ロマチェンコ戦のセミで組まれたWBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ、アイザック・ドグボエvsエマヌエル・ナバレッテを視聴。
身長では劣るドグボエがガンガン前に出てボディ、フックをヒット。2Rはナバレッテが飛び込んで左右のパンチを振るう。ドグボエは入り際にパンチを合わせるが、ナバレッテは構わず前に出ていく。
3R、ナバレッテの左が立て続けにヒット。流れが急にナバレッテへ傾いていく。4Rはドグボエがプレッシャーをかけ、左右のパンチをヒット。ドグボエは接近戦に活路がありそう。
5R、ドグボエは序盤こそボディを連打したもののその後はナバレッテの圧力に下がり続ける展開。6Rも手数とプレッシャーで勝るナバレッテ。ドグボエの入り際にアッパーも合わせる。
7Rは中休みか一旦下がったナバレッテに、ドグボエがボディで攻勢。8Rも前に出るドグボエが、ナバレッテの顔面へ右をヒット。徐々に盛り返してきた。
迎えた9R、ドグボエの右をもらったナバレッテが弾き飛ばされるように倒れる!しかし後頭部へのパンチと判断されダウンとはカウントされず、逆にドグボエが反撃。10R、ナバレッテが繰り返し右を入れると、ラウンド終盤に左フック。ドグボエが一瞬腰を落とす。
流れを引き戻したナバレッテは11Rも左右のアッパーで攻勢。ドグボエはナバレッテの長いリーチからのパンチに下がらされ続け試合終了のゴングを聞き、2~4ポイント差の判定3-0でナバレッテが王座奪取。
ドグボエは気が付けば後手に回ってしまい、そのままズルズルと戦い続けた印象。7R以降流れを引き戻すチャンスはあったのだが攻めきれなかった。最終的なスコアを見ても9Rのダウンを取ってもらえなかったのは大きく、勝負運にも見放されてしまったか。