UFN78の感想
2015年 11月 23日
ニール・マグニー○-×ケルヴィン・ガステラム(判定)
ミドル級でも戦っていたガステラムだが、上背に勝るのはマグニー。1R序盤は互いに間合いを探りつつ飛び込んでのパンチを入れるが、マグニーが組み付きからテイクダウン。一度立ち上がったガステラムは一本背負いにいくが、これをつぶしたマグニーはバックマウントからチョーク。この後もマグニーはマウント・バックマウントでポジションをキープし続けガステラムを圧倒。
2Rはガステラムがケージ際に詰めて連打を入れるが、マグニーもすぐさまワンツースリー。打撃でも五分以上に渡りあっている感じ。このラウンドもマグニーが組み付いてからテイクダウンを奪い、バックをキープ。ガステラムはグラウンドで押されっぱなし。
3Rはグラウンドの時間帯は短かったものの、マグニーが組み付きを交えながらのパンチで攻勢。ガステラムは完全にペースを握られてしまい、反撃のきっかけがつかめない。
このまま何もできずに終わってしまうか、と思った4R、ガステラムの踏み込みながらのワンツーがヒットしマグニーがダウン!ガステラムは亀になったマグニーに追撃のパウンド。一度は立ち上がるマグニーだが、ガステラムのパンチをもらいまたもダウン。なんとかラウンド終了まで凌いだマグニーだが、流れが一気に変わってきた。
最終ラウンド、前のラウンドの勢いを持ち込んだガステラムはタックルからマグニーを抱え上げてテイクダウン。マグニーの三角もつぶしてパウンドで攻め込む。終了間際にマグニーがテイクダウンを取るも、ガステラムがすぐさま上を奪い返したところで試合終了。
3Rはやや微妙ながら個人的採点は1~3Rマグニー、4・5Rはガステラム。ジャッジも割れたが、スプリットでマグニー勝利。場内からブーイングが飛んだものの、まあ順当なジャッジでは。ガステラムは中盤までグラウンドで何もできなさすぎた。もっとも、4Rにダウンを2回取って10-9というのは少々可哀想で、MMAのジャッジももう少し10-8をつけるようになってもいいのでは。