拳四郎快勝、井上圧勝。
2017年 12月 31日
圧力をかけてくるペドロサに対し、拳四郎は距離を取りながらリードジャブをヒット。微妙だがまずはラウンドを取ったか。
拳四郎はもう少し手数が欲しいか…とも思えたが、2Rに入ると左右のボディやフックもヒット。徐々に強いパンチが入り出し、距離をコントロールされたペドロサは迂闊に前に出られなくなる。
迎えた4R、拳四郎の右がヒットしペドロサはよろめくように後退。ロープ際に詰めた拳四郎はノンストップの連打を叩き込むと、一旦逃れたペドロサに左ボディを突き差しダウンを奪取。最後は立ち上がったペドロサに再びボディ連打を入れフィニッシュ。
インターバル2ヶ月のスクランブル出場、かつ初めての生中継の試合でこのパフォーマンスは満点回答でしょう。これで地上波中継の顔としても定着しそう。マイク力の弱さは課題だが。
続いてメインのWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ、井上尚弥vsヨアン・ボワイヨ。
開始から井上のプレッシャーに下がり続けるボワイヨ。井上が強いパンチを繰り出すと、1R終了間際にボワイヨの打ち終わりに左フック!ボワイヨが弾き飛ばされるようにダウンした瞬間はこれで終わったか?と思ったが、ここはボワイヨが立ち上がる。
2R、早くも下がり続けるだけになったボワイヨに、井上は圧力をかけながら強いパンチ。ボワイヨもパンチを返すのだが打撃音が全く別物で、同体重の人間同士が戦っているとは思えない火力差を見せつける。
早くも勝負ありの雰囲気になった3R、井上が強烈な左ボディ。一拍置いてからダウンしたボワイヨは何とか立ち上がるものの、最後は井上のボディ2発を食らって再びダウンし試合終了。
これが大晦日だったらたけしが「早すぎだぞバカ野郎!」と怒り出すレベルの圧勝劇。井上にスーパーフライは軽すぎるし、日本は狭すぎるんだなあということを再認識させられた。バンタムに上げても対戦を受諾する王者探しは難航しそうという報道もあるが、強い奴が世界の頂点に立つというシンプルな図式は維持してほしいなあ。
更新される度に楽しく拝見させていただいておりました。
来年も期待しております!
井上の試合後、
WBO王者のゾラ二・テテが対戦に興味がある内容の発言をしていましたが、
テテも自らの価値を上げて統一戦を実現させたいでしょうから、井上×テテは可能性あるかと思っています。
とにかく井上には世界的にビッグになってほしいものです。
あけましておめでとうございます。今年も例年同様のペースで更新していくつもりですので、お手すきの時はコメントいただければ嬉しいです。
マッチメイクは簡単ではないでしょうが、井上にはバンタム級戦線を焼け野原にする勢いで勝ち進んでほしいです。
>ユウツギ様
毎回ながら見ていてため息と叫び声しか出てこないです。ロマチェンコもそうですが、途中は稽古をつけてやってるような雰囲気でしたね。