長谷川穂積、現役続行
2015年 01月 17日
格闘家が納得できるまで戦い尽くしたかどうかは本人にしか分からない世界であり、網膜剥離のようにルール上ストップをかけられる状態でないのであれば、最後は本人(及び陣営)の決断を尊重するしかない。そういう原則論を述べたうえで、今回のニュースについては「もういいんじゃないのか・・・」と思わざるを得ない。
世界戦で計3度のKO負けを喫している長谷川にダメージの蓄積があるのは明らかで、マルチネス戦でも攻守ともに衰えているのは明白だった。ジョニゴンに敗れてからスーパーバンタムで再起した際は「もう一息頑張る姿を見届けたい」と思えたのだが、これ以降長谷川が試合を重ねていっても、そのストーリーに乗っかれる自信がないのだ。
ボクシングに限らず、素晴らしい実績を残した格闘家が引退のタイミングを見誤り、キャリア末期に不必要な黒星とダメージを重ねてしまった例は枚挙にいとまがない。名王者ほど引き際の判断が難しい、ということを今さらながら実感させられるニュースだった。
辰吉選手とダブってしまいますよねぇ。
ご家族も納得された上での決断であればいいのですが・・・
辰吉もそうですが、決断し責任を負うべきは本人なのか家族なのか陣営なのか、本当に答のない難問です。ミルコの件は改めて書かせてもらいます。
>ユウツギ様
マラビージャも現役続行でしたか!名誉も金もそれなり以上に手にしたであろうに、この辺の格闘家の心情は本人にしか分からない世界ですね。