UFC on FOXの感想
2017年 01月 30日
両者スタンドで距離の測り合い。アルロフスキーが踏み込んでパンチを出したところに、ガヌーが左から返しの右をヒット!ダウンしたアルロフスキーに追撃を入れてレフェリーストップ!
アルロフスキーの打たれ弱さを割り引く必要はあるが、ガヌーは中堅ランカーの元王者相手にインパクト十分の勝利。いよいよトップグループとの対戦が見えてきた。
ドナルド・セラーニ×-○ホルヘ・マスヴィダル(2R TKO)
セローニがパンチからロー、ミドルで攻める。しかしマスヴィダルのパンチもけっこうセローニの顔面を捉え、ラウンド終盤はセローニの蹴り足をマスヴィダルがキャッチする場面が増える。終了間際、セローニのミドルをつかんだマスヴィダルがワンツーを入れセローニダウン!マスヴィダルがパウンドを入れるが、セローニはラウンド終了のホーンに救われる。
2Rもダメージの残るセローニにマスヴィダルがパンチと組んでのヒザで攻め続けると、またもミドルをつかんでからのワンツーでダウンを奪取!最後はケージ際でマスヴィダルがセローニを滅多打ちにしたところでレフェリー止めた!
ウェルター級で快進撃を続けていたセローニがここでつまづくとは完全に予想外。日本でも残業時間の法規制が議論されている昨今、これはやはり働きすぎはよくないという文脈で捉えるべき事例か(そうなの?)。
ヴァレンティーナ・シェフチェンコ○-×ジュリアナ・ペーニャ(2R 腕十字)
開始早々ペーニャが組み付き、ケージへ押し込んでいく。ペーニャがヒザ蹴りにいったタイミングでシェフチェンコがテイクダウン。すぐ立ち上がるペーニャだが同じ展開から再びテイクダウンすると、シェフチェンコがパウンド。ガードに戻したペーニャは終了間際に下から腕十字にいくが、シェフチェンコが堪えてラウンド終了。
2Rもペーニャが組み付きケージへ押し込む展開。シェフチェンコはテイクダウンを一度は堪えるが、なおもしつこく組み付いていったペーニャがテイクダウン。ペーニャがパウンドを落とすが、シェフチェンコが下から腕十字を極め一本勝ち!
シェフチェンコがこの展開で勝つとは思っていなかった。もともとムエタイ出身の選手じゃなかったっけ?ペーニャはヌネス相手にこの戦い方で勝てるかなあ…という気もしたので、打撃でも渡りあえるはずのシェフチェンコの方が面白い試合になってくれそう。