反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

アリvsムンギア

 エキサイトマッチの感想。まずWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ、カリド・ヤファイvsダビド・カルモナ。
 開始からヤファイが圧力をかけ、左を起点にヒット。何発かもらったカルモナがいきなりダウン。追撃にいくヤファイだが、逆にカルモナのパンチを効かされ序盤から打ち合いの展開に。
 2Rもお互い近い距離でパンチが交錯。ヤファイがやや優勢か。3R、ヤファイがボディを入れるがカルモナもボディ連打。カルモナが攻撃のギアを上げるが、終盤ヤファイが再び攻勢。
 4R、ヤファイのボディをもらったカルモナが2度目のダウン。ヤファイはさらに右を入れカルモナを下がらせる。5R、ヤファイは右ボディを効かせると、左右左の連打でまたもダウン奪取。さらにヤファイのラッシュでカルモナが倒れるが、これはローブローでヤファイが減点。
 6R、打ち合いになるが有効打が多いのはヤファイ。カルモナは力を振り絞るように右3連弾。手数では互角に打ち合うカルモナだが、被弾してのけぞる場面が目立つ。結局7R終了時にカルモナ陣営がギブアップし、ヤファイが防衛。

 続いてWBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ、レイ・バルガスvsアザト・ホバニシヤン。
 身長で上回るバルガスに、ホバニシヤンは憶することなく飛び込んでのパンチ。バルガスも連打を返すが、ホバニシヤンの右がヒット。バルガス一瞬腰を落とす。2Rも前に出るホバニシヤンに対し、バルガスはバックステップとスウェーでかわしつつパンチを返す。
 3R、バルガスは左右のボディから顔面へのコンビネーション。ホバニシヤンもロープに詰めて左右のフックを出すが、バルガスはお返しに連打を叩き込む。アウトボクシングとカウンターを使いこなすバルガスがペースを握りつつあったが、5Rにホバニシヤンの左フック!バルガスは一瞬グラつく。
 6Rもしつこく前に出るホバニシヤンに、バルガスは細かいパンチ。一進一退の展開になってくる。後半戦に入るとホバニシヤンは攻め疲れか突進力が落ちてくる。両者とも顔面から出血し、消耗戦の様相になってきた。
 9Rはホバニシヤンの右が入るが、バルガスもカウンターの左をヒット。11R、ホバニシヤンの左右のパンチが繰り返しバルガスの顔面を捉える。最終ラウンドは逃げ切りを狙うバルガスにホバニシヤンがアタックを繰り返すが、有効打にはつなげられず試合終了。4~8ポイント差の判定3-0でバルガスが防衛。ホバニシヤンはところどころいい攻撃は見せていたが、いずれも単発。どの間合いからでも叩けるバルガスを切り崩せなかった。

 メインはWBO世界スーパーウェルター級タイトルマッチ、サダム・アリvsハイメ・ムンギア。
 1R、じりじり圧力をかけるムンギアが右ボディから返しの左フックを入れいきなりダウンを奪取!ムンギアはさらに左を打ち込み2度目のダウンを奪う。
 2R、ダメージの残るアリにムンギアは右ストレート、左アッパーで攻勢。ラウンド終了間際に右ストレートからの連打でまたもダウンを奪う。圧倒的にムンギア優勢で迎えた4R、やや距離が空いたところからムンギアがノーモーションの左フック!打ち抜かれたアリは一撃で倒れ、レフェリーがたまらずストップ!
 1Rの左フックで事実上勝負ありだったわけだが、ムンギアはあのダウンで浮足立たず冷静に攻め続けたのが凄い。最後も勢い任せでなく狙いすました一発だったもんなあ。21歳でこういう試合ができる選手が出てくるんだから、ボクシング王国・メキシコはやっぱり凄い。

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by nugueira | 2018-07-25 23:57 | ボクシング | Comments(0)