REAL 1の感想
2014年 12月 27日
ホベルト・サトシ・ソウザ○-×ジョン・ドジェ(1R チョークスリーパー)
サトシがタックルからテイクダウンを奪いあっさりマウントへ移行。パウンドを入れた後、背中を向けたドジェにあっさりチョークを極め一本。この大会、試合経過の描写以外に感想が浮かばない試合が多くて困る。
宮田和幸○-×アスカー・ウンベルトフ (2R 肩固め)
1R、ウンベルトフが蹴り足をつかんだまま左フックを入れ宮田がダウン。追撃のパウンドで攻め込まれヒヤリとしたが、宮田は体勢を入れ替えるとギロチンやアームバーを仕掛けていく。ウンベルトフのパワーに手こずりつつも徐々に流れを引き戻した宮田は、2R開始早々にテイクダウンを奪うと肩固めで一本。2年ぶりの再起戦を白星で飾った。
高瀬大樹×-○カルロス・トヨタ(1R KO)
むりやり増量しました感満載のだるだるボディの高瀬、トヨタの右フックを食らって大の字にダウンし秒殺KO負け。こういう試合を受けないと食べていけないのかなあ・・・とかわいそうになってくる負け方。
関根シュレック秀樹○-×河野隆太(1R TKO)
序盤からシュレックのローに足が流れる河野。パンチを空振りして倒れ込んだシュレックに河野が覆いかぶさる、という大味感満載の攻防もあったが、最後は河野のタックルをがぶったシュレックがバックに回り、パウンド連打でTKO。
菊田早苗×-○ソン・ケナン(判定)
組み付いてテイクダウンを取りたい菊田だが、逆にケナンに上のポジションを取られ、パウンドをもらい続ける苦しい展開。2Rもこの流れは変わらず、起死回生の足関節も不発に終わった菊田はいいところなく敗北。43歳という年齢を考えれば致し方ないのだが、菊田ほどの選手ならもう少しきれいなキャリア末期を迎えられなかったのか・・・とも思ってしまう。
マルコス・ヨシオ・ソウザ○-×高木健太(1R 腕十字)
1R前半はソウザのタックルを切った高木がスタンドの打撃で押し気味に進めていくが、中盤にパンチに合わせてタックルを入れたソウザがようやくテイクダウンに成功。この後はソウザの独壇場で、マウントやバックのポジションをキープしながらパウンドで削り続け、最後は腕十字で一本。
ソウザはMMA4戦目ということもあり、全体的に粗さも目立つ試合内容。テイクダウンディフェンスのそこそこ強い選手なら十分に勝機があると思えるのだが、REAL側はそこまで厳しい相手を当てるつもりもないか。
クロン・グレイシー○-×キム・ヒョンス(1R 腕十字)
開始早々組み付いて自ら引き込んだクロンが、ガードポジションからするする足を上げていくとアッサリ腕十字を極めて一本。一昔前のグラップリング技術を使って、それで勝てるレベルの相手に勝った、という以外に説明の必要がなさそうな試合。
全体としてKO・一本が多く決して悪い興業ではなかったのだろうが、如何せん会場選びを間違えた。テレビの画面を見ていた嫁(格闘技素人)が「客席ガラガラじゃない」と即座に見破っていたもの。山田代表の資金力がどこまで持つのか、他人事ながら心配になってくる。