キンボvsケンシャム
2015年 06月 20日
キンボ・スライス○-×ケン・シャムロック(1R KO)
開始と同時にシャムロックがのっそりとダブルレッグ。正面から受け止めたキンボは、一度尻餅はつかされるがすぐ立ち上がる。一度離れた後、シャムロックが今度はシングルレッグからテイクダウンを奪い、バックマウントを取ると裸絞めへ。キンボは身体を完全に伸ばされてしまい、これで勝負ありか・・・という様子だったが(というかマットを軽く叩いてるようにも見えたが)、仰向けになりながら粘り続け、これを脱出。立ち上がり際にパンチを入れたキンボは、ケージ際で打ち合いに持ち込むと右ストレートをヒット。シャムロックが崩れ落ちたところでレフェリーがすかさずストップし、キンボが逆転KO勝利。
2015年にこの二人が試合をして緻密なMMAが見れるなどとは微塵も思っていなかったが、予想を上回る大味な展開。今回は他のカードも早期KO・一本決着が多かったが、何なんだろう、スコット・コーカー体制のBellatorから漂う、このそこはかとない「HERO’S感」は。
てなことを思っていたら、9月に開催するGLORYとの合同興業の大会名が「DYNAMITE」。うわあ…。
あれナチュラルで作れるものですかね。
あの試合観てて思い出したのは、晩年(っていう表現は正しくはないですね)の馬場さんの試合でしたよ。
キンボの攻撃が効いてるようにも見えなかったので、タップしなくてもまともに食らう前に止めてもらうようにしてたのでは、と疑っています。
一応二人とも抜き打ち検査はクリアしているはずですが、ジョー・シルバもブック説を唱えてますね。とにかく近年には珍しいエンタメ路線に振り切った試合でした。