『Number』ボクシング特集
2018年 01月 20日
で、中身の方は…というと、特段目を引くような情報もない薄味あっさり仕立て。去年のボクシング特集では「世界王者国別分布図」とかそれなりに面白い切り口の記事を載せてくれていたのだが。一昔前の格闘技特集号と同じで、ファンからするとやっつけ感の強い出来上がりになっちゃったかなあ。
そんな中で比較的面白かったのが、比嘉大吾のインタビューに出てきた「井岡の試合後に余り時間で放送していた具志堅用高KO集を見てボクシングを始めた」というくだり。いや、この映像は自分も見て「すげえな」と思ったのでよく覚えてる。当時はレフェリングもけっこう雑で、ダウンして片膝ついた相手にとどめの一撃を入れてる場面もちょいちょいあるんだけどね。
それにしても、当時沖縄であの映像を見ていた中学生が6年と少しの後に世界王者に。そして、当時テレビの向こう側の存在だった井岡に統一戦を要求するが井岡は引退。人生は思わぬきっかけから変わっていくし、運命の皮肉っていうのはあるんだなあ。