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by nugueira
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堀口二冠!ジャパニーズMMA、ニューヨークの地で一矢報いる!

 ベラトールバンタム級タイトルマッチを視聴。いやあ、手に汗握った。

ダリオン・コールドウェル×-〇堀口恭司(判定)
 向かい合うと改めて身長差のある両者。1R、細かいステップを踏む堀口にコールドウェルがタックル。尻餅をつかせケージに押し込むと、左の肘!さらに背中越しに堀口の腕をロックしながら肘を入れていく。堀口は一度は立ち上がりかけるもののしつこく組み付かれ、1R終了。
 2Rもコールドウェルは蹴りを出しつつタックルからテイクダウン。堀口はまたも尻餅をついた状態でケージに押し込まれるが、その体勢からボディや頭部に細かいパンチを入れ続ける。テイクダウン後はダメージを与える攻めをほとんど出さなかったコールドウェルだが、このラウンドも取ったか?
 大晦日と同じ展開で迎えた3R、堀口はタックルを切ると逆にトップを奪いパウンド!スタンドに戻った後も堀口はタックルをがぶり、コールドウェルが引き込むとハーフへ。コールドウェルが露骨に疲れを見せ、流れが一気に変わってきた。
 4R、堀口がギロチンを狙うがこれは極まらず。コールドウェルは堀口に尻餅はつかせるものの、そこから先の攻めは全く出てこない。細かくパンチを入れた堀口はブレイク後、ラウンド終了間際に逆にコールドウェルをテイクダウン!
 最終ラウンド、コールドウェルが意地のテイクダウン。しかしポジションキープ以上の動きは見せず、堀口がコツコツとパンチを入れ続け試合終了。

 2Rと5R、特に5Rをどう評価するか。ただ5Rがコールドウェルは納得いかないよなあ…と思いつつ判定を待つ。アナウンスは3-0で堀口!アウェーでコールドウェルを返り討ちにし、二冠を達成!
 1Rは相当ハラハラさせられたが、終わってみれば堀口にとっては全て想定通りの展開だったか。コールドウェルのガス欠を見越してプラン通りの後半勝負を遂行してみせた形。あとスコアシートを見ると2Rもジャッジ二者は堀口に入れており、MMAの判定基準の変化を印象づけられた試合でもあった。解説の水垣が言っていたように、テイクダウンではなくそこから先の攻撃につなげる意図が求められるということか。

 いわゆる北米メジャー団体で待望の日本人初戴冠が実現。かつて青木も川尻も跳ね返された壁を、遂に堀口が打ち破ってみせた。UFCでの日本人選手の惨状を踏まえれば、10年かかってようやく「一矢報いた」のレベルでしかないことも確か。それでも、最後にこう言いたい。ジャパニーズMMA、まだまだ死んじゃいねえぞ!!

by nugueira | 2019-06-15 16:35 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)