は他団体にも実力派王者が居並ぶ激戦区。遠回りを経てこの階級へのベルトを手にした井岡だからこそ、妥協することなく他団体王者との統一戦を目指してほしい。

by nugueira | 2019-06-22 23:27 | ボクシング | Comments(0)