UFN119の感想
2017年 10月 29日
ヘルマンソンのタックルを受け止めたサントスが離れ際にパンチ連打。下がったヘルマンソンにさらにパンチを入れるが、必要以上に深追いはしない。この後もサントスが跳びヒザからのパンチなどを繰り出すが、1Rは終了か…と思ったところでサントスがまたも跳びヒザからのパンチ。下がったヘルマンソンに追撃のラッシュを入れダウンを奪うと、パウンド連打。ホーンと同時にレフェリーが止め、サントスがKO勝利。
フランシスコ・トリナウド○-×ジム・ミラー(判定)
1R、ミラーがトリナウドの蹴り足をつかんでテイクダウン。トリナウドが立ち上がるが、ミラーが今度はどんぴしゃのタイミングでタックルを入れテイクダウン。1Rはミラーがこのままトップポジションをキープし終了。
2Rはトリナウドが圧力を強め、テンカオや左右のフックをヒット。ミラーはタックルを切られ、苦しくなってくる。3Rはへろへろになったミラーが逆転のきっかけをつかめないまま終了。トリナウドはUFCでの試合がほぼブラジル大会だけなのね。
ペドロ・ムニョス○-×ロブ・フォント(1R ギロチンチョーク)
序盤から間合いを詰めての打撃戦。フォントのワンツーが入るがムニョスも左右のフックを入れ返す。リーチで勝るフォントが遠い距離からのパンチを入れ優勢か…と思ったところでムニョスが飛び込んでの右フック。効かされたフォントが苦し紛れのタックルに来たところをギロチンに捕らえると、そのまま回転してマウントの状態から締め上げタップ!地元のムニョスがお見事な一本勝ち。
デミアン・マイア×-○コルビー・コビントン(判定)
1Rはマイアが意外に打撃で優勢。左を入れてコビントンの顔面を流血させるが、一方でタックルはことごとく切られる。コビントンの細かいローももらい続け、互角以上の戦いではあるものの苦しい展開。
2R以降はマイアのタックルを切り続けたコビントンが細かいパンチを入れていく展開。コビントンもテイクダウンを警戒してか腰が引けた構えになっているが、マイアは生命線のテイクダウンを取れる気配がない。両者とも消耗が激しい状態で3Rを迎えるが、ペースはやはりコビントン。ワンツーをヒットさせると、最後はマイアのタックルをがぶった状態からパウンドを連打。顔面血まみれの状態で試合終了を迎えたマイアはタイトルマッチに続き連敗。
トップクラスのレスラーには勝てない、というマイアの限界がはっきりしてしまった試合。結果論としてスタンド勝負に行ったほうが良かったのかもしれないが、2R以降はその余力も残っていなかったか。コビントンはこれで上位戦線に割って入りそうだが、今日の試合内容も褒められたものではないのでタイトルマッチを口にするのはまだ早い感じ。
デレク・ブランソン○-×リョート・マチダ(1R KO)
リョートはいつもと同じ構えで距離を取りつつ、ブランソンが飛び込んでくるところに左のカウンター。ブランク明けの割にリョートがよく動けている印象だったが、ブランソンがなおも踏み込み左フックをヒット!そのままリョートを押し倒すようにダウンさせると、強烈なパウンドを叩き込みKO!場内お葬式のようなムード。
ブランク云々というよりはリョートが世代交代の波に完全に呑まれた、という方が適切か。ブランソンはビスピンやウィテカーの名前を出さずにロックホールドに対戦要求する辺り、段取りがよく分かってる。