またもオクタゴンに格闘の神降臨!怒涛のUFC196
2016年 03月 06日
ホーリー・ホルム×-○ミーシャ・テイト(5R 裸絞め)
ガードを高くしながら間合いを測り続けるミーシャ。ホルムはタックルを警戒して腰をおとして懐を深く構える。ミーシャがシングルレッグから離れ際に右を入れる場面もあったが、ホルムが圧力をかける時間帯が多い展開で1R終了。微妙だがホルムが取ったか。
2R開始早々、ミーシャが胴タックルからテイクダウンに成功。ホルムはハーフガードをキープしたままポジションを入れ替えようとするが、ミーシャはトップポジションを維持。肘やパウンドでホルムを削ると、バックマウントを奪いチョークへ。大ピンチを迎えたホルムだが、何とかラウンド終了まで凌ぐ。
一気に流れを引き寄せたミーシャだが、3R以降はテイクダウンを警戒するホルムに組み付くチャンスを作れず、組み付いてもすぐに体勢を入れ替えて突き放されてしまう。ホルムの攻撃も細かいパンチとサイドキックだけで決定的なダメージは与えていないのだが、1・3・4Rはホルムが取った印象で最終ラウンドへ。
ホルムはロンダ戦の前の戦い方に戻った感じだが、このまま判定で防衛か・・・と思ったところで、タックルに行ったミーシャが組み付くとホルムのバックへ!そのままおぶさるようにしながらチョークを極めると、前に振り落とされながらもクラッチを離さず絞め続ける!最後までタップしなかったホルムが失神する劇的な逆転一本勝ちでミーシャがベルトを奪取。
こんな劇的な逆転勝利があるのか、というぐらいの衝撃的な勝ち方。ロンダの復帰戦はミーシャとのタイトルマッチか、それともホルムとのリベンジマッチが優先か。
コナー・マクレガー×-○ネイト・ディアス(2R 裸絞め)
並ぶとやはり体格差のある両者。ネイトが組み付く場面でも上背の高さが目立つ。だがマクレガーはそれをものともせず圧力をかけネイトの懐へ飛び込むと、強烈な左を次々と打ち込んでいく。ヘッドスリップでダメージを殺しボディストレートを返すネイトだが、マクレガーの圧力にリズムをつかめずラウンド後半には顔面から流血。終盤に蹴り足をつかんだネイトがテイクダウンするが、マクレガーはアキレス固めからスイープ。階級が上のネイト相手に圧倒的な戦いぶりを見せる。
2R序盤、ダメージのせいか動きが落ちてきたネイトにマクレガーは引き続き猛攻。左右のパンチ、ボディ、さらにアッパーを打ち込んでいく。もはやフィニッシュも時間の問題か・・・と思えたところでネイトのワンツーがヒット!これでグラつきながら後退したマクレガーに、ネイトは一気に猛攻。ラッシュを仕掛けると、さらにクリンチしながらのパンチ連打。打ち返していくマクレガーだが、苦し紛れのタックルを切られるとネイトがギロチンからマウントへ移行。最後はバックを奪ったネイトがチョークを極め、マクレガーがタップ!ネイトがセミに続く劇的な逆転一本勝ち。
メイン・セミともにUFC側の思い描いていたストーリーをぶち壊すものだったが、これも格闘技の醍醐味か。マクレガーなら階級差の壁もクリアするのではないかと期待していたし、現に1Rはそれを予感させる戦いぶりだったが、最後は一発で流れをひっくり返された。ウェルター級での敗戦なのですぐさま商品価値を落とすものではないが、それでも「マクレガー神話」が一息つくことは間違いない。今回はボーナス抜きのファイトマネーがUFC史上初めて100万ドルを超えたが、今後はさすがにここまでの倍々ゲームは続かなくなるだろう。一方のネイトはこれまでの長期欠場をチャラにしたどころか倍・三倍のお釣りが返ってくるぐらいの大きな勝利。まさに一世一代の大博打で勝ってみせた。
今大会の結果を踏まえてUFC200のカードが決まるのだと思うが、果たしてどういう展開になっていくか。
放送終了についての発表はなし。人気ブログランキングへ
そしてホルムは寝かされるとどうにもならないことを露呈してしまいました。
でも、ロンダがホルムと再戦したとして、果たして転がすことができますかね。
柔道スタイルで組み付いてもホルムを寝かすことはなかなか出来ないことは、ミーシャとの対戦でも証明していました。
打撃へのカウンターで腰より下にタックル、というのをロンダが見せたことはないかと思います。
ミーシャ、ロンダ、ホルム、この3人でじゃんけん状態のような気がしますw
ネイトも一発のパンチから流れ変えたわけですが、
この一発が階級の差により大きなものになったのかもしれませんね。
次戦は誰との対戦になるんでしょうね。
今まで視聴環境が恵まれていた日本のファンですが、
PPVは仕方ないとしても、日本語の実況がなくなるのは辛いところですね。
日本語の実況がなくなるのは辛いですね
正直貧乏&ヌルオタなので日本語の実況がなくなると金を払って見続けるか微妙なところです
メインの前のライトヘビーの2試合は英語のみだったら下手したら寝オチしてメイン見逃してかもしれませんし
私もWOWOW中継を見ながら「日本語で解説してもらえないのは痛いなあ」と思っていました。金銭面も含め、日本の格闘技ファンには受難の時代が続きそうです。