コバレフvsパスカル
2016年 03月 11日
1R、パスカルが踏み込んだところにコバレフのジャブがタイミングよくヒット。パスカルが尻餅をつくが、レフェリーはスリップと判断。レフェリングに救われたパスカルだが、コバレフはリズムを乱されることなく攻めていく。
続く2Rも、コバレフがジャブ、ノーモーションの右、ワンツーを次々とヒット。早くもペースを握り、パスカルは下がる場面が目立つ。
3Rもコバレフがジャブから打ちおろしの右、さらにアッパーやボディも織り交ぜて攻勢。パスカルは飛び込んでの一発を狙っていき、終盤には打ち合いに持ち込むのだが、4Rもコバレフがジャブで先手を取り続け、パスカルが踏み込んでくるとカウンター。手詰まり感が出たパスカルは防戦一方になってくる。
5R開始早々、右ストレートをもらったパスカルがガクリと腰を落とす。何とかダウンは免れるが、この後もパスカルはロープにもたれかかり、クリンチで凌ぎ続けるのがやっと。コバレフは攻め急ぐことなく的確に打ちおろしの右やボディで攻勢。
この後もコバレフは焦ることなくジャブ、返しの右、ボディでパスカルをいたぶり続け、パスカルはダウンこそしないが立っているのがやっとの状態。結局7R終了時にレフェリーがストップし試合終了。名将ローチをつけたパスカルを、コバレフが難なく返り討ちにした。
コバレフはアウェーではあったが前回勝っている相手との再戦ということで、終始落ち着き払った戦いぶり。スティーブンソンとの4団体統一戦がなかなか実現しないのは残念だが、やっぱり強いわ。