Krush.73の感想
2017年 02月 18日
中澤純○-×篠原悠人(2R KO)
前に出てローを入れる中澤に、篠原はジャブから右を打ちこむ。比較的静かな立ち上がりだったが、2Rに入ると引き続き圧力をかける中澤に篠原のパンチが入り出す。しかしロープ際に詰めた中澤がパンチをもらいながらもアッパーを打ちこみダウン奪取!立ち上がった篠原はパンチを返すが、中澤の連打をもらい2度目のダウンを喫したところでストップ。
小宮由紀博○-×松下大紀(判定)
開始から前に出た松下がねじ込むような右を入れる。立ち上がりは面食らった様子の小宮だが、すぐに立て直すと頭をつけるような近距離からショートの連打。松下もボディへのヒザを返し序盤からゴツゴツした展開となるが、小宮の方が上手く連打をまとめているか。
2R以降も密着した削り合いの展開が続くが、主導権を握ったのは小宮。パンチ連打とローを着実に効かせていく。松下も単発のパンチやヒザを返すが流れはひっくり返せず、判定2-0で小宮が勝利。-65キロトーナメントは2試合ともベテランが若手を破り決勝へ進出。
塚越仁志○-×モハン・ドラゴン(3R KO)
開始と同時に跳び蹴りで距離を詰めたモハンが叩き付けるような左右のフックを連打。距離を取りたい塚越だがモハンの勢いに呑まれるように被弾してしまい、右フックをもらったところで転倒するようにダウン。ダメージはさほどではなさそうだが、モハンが1Rから大きくリード。ただ空振りも多いのでガス欠が不安。
2Rも左右のフックを振るうモハンだが塚越もパンチを返し、モハンの動きが止まったところで連打。さらにボディへヒザを突き刺すが、モハンもパンチを入れ塚越を下がらせる。
塚越は逆転のためにはダウンを奪うしかない3R、1分過ぎのところで遂にモハンが失速。すかさずパンチをまとめて叩き込んだ塚越が起死回生のダウンを奪うと、すぐさま右ハイもヒット。モハンはフラフラとロープにもたれかかるように2度目のダウンを喫する。そして試合終了間際に塚越が右ストレートを打ち込み、モハンがうつ伏せにダウン。劇的な逆転KOで塚越が初防衛に成功。
いやもう、塚越は平成の名勝負製造機ですよ。間もなく平成終わっちゃうけど。負けたモハンも自分の戦い方を貫徹した末の見事な負けっぷり。これは二人ともK-1のウェルター級トーナメント当確だな。木村ミノルも絡んでくれば面白い階級になりそう。