ジョニゴンvsアルセ他
2014年 11月 15日
1Rはお互い様子見の感じだが、プレッシャーをかけた分レベデフのラウンド。終盤からレベデフは手数が増え始めた。と思った2R、レベデフの振りぬいた左がもろに入り、コロジーが崩れ落ちるようにダウン。レベデフが一撃KOで防衛に成功。
続いてWBC世界フェザー級タイトルマッチ、ジョニー・ゴンサレス vs ホルヘ・アルセ。どっしり構えて圧力をかけるジョニゴンに、アルセは細かい出入りでチャンスを窺う。アルセの動きも悪くないのだが、2Rからジョニゴンが上手くパンチを合わせ出して優勢に。ジワジワと圧力を強めたジョニゴンは3Rに左フックを入れてダウンを奪う。
アルセも根性を見せるのだが一発の威力に差がありすぎる感じで、5Rにはジョニゴンがまたも左フックを打ち抜き2度目のダウン。過去の試合もそうだが、ジョニゴンは本当になぎ倒すようなダウンを奪う。
勝負は実質5Rでついており、この後は足の踏ん張りが効かなくなっているアルセにジョニゴンはボディで追い打ちというエグい攻め。アルセも5階級制覇王者の意地を見せ粘り続けるものの、9Rにジョニゴンの左ショートが入りアルセ3度目のダウン。結局11Rにジョニゴンが連打を入れたところでレフェリーが見かねたようにストップ。止めるタイミングとして中途半端な気もしたが、まあこれ以上続けても仕方ないか。6階級制覇を狙ったアルセがパワーの差に屈した。
それにしてもジョニゴンは「モンスターレフトの最初の犠牲者」という認識しかしていなかったのだが、その後は長谷川を破り、王座陥落を経験しながらも現在こうしてトップに君臨している。ファイトスタイルの割には息の長い選手だ。