曙vsサップ
2015年 11月 27日
曙が全日本を退団した時点で何となくこういう雰囲気は漂っていたので、それほどのサプライズ感はなし。それにしても今年の年末はヒョードルに魔裟斗に曙にサップ。やっぱり2000年代っていい時代だったということなのかしら。
まっとうな格闘技ファンからしたら賛否両論・・・というか否定的な意見しかないと思うのだが、個人的には必要悪として受け入れるしかないんじゃないの、と思っている。
「RIZINがこんな内容じゃ格闘技は駄目になる」という趣旨の意見をよく見かけるのだが、じゃあ2000年代前半の格闘技バブルで格闘技が駄目になったかといったら、しぶとく続いているわけでしょう。RIZINがこの先どれだけ続くかは正直よく分からないけど、少なくともRIZINのせいで日本の格闘技が死に絶えることにはならないと思う。
むしろ、かつてPRIDEを見ていた年代の選手が現在第一線で頑張っているのと同様、地上波のイベントを見て「格闘技はかっこいい、稼げる」と思う人が多少なりとも出てくることは、5年後10年後に効いてくるはず。地上波で格闘技が放送されるというのは結局こういうことなわけで、清貧の思想でいるよりは割り切って楽しんだ方が得なのでは。
だいたい今回のこのカード、サップのここ数年の劣化ぶりを考えると勝負論的にも十分面白いカードですよ。なんだかんだ言いつつ、みんな見ちゃうんじゃないの?

楽しみにしている人も大勢いるはずなのだから、水を差すようなことは控えてほしいものです。
なんだかんだで、かつてPRIDEをあそこまで盛り上げてきた榊原さんですから、デイナ社長だってそれなりに注視してるはずですよね。
あれだけおしゃべりなデイナ社長が、RIZINに関しては今のところ表立って発言していないあたりにも警戒感が見て取れます。
PRIDEの熱を知っているMMAファンなら、とにかく応援するしかないですよね。

デイナの沈黙は警戒なのか無視なのか…。とりあえず残り1ヶ月、かつての大晦日の熱気に近づくことを願ってます。
>ひで様
そこは榊原さんにとってもギャンブルですよねえ。フジテレビサイドにはこのカードが説得材料になってる面もあるでしょうし。