Krush.77の感想
2017年 07月 21日
渡部がミドルからパンチ。インホァはハイ、さらにパンチを返す。渡部のパンチが入りインホァが一旦下がるが、インホァのパンチのタイミングも合いだしてくる。近距離での打ち合いで1Rが終了。
2Rも圧力をかける渡部。しかしインホァはそれを押し返すと、右ストレートをヒット。さらにハイ、左右のフックを入れていく。3Rもインホァがヒザ蹴りから左右のフックで攻勢。渡部はダウンは免れたが一方的に攻められ終了。判定でインホァが勝利。
チュー・ジェンリャン○-×小宮由紀博(判定)
後ろ回し蹴りを繰り出していくジェンリャンに、小宮はパンチからローで応戦。1R終盤にジェンリャンの後ろ回し蹴りが入り小宮ダウン。2R以降もジェンリャンはバックハンドブローや後ろ回し蹴りを交えたコンビネーションで圧倒。小宮が組んで凌ごうとしても、少しでも隙間が空くとボディ連打やアッパーを繰り出してくる。
判定は終始攻めたジェンリャンがフルマークで圧勝。回転系の技は普通出したところで一息ついてしまうが、ジェンリャンの場合はコンビネーションの中で普通に出してくる。どういうボディバランスしてるんだ。戦績を見るとイリアス・ブライドやジョムトーンにも勝っているらしいし、日本に継続参戦してくれないかな。
ジェン・ジュンフェン○-×卜部弘嵩(判定)
ジュンフェンは前蹴りで先手を取りながら鋭いパンチ。卜部はローキックを返すが手数が少ない。2R、ジュンフェンは強引に前に出て攻勢。パンチが入り卜部の腰がガクリと落ちるが、ダウンはギリギリのところで回避。3Rは卜部がローを効かせるようになり、終盤にはパンチでジュンフェンを下がらせる。
2Rジュンフェン、3R卜部でドローでいいように思ったが、判定は2-0でジュンフェン。
中国側の4勝2敗で勝ち越しという結果自体はさほど驚きではなく、最悪1勝5敗もあり得る…と思っていたのだが、その確実な1勝として見込んでいた卜部が敗れたのが衝撃。急成長している中国勢の強さを思い知らされた。これがK-1に大量参戦してきたら、勢力分布がガラリと変わりそうだな。