シュートボクシング観戦記②
2006年 02月 12日
サワー「ペラペーラ」
通訳「えー、僕は・・・」
客「アンディが本当に『僕』なんて言うんかい!」
通訳「えー、俺は・・・」
客の突っ込みもさることながら、言われるがままに当初の訳を撤回した通訳もすごい。アンディは今月末のMAX韓国大会で試合するみたいね。
休憩明け、今度はシーザー会長が登場し、今年のS-CUPを11/3、両国国技館で開催することを発表。MAXのワンマッチ大会が9月頭、大晦日まで間も空いているから、十分K-1の協力が期待できる時期か。なかなかうまいね。
でも国技館なんか取っちゃって大丈夫か?文体でも動員に苦戦してるのに。
ここで急遽、緒形とサワーのエキシビジョン・マッチが実現。当然試合予定だった緒形の方が動きがよかったが、サワーもタイミングバッチリのアッパー(寸止め)を入れるなど見せ場は十分。いいものを見れた。
土井広之○-×ダスティン・ジョンソン(1R KO)
開始と同時にジョンソンが攻め込むが、ガチガチの大振りパンチで全く当たる気配なし。距離を取って軽くいなした土井が、ローキックを連発して1分44秒で貫禄のKO勝利。
土井はこういう格下の相手になるときっちりローでKOを取るのがさすが。キラーローの看板は伊達ではない。どれぐらい効くのか、1発試しに食らってみたい気もする。本当に食らう機会も度胸もありませんが。
宍戸大樹○-×アンドレイ・ジダ(判定)
宍戸の試合を観戦するのは1年ぶりだが、入場時の客の声援が「量」も「質」も変わってきている。何というか、「こいつなら絶対何かやってくれる」という期待感が場内に満ち溢れている感じ。着実にエースへの階段を登っている。
ジダはトリッキーなフットワークから飛び込み様にフックの連打を打ち込んでくる。スピード・キレともに十分な上にパンチの軌道も変則的で、開始早々「これは単なる噛ませ犬ではない」という空気に。クリーンヒットはもらわないものの、宍戸がやりにくそうな感じのまま1R終了。
しかしジダのペースだったのはここまで。2R以降は相手のリズムを掴んだのか、宍戸が徐々に自分の距離で戦うようになる。ローキックの連打でジダのフットワークを奪い、中盤以降は完全に宍戸ペース。ダウンは奪えなかったものの、常に前進して圧力をかけつづける宍戸にジダは有効な反撃ができず、大差の判定で宍戸が勝利。
勝利という結果に関しては合格点、ただ「エース」ならばもうちょっと突き抜けた試合をして欲しかった、という気も。完全に贅沢病ですが。宍戸も全大会出場宣言をしているようなので、今年はできるだけSBの会場にも足を運ぶようにします。
次回興行は3月末。人気blogランキングへ
宍戸のスタイルはMAXでもうまく活きると思うので、早く出て欲しいですね。シーザー会長も言っているように体重が難点ですが。
>海に住む熊様
これ以外にもサワーが長々としゃべったのに「頑張りますので、応援してください」の一言で片づけたり、グダグダでした。格闘技のリング上での通訳ってみんな下手な印象があるんですけど、人材がいないんですかね。