WBSS準決勝を視聴。まずスーパーライト級、レジス・プログレイスvsキリル・レリク。
開始からプレッシャーをかけていくのはレリク。しかし1ラウンド終盤にボディをもらったレリクが背中を向けてしまい、プログレイスが追撃を入れたところでダウン。2R、ボディを警戒してガードの下がったレリクに対し、プログレイスが今度は顔面へ左。レリクは早くも効かされている様子。
劣勢のレリクはそれでも前に出て圧力はかけ続けるが、プログレイスは柔らかいスウェーでパンチをかわしていく。ボディと顔面に左をもらい続けながらも後退はしないレリクだが、6Rにプログレイスが左右のボディ連打。嫌がって下がったレリクの顔面へパンチをつなげたところでレフェリーがストップ。
世界王者同士の対戦だけにもう少し続けても…という気はしたが、実質1Rのボディで勝負は決していたか。プログレイスは強振している感じは受けないのだが、気づくとレリクにダメージが蓄積していた。パンチ力が図抜けているんだろうな。
続いてバンタム級のノニト・ドネアvsステファン・ヤング。
サークリングを続けるヤングに対し、じりじりと圧力をかけながらパンチを振るうドネア。2R、ヤングが飛び込んでの左から返しの右をヒット。序盤はヤングの動きを追いきれないドネアだが、3R終盤に右がヒット!ヤングが一瞬腰を落としガードを固める。
ドネアは徐々に距離をつかんだか、4Rもさらに圧力を強めコンパクトな連打を打ち込む。ヤングは下がりながらも単発でパンチを入れる場面はあるのだが、それでもドネアの前進は止まらない。迎えた6R、ヤングの左が繰り返しドネアの顔面を捉えるが、構わず前に出るドネアは残り30秒のところで左フック一閃!仰向けに倒れたヤングはそのまま立ち上がれず、ドネアが緊急出場のヤングを粉砕し決勝に進出!
トーナメント開始時は正直「オールドネームが滑り込んできた」という印象を受けたドネアだが、あれよあれよと決勝までコマを進めてきた。一回戦が相手の負傷棄権、今回もテテが負傷により直前で欠場、という展開をどう評価するかはやや微妙ではあるが。
井上が決勝でドネアと対戦、となると熱いなあ。まあトーナメントで先の試合を見据えるのは危険なので、まずはロドリゲス戦をクリアすることに集中。というのは本人が一番分かっているだろうけど。