ゲンナジー・ゴロフキンの復帰戦、対スティーブ・ロールズのミドル級12回戦をDAZNで視聴。
ガードを固めるロールズにゴロフキンはボディ。やや慎重さが見えるが、1ラウンド終盤には手数を増やしていく。2Rもゴロフキンが左右のボディを入れるが、ロールズも反撃。左をもらったゴロフキンがのけぞる場面も。
やや動きが硬いゴロフキンだが、3Rはガードの隙間を縫うようにボディ、フックをヒット。ロールズのガードが下がってくる。続く4R、ゴロフキンはガードの脇から回り込む左右のフック、さらには上から振り下ろすようなパンチ。右をもらったロールズがグラついてロープ際まで下がると、最後は左フック!仰向けに倒れたロールズは立ち上がれず、ゴロフキンがKO勝利で再起戦を飾った。
トレーナーを変えたせいもあるのか出だしは硬さが目立ち、不用意に相手のパンチをもらう場面もあった…というのは昔からそうか。がっちりガードを固める相手に対しても冷静に隙間を狙い打ち、気づけばフィニッシュに持って行ってしまうのはさすが。
ゴロフキンにとって残りの選手寿命とファイトマネーのバランスを考えると、目指すべきはカネロとのリマッチか。とはいえ年齢からしてカネロとの差は開く一方のはずで、リベンジは厳しい道のりになりそう。一方のカネロはDAZNとの大型契約でリスクのある試合は避けるのではないかという見方もあるが、「勝算の高いメガファイト」としてゴロフキン戦は魅力的な選択肢ともいえる。第3戦が実現する可能性は意外と高かったりするのだろうか。