人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Go To 格闘技。


by nugueira
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

リナレス復活!

 エキサイトマッチの感想、まずWBO世界ライト級タイトルマッチ、レイムンド・ベルトランvsホセ・ペドラサ。
 
 グイグイ圧力をかけるベルトランに、ペドラサは距離を取りつつ着実にパンチをヒット。ベルトランは早くもカットで出血。ペドラサはラウンドごとにスイッチを繰り返しながらジャブで機先を制し、ベルトランに自分の距離を作らせない。
 4R、ベルトランは圧力を強め、体ごとぶつけるように距離を詰めながらパンチ。流れが変わってきたか。しかし続く5Rはペドラサがフットワークで下がりつつ、的確なパンチを入れる。6R、ベルトランが再び前に出てボディ。ペドラサは頭を下げて体を密着させる。
 7Rもベルトランがプレッシャーをかけるが、ペドラサは細かいジャブをヒット。8Rはペドラサのパンチがベルトランの顔面を跳ね上げる。一進一退の攻防が続くが、ベルトランは焦りのせいか有効打も単発。ペドラサが上手く手数を稼いでいる印象。
 11R、逆転を狙いプレッシャーをかけるベルトランだが、前がかりになったところにペドラサの左アッパーが入り痛恨のダウン!ペドラサは12R終了間際にもべルトランをコーナーに詰めラッシュを打ち込み、文句なしの判定勝利でタイトルを奪取。
 ベルトランに得意のパワーファイトをさせないままリズムをつかみ、後半は近い距離の戦いになっても押し負けず、とペドラサがプラン通りの試合運びをやってみせた。とはいえ、ロマチェンコ相手にどうこうできる感じは全くしないなあ。

 続いてスーパーライト級12回戦、ホルヘ・リナレスvsアブネル・コット。
 序盤からプレッシャーをかけるリナレス。コンビネーションから左ボディを入れる。コットは下がりながらも手数を出し、近い距離でパンチが交錯するが、2Rにリナレスが打ち下ろしの右カウンター!一瞬の間をおいてコットがヒザを着くようにダウン!
 迎えた3R、リナレスがワンツーから右を叩き込みまたもコットがダウン!最後はコーナーに詰めたリナレスが連打を入れ、もつれるように倒れたコットが立ち上がれなくなったところで陣営がストップ!
 キャリア最大のビッグマッチに敗れ今後のモチベーションの持っていきどころがどうなるかと思えたリナレスだが、心配したことが馬鹿らしくなるほどの快勝劇で復活。パワー負けするどころかここが適正階級なのでは?と思えるほどのパフォーマンスで、ロマチェンコとの再戦よりは4階級制覇の方に期待が高まってきた。

by nugueira | 2018-10-17 23:31 | ボクシング | Comments(0)