UFC202の感想②
2016年 08月 22日
コディー・ガーブラント○-×水垣偉弥(1R KO)
開始からお互いのパンチが交錯。水垣がパンチを出そうとした瞬間にガーブランドの右がテンプルを打ち抜き、水垣ダウン!ガーブランドが追撃のパウンドを連打しレフェリー止めた!
わずか48秒、水垣にとっては予想以上に厳しい結果に。負けた相手が錚々たるメンバーなのでリリースはないと信じたいが…。
ティム・ミーンズ○-×サバウ・ホマシ(2R TKO)
圧力をかけるミーンズに、ホマシは出入りしながらのパンチから片足タックル。テイクダウンを奪うが、ミーンズ立ち上がる。ラウンド中盤から口を開けて下がり始めたホマシに、ミーンズはボディを入れるとさらに組んでのヒザ、スタンドでのヒジ連打。2Rに入ってもミーンズの攻撃は緩まず、ボディへの前蹴り、組み付いてのヒザ、ヒジでホマシを追い込んでいく。ホマシは顔面から流血しながら防戦一方となり、最後はスタンドで打たれ続けたところでハーブ・ディーンが珍しく常識的なストップ。ミーンズが緊急出場のホマシを一蹴。
イム・ヒュンギュ×-○マイク・ペリー(1R KO)
上背にかなり差がある対戦。ジリジリ圧力をかけるヒョンギュに、ペリーが右のカウンターをヒット。すぐさまトップポジションを取ると、マット・ヒューズ・ポジションからパウンド連打。スタンドに戻るが、ヒョンギュのパンチのタイミングを見切ったペリーがまたもカウンターの右でダウンを奪う。強烈なパウンドを入れ続け、スタンド再開後にあっさり3度目のダウンを奪ったところでレフェリーがストップ。こちらは代打出場のペリーがチャンスをものにした。
リック・ストーリー×-○ドナルド・セラーニ(1R TKO)
セラーニがタックルからテイクダウン。ストーリーはラバーガードの体勢を取ると、セラーニの立ち上がり際にタックルからテイクダウンを奪い返す。セラーニが三角から腕十字を狙うが、凌いだストーリーがバックを奪い返す。スタンドに戻った後はセラーニが左右のパンチを入れ攻め込む。お互いの動きが噛み合った好勝負。
2R、セラーニは1R終盤の勢いを持ち込み、グラウンドには行かずスタンドで攻勢。前蹴り、ボディへのヒザ、左右のパンチを叩き込みストーリーを追い込んでいく。最後はボディショットからストーリーが頭を下げたところに右ハイがヒット!背中を向けて後退したストーリーにヒザからパンチを叩き込みダウンさせると、追撃のパウンドを入れ勝負あり。ライト級に戻ってアルバレスと戦ったら?とも思っていたが、この内容ならウェルター級上位陣との対戦の方が楽しみになってきた。
アンソニー・ジョンソン○-×グローバー・テイシェイラ(1R KO)
開始から距離を詰めてパンチを振るう両者。ジョンソンがフックを見せた後、右アッパー一閃!打ち抜かれたテイシェイラが大の字に崩れ落ち、13秒で衝撃のKO。テイシェイラは何が起きたか理解できていないのか、抱き起したスタッフにタックルを入れていた。
ジョンソンは試合後のマイクで客席にいたコーミエを挑発。これはジョーンズの復帰がどうなるかに関係なく、再戦へ待ったなしだな。
それでいい試合になればいいですが、ヒョンギュは相手が小さいという事もあってか粗くなりすぎましたね
空気というのは読まなくても読みすぎてもダメなんだなー
あと今回前手でビンタして後ろ手で強いパンチてコンビネーションが多用されましたが、
これ有効なんですかね?
会場の空気に乗せられる部分は少なからずあるんでしょうね。
ニックが以前、相手の身体に触れてからパンチというコンビネーションを使っていて、触られるだけだと防衛本能が働かないので次のパンチへの反応が遅れる…という話を聞いたことがありますが、それとはまた違うんですかね。