UFN127の感想
2018年 03月 18日
ジリジリ圧力をかけながら重たいローを放つマヌワ。しかしブラホヴィッチがワンツーを叩き込みダウンを奪取!効いているマヌワは立ち上がった後もブラホヴィッチのパンチでバランスを崩すが、それでもラウンド終盤には再びプレッシャーをかけ反撃に出る。
2Rも前に出るのはマヌワだが、ブラホヴィッチもパンチを入れていく。それでもラウンド後半にマヌワの右ハイが浅くヒットし、パンチもブラホヴィッチの顔面を捉える。
消耗戦の展開となり試合は最終ラウンドへ。しかしマヌワの方が披露が激しいか、前には出ていくがブラホヴィッチの細かいパンチをもらってしまう。終盤にはブラホヴィッチがテイクダウンを奪い、これが決め手となったか判定3-0でブラホヴィッチ勝利。
ファブリシオ・ヴェウドゥム×-○アレクサンダー・ヴォルコフ(4R KO)
開始早々ヴェウドゥムがシングルレッグからテイクダウン。パウンドでヴォルコフを削るが、スタンドに戻るとヴォルコフがクリンチアッパー連打。ヴェウドゥムは再びテイクダウンを取ってこのラウンドはしっかり取るが、スタンドの攻防が危なっかしい。
2R、ヴォルコフはヴェウドゥムのタックルを切り、逆に蹴り足をつかんでヴェウドゥムを押し倒すが、グラウンドには付き合わない。それでもヴェウドゥムはラウンド終盤にテイクダウンからキムラを狙っていく。
3Rはヴェウドゥムが綺麗な潜りスイープからバックを奪うが、スタンドに戻したヴォルコフのパンチがヒット。ヴェウドゥムはカットで顔から流血し、かなり消耗している様子。一方のヴォルコフも手数が出ない。
迎えた4R、ヴェウドゥムのスイープを防いだヴォルコフがガード越しにパウンド。スタンドに戻るとヴェウドゥムが無理に打ち合いに挑むが、逆にパンチをもらいダウン!ヴォルコフのパウンドが入りストップ!
メイン、セミともにアンダードッグが勝つ展開となったが、ヘビー級・ライトヘビー級ともに「勢いのある選手が突き上げてきた」というよりは「ドングリの背比べ状態が加速した」という感じ。奇しくも次はミオシッチとコーミエの王者対決だし、両階級とも納得感のある挑戦者が出てくるまではしばらく時間がかかるか。