ROAD TO UFC: JAPAN(Episode4)
2015年 07月 28日
今回は試合前の減量の厳しさをしっかり取り上げていたのが良かった。1度目の計量をパスできなかった大尊がサウナに入る際、ジョシュは中まで同行してアドバイス。もう、どれだけ視聴者に好印象を与えたら気が済むんだと。もし今週選挙があったら俺、無効票覚悟で「ジョシュ・バーネット」と書きますよ。
計量後の食事シーンでは大尊がセコンドに「味噌汁に塩入れた?ここで塩取ったらムクむだろ!」といきなりキレる一幕が。どこのDV夫だよ、と思いながら見ていたのだがスタジオゲストのKIDは「あー、分かる分かる」という反応。リカバリーの食事はここまで気を使ってるのか。これは格闘技ファンにとっても新しい発見。
試合の方は両者ともにパンチで一発を狙っていく展開からスタート。大尊の左が時おり廣田の顔面を捉えるのだが、左フックは空振りさせられる場面が目立つ。細かいパンチを入れた廣田が手数で優勢、印象に残るヒットは大尊が多かったか。
2R、大尊はタックルからテイクダウンに成功するが、廣田はすぐに立ち上がるとケージに押し込んで脇を指してからテイクダウン。トップポジションをキープしてコツコツ削っていく。大尊は終盤にスタンドに戻すものの逆転の一撃は入れられず、判定2-0で廣田が勝利。大尊はもう少し攻撃に幅が欲しかった。初のフェザー級でコンディション作りにも苦しんだか。
おばあちゃんと二人暮らしという大尊の境遇は、ある意味ベタではあるのだが視聴者的には応援したくなる構図。残念ながら今回の「負けられない理由」は結果に結びついてくれなかった。UFCとの再契約を狙う廣田にも「ラストチャンス」という悲壮感が漂っていいはずなのだが、今の所その辺のストーリーが上手くアピールできていない感じを受ける。

試合に持って行くまでの過程で、その放送会で対戦する2選手にクローズアップして、コーチの選手評や、その選手のバックグラウンド、その選手の発言などなどで、煽っていくわけですね。
まあ番組として面白くする必要はあるわけですが、視聴者からすると「この選手凄いのかも」と想像してしまうわけですね。
で、試合が始まったときの、その裏切られた感を何度味わったことかw
ストレートにUFCデビューできない予備軍的なレベルの選手が集まってくるわけで、当たり前なんでしょうけど。
そういえば、ディラショーもTUFで観てたときは、あそこまで強くなるなんて想像してませんでしたねぇ。
自分はTUFは見たことないのですが、Road to~の場合、事前の煽りである程度感情移入できるので、面白くない展開の試合でも緊張感を持ってみることができます。今回がまさにそうだったんですが。この中から将来化ける選手が出てきたら面白いですよねえ。

廣田選手の悲壮感は私もオンエアからはあまり感じませんでした。ただ、ジョシュ選手の「イツモレンシュウ、イツモミテルヨ」に号泣してしまいました。
番組については、ウィッキー選手の試合の時に、ジョシュ選手が「テンカオ!」と指示していました。そしてその言葉の意味をテロップに流さないテンポがとても心地好いです。
テーマソング?のロッソが大好きなので、BGVとしても最適です。
ブログ、楽しみにしています。
コメントありがとうございます。「地上波放送なら格闘技を見る層」は結構いるはずで、その点でもこの番組が始まったのはかなり大きいと思っています。
ツイッターなんかを見ているとMCの品川の評判がやたら悪いですが、全体的に非常にいい作りの番組になっているので今後が楽しみです。episode5の感想もアップしましたので、そちらもご覧いただければ。