WBC世界ヘビー級タイトルマッチ、デオンテイ・ワイルダーvsタイソン・フューリーを視聴。
ワイルダーは序盤からパンチを強振。フューリーは腕を後ろに組んで挑発する。ワイルダーがなおもパンチを振るうが、フューリーは打ち終わりにパンチを合わせる!
2Rはお互いジャブの差し合い。フューリーは細かい上体の動きでかわしつつジャブを繰り出す。終盤にワイルダーがワンツー!しかし当たりは浅いか。3R以降も圧力をかけるのはワイルダーだがフューリーは有効打を許さない、という構図。ただフューリーも手数が出ないか。
6Rに入った辺りからフューリーが手数を増やすと、7Rにフューリーのワンツーがヒット!ワイルダーが一瞬バランスを崩す。ワイルダーはムキになって打ち返すが、フューリーは上体の動きで有効打を入れさせない。8Rもリズムに乗ったフューリーがジャブからワンツー。ワイルダーは自分の間合いで戦えていないか。
しかし9R、強引に前に出たワイルダーがコーナーに詰め左右のフックを入れ、なぎ倒すようにダウンを奪取!だがダメージはさほどでもないか、フューリーはそれ以上の追撃は許さない。逆にワイルダーは強引な攻めで消耗したか、10Rはフューリーがプレッシャーをかけながらワンツー。11R、ワイルダーはパンチが入るものの単発。フューリーが自分のリズムで戦っている。
ダウンのポイントを考えても大接戦か…という状況で迎えた最終ラウンド、ワイルダーがジャブから右ストレート!フューリーが吹き飛ばされるようにダウン!勝負ありかと思えたが、立ち上がったフューリーは追撃をもらわず、逆に反撃に出る。終盤はお互いパンチが出ず試合終了。
ダウン以外のラウンドをどう評価するか悩ましい試合だったが、判定は115-111、110-114、113-113でドロー!
個人的採点は114-112でワイルダー。フューリーは下がらされる場面も多かったし勝っている内容ではなかったのでは。とはいえワイルダーの豪打を終盤までかわし続け、2度のダウン後も素早いリカバリーを見せたのはさすが。ワイルダーvsジョシュアへ待ったなしだと思っていたが、ここに来て三つ巴の構図になってきたのは面白い展開ではある。