K-1 -60kg日本代表決定トーナメント
2016年 05月 29日
1回戦の山本真弘戦では左右のフックを思い切り振るっていき、アッパー、更に左のボディストレート。そこから跳びヒザ一閃!ダウンした真弘はそのまま起き上がれず。時代の流れとはいえ、かつてこういう目にも止まらぬKO劇はそれこそ真弘のお家芸だったわけで、その真弘がこうして敗れる姿を見るのは切ないなあ。
続く準決勝の闘士戦では、いきなり大雅の飛び込みながらの左フックが入り闘士ダウン!立ち上がるもののファイティングポーズがとれず、大雅が秒殺KO。2試合の合計が3分かからない万全の状態で決勝進出。
迎えた功也戦、1Rは大雅が懐に飛び込み回転力のあるパンチ連打、さらに跳びヒザ。功也は自分のリズムが作れない。功也が遠い間合いからのパンチを出すが、大雅は倍・3倍の手数を返していく。
2Rに入ると落ち着いた展開になり、相手のスピードに慣れてきた功也はジャブを突きさし、さらにテンカオへ。大雅はノーモーションの左を返していく。
3R、大雅のショートレンジの右フックがヒット。功也は手数が出ない。1分を切ったところで功也の左が入るが、大雅もボディで反撃。終盤は近距離での打ち合いとなり試合終了。
2Rは功也のペースだったしドローでも良かった気はするが、判定は3-0で大雅。準決勝までの消耗度合いの差が勝敗を分けた感じ。大雅は一昨年にKrushで見ていて、当時は55キロでも線が細い印象だったのだが、今回は60キロで並み居るベテランを蹴散らし優勝。伸び盛りの選手の怖さを思い知らされた。とはいえ外国人相手の世界トーナメントだと、やはりフィジカル面で苦しむ展開になりそう。