反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

リナレスvsロマチェンコの予想

 日本時間13日に行われるWBA世界ライト級タイトルマッチ、ホルヘ・リナレスvsワシル・ロマチェンコの予想を。

 今更ながらになるが両者の最近の試合ぶりを振り返ると、ロマチェンコは別次元のスピードと精密なテクニックで相手を圧倒。フェザー級時代の詰めの甘さはなりを潜め、スーパーフェザー級での4度の防衛戦はいずれもロマチェンコのスピードに対応できず殴られっぱなしになった挑戦者がラウンドインターバルに音を上げるという「ギブアップ勝利」。ボクシングという競技の技術体系を変えようとしているのでは、という気にさえなってくる驚異的なパフォーマンスを見せている。

 一方のリナレスも過去は勝負所で不用意な一発に倒れる脆さが目立ったが、ライト級では安定政権を樹立。クローラとの2度の激闘を含め、WBCとWBAで合計5度の防衛に成功している。無類のハンドスピードに加え、競り合いになっても崩れないタフさを身に着けてきた。

 ともに全階級を通じた屈指のテクニシャンであり、高度な技術戦になることは必至。誇張でなくまばたき厳禁の試合になりそう。
 両者のスペックを比較すると、スピードではやはりロマチェンコ。高速のフットワークを駆使しながらの連打は真似のしようがなく、リナレスといえどロマチェンコを捉えて先手を打つことは簡単ではなさそう。
 その一方で、ロマチェンコにとって壁になりそうなのはパワー差。スーパーフェザーでも一発で倒すようなパンチを入れる場面はなく、ダメージの蓄積以上に相手の心を折ってギブアップへ追い込むというのが得意の展開だった。ライト級に上げるとなると体格差はより顕著になるわけで、KOにつながるようなビッグショットはますます期待できない。ましてやリナレス相手となると、スピードで上回りつつも有効打にはつながらず、じりじりと長引いたところで逆に捕まってしまう…という想像もできなくはない。

 WOWOWの勝敗予想に応募してみたところ両者の得票はかなり拮抗しており、ファンからしても予想しにくい一戦なのが見て取れる。それでも敢えて予想するなら、やはりロマチェンコ優位。これまでの試合も後半のラウンドに相手のギブアップを呼び込んでおり、長丁場の展開にさほど苦手意識はないはず。なによりロマチェンコのケタ外れのスピードについていくこと自体が一苦労なはずで、試合が長引くとリナレスの方が消耗してくるのではないか。終始スピード差で圧倒したロマチェンコが、ダウンは奪えないもののリナレスに有効打を許さず判定勝利、と予想。

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Commented by みゆパパ at 2018-05-10 12:58 x
リナレスを応援しているファンが多いでしょうから、
それを加味しても拮抗しているということは、
実質はロマチェンコが優勢と見ているファンが多いということでしょうか。

正直言って全く予想できません。
何となく思うのは、
リナレスが勝利の場合、白熱した打ち合いが見られるのではないかと。
ロマチェンコ勝利の場合、メイウェザーばりに退屈な試合運びに終始するのではないかと。

私はやはりリナレス応援なので、
久しぶりにヒリヒリした緊張感を持って観戦させていただくことにします。
Commented by nugueira at 2018-05-11 23:23
>みゆパパ様
 確かにロマチェンコのパンチの軽さは分かっているので、リナレスとしては打ち合いに持ち込みたいでしょうね。ロマチェンコがそれをさせるかどうか…想像するだけでヒリヒリします。
by nugueira | 2018-05-09 23:45 | ボクシング | Comments(2)